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自由が丘に彗星のごとく現れた新店「まーに」は美味しく食べて、飲んで、店内全員の一体感が感じられるイタリアンバル(いや、スナックかな?)


自由が丘デパートの3階に新しくオープンした手打ちパスタとぬか漬けが売りのバルのような「まーに(”ま〜に”が正式表記です)」さんに行って来ました。

こちらのお店は、以前ブログに書いた隠れ家イタリアン「mondo」さんから独立された石原由佳子さんが”おかみ”として、お一人で全てをこなしているカウンターのみというスタイルです。

以前のmondoさんに行った時のブログです↓

店名の「まーに(ま~に)」はイタリア語で「手」という意味で、手打ちパスタもぬか漬けも直接手でこねたり、形を作ったりするので、ピッタリな店名です!

さて、本題の昨日伺った時の話へ。

まず、駅を出てすぐの昭和レトロ感満載の自由が丘デパートに入って3階まで階段を登り、てくてく歩いて行くと、こんな小洒落たお店が!

まだ開店祝いのお花がありました!


この看板が目印です。

ロゴがカワイイです!

カウンター8席で満席になってしまうお店はすでに、半分くらい埋まっていました。
後から、一人のおじさまがやって来て、ほぼ満席。

店内はシックな感じです。お写真はま〜にさんのFacebookより


まず一杯目は泡を。

スッキリ、フルーティ!


お通しに出て来たのが、鯖とカポナータ。

香ばしくカリッとした皮に柔らかく脂の乗った鯖。その下にカポナータがあり、全部を合わせて食べると鯖の旨味がさらに引き立って、とてもワインに合います!


まず、頼んだのはトリッパのサラダ。
細切りの白いトリッパはセロリなどと混ざって上にパクチーが乗っているという、今まで出会ったことのないクリエイティブな料理で、味も最高!

これ、トリッパです!

次に頼んだのは、王様しいたけと鮎の熟れクリーム。
名前からどんな料理が出てくるか想像出来なかったのですが、こちらです。

王様しいたけです!

かなり大きな椎茸を少し厚めに切って、クリームのお味は酸味を感じないちょうど良い濃厚さ。

そして、次のワインは微発砲のオレンジワインです。発酵感がちょうど良く、マルヴァジアの葡萄のフルーティで華やかな感じが、かなり好みでした!

自宅用にも買いたいくらい!

次は、看板にもなっているぬか漬けと、お客の一人のおじさまが、今日採れたての一株という超特大サイズのセロリを持って来てくださったので、みんなでいただきました。

いやー、ぬか漬けは看板だけあって超絶美味しい!
そして、セロリはまるでエグみがなく、甘さを感じるくらいの美味しさでした。

向こうから、生姜、きゅうり、長芋、カブ、パプリカ
セロリ自体が美味しくて、塩で十分なくらいでした


次に頼んだのは、ロールキャベツ極みえのき

ロールキャベツのお肉に甘みを感じて、おかみに尋ねると、豚肉を発酵させているそう。かなりこれも美味!

極みえのきもまたすごくて、えのき炒めに乗っているのは乾燥し発酵させた粉末のえのき!
鰹節のようなえのきをふりかけたえのき三昧!その美味しさにまた仰天!

中の豚肉に甘みを感じる絶品
上にかかっているのはえのきを乾燥させ、発酵させたもの


そして、次のワインをオーダー。
キャンティ•クラシコでサンジョベーゼの華やかさを。

おかみの石原さんがワインの背後でせっせとお料理を作ってます!
和装がステキ!


そして、楽しみにしていた手打ちパスタ!
筍と手打ちパスタのもちもちした食感に、木の芽がピリッとしてクリームの味を締めていて、かなり美味しかったです!

薄く切ったタケノコなので、歯列矯正中の私でも楽に噛めました


次もまたサンジョベーゼですが、ワインの名前が分からず。。。
こちらも非常に華やかで美味しかったけです。

サンジョベーゼ好きなので、かなり当たりワインでした!


何となくまだ食べられそうで、ジビエノパテカンを。パテ•ド•カンパーニュの省略です。
ジビエの臭みがまるでなく、しかも脂の具合もしつこくなく、赤ワインにピッタリでした!

赤ワインのおともに


そうこうしていたら、mondoの宮木シェフがやって来たり、その後、mondoのお食事後に立ち寄られた私と世代が近そうなステキなお二人もやって来て、どんどん盛り上がってきました!

駅に近いので、mondo帰りの2軒目という感じで遊びに行くのも楽しそうです!

宮木シェフが、お通しを持ってきてくださっていて、私は鯖のカポナータをいただいたのに、2回目のお通しをいただいてしまいました。
これがまた、見た目ではまるで分からないですが、超絶美味しくて、今まで食べたことがない味!
もはや、mondoです!

酔っ払って具材を聞いたのに忘れてしまいました。。。


スタッフさんたちが帰り、おかみと宮木シェフ、私たちというメンツになり、宮木シェフがイタリアまで連れて行ったという茶トラ猫のピッコロちゃんの話をしたり、自分達世代の邦楽話で盛り上がり、スナックっぽい雰囲気になって来て(スナックは行ったことないのですが)、めちゃくちゃ盛り上がりました。

宮木シェフはイタリア料理では、天井人みたいな存在だったので、懐かしのあのアーティストみたいな話が出来るなんて、この「ま〜に」さんでしかあり得ないだろうなぁと思いました。

宮木シェフがコロナ禍のお店を語るインタビュー記事↓


おかみの人柄がすごく陽気で飾らず、またお店もカウンターが調理場を囲うように作られているので、他のお客さんを交えて楽しく盛り上がれるんですよね。

お料理は違うけど、宮古島の居酒屋で感じたようなお店とお客さんが作りだす、「同じ空間でみんなワイワイ楽しもう」的な温かい空気を感じました。

お料理でも、ワインでも、お客さん同士の会でも、ちむどんどん(心が躍る)しっぱなしでした!

またちむどんどんしに近々お伺いしたいと思います!
(私の中で、ちむどんどんという言葉が流行っていますので、最近頻出しがちです)


お店のインスタグラムはこちら↓

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