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月一登山3回目「杉坂峠」そして樹からのメッセージ

県内最大の杉の木に案内してもらえる事になり
車で1時間ほどの多賀大社の近くの集落へ向かう

本当は歩いて登りたかったのだけど、案内してくださる人の都合で、車で登ることになった時、私の脳裏に浮かんだのは、細い山道をくねくねと車で登るイメージ・・・普通車で狭い道は避けたいよーって思って、友達の軽自動車に乗せてもらいたいと言ったら、彼女は普通車の方がいいから、私の車を出してと言われた(・・;)

一瞬、大丈夫か?
と思ったものの、喧嘩をするほどのことでもないので、なんとかなるだろうと、マイカーの「アリス」で出発!!

案内人のおじさまは89歳、カナダで育ち、結婚して奥さんの家に入られ、築100年以上の家を奥さん亡き後、1人で守っておられる。観光ガイドを長年なさって、各地を歩き回ったそうで、周辺の山は特に詳しい。

おじさまを乗せて、アリスに
「山道を登るけど、よろしくお願いします」と言って、おじさまの家を後にする。

私は、山奥に住む親戚の叔父、叔母の家に度々訪ねるので、坂道をくるくると登ることには慣れていたけれど、この道はすごく狭かった^^;。対向車など来たら下がることも、よけることもできない!!幸い、一台も出会わなかったけれど。
おじさまが
「運転上手ですね」
と言って下さり、嬉しかった。
お目当ての杉の木に着いた時には友達は
「怖かった、みーちゃんよく運転できたねー」と言ってくれて、私の車で来てよかったんだと思った。


イザナギの命が降臨された場所らしい


県内最大の巨木

そこでおじさまの話を色々聞き、また車に乗ってさらに上へ進み、平坦な広い県道になり、今度は下り道をゆっくり進む。


薩摩杉とお地蔵さま

廃村になったところを過ぎ、しばらく行くと、とてもいい景色のところがあり、降りてみた


とても静かで、空気が澄んでいた。

ここに来られたことに感謝した、おじさまありがとうございます✨

途中の山肌に少し窪んだところがあり、そこは隕石が落ちた場所だと言われているとのこと。


写真でみるとよくわかりませんが、ちょうど真ん中あたりが窪んでいる

その落ちたと言われる隕石らしきものがどの石かわからず、ホントかな?と思いました。

またどんどん降りていくと、両側が花崗岩だったか石灰岩だったか忘れたのですが、そのどちらかに囲まれた地形があり、川には全く水がなく、

「石灰岩が水を吸収するので、雨の後しか水はない」とのこと。

川底に降りられるところがあり、降りてみた・・・

ここでお弁当を広げてピクニックしたくなった。


道はアスファルトではない


橋の下から
紅葉は終わってるけど綺麗
ここで行をされていた


川底でポーズ
行をされた場所

また車に乗って、しばらくいくと、川の中に水が湧き出ているところがあり、そこから先の川は水が流れていた


綺麗
岩から水が出ている

そして、ちょうど山道を一周したような道のりで、おじさまの家に着き、鈴なりのキウィとゆずをもらって帰りました。


🥝をちぎるのは初めての体験
ゆずはおじさまが取って下さった

杉坂峠は、多賀大社の万灯祭の時にそこで火を焚き、その様子がちょうど多賀大社から見えるようになっているとのこと。

三本杉

当社の東、約6キロの地に杉坂峠の三本杉がある。この三本杉は当社のご神木です。

神代の昔、国生みの大業を終えられた伊邪那岐大神は高天の原からこの峠に天降られ、休息をなさった時に、土地の老人が粟の飯を献上した。大神はご機嫌麗しくお召し上がりになり、食後その杉箸を地面に刺したところ、その杉箸が根付き今見るような大木になったといわれています。

多賀大社ホームページより


あの杉の木は推定樹齢400年と書いてあったけれど、神代の昔に伊邪那岐大神が降臨された時の杉箸だとしたら、もっと昔のものではないかしら?と思います。
次に来るときはゆっくりと一日かけて歩いて登りたいな〜


木からのメッセージを書いている本があるので、紹介させて下さい。
この本は、フィンドホーン財団のドロシー・マクレーンを通して伝えられたさまざまな木からのメッセージが書かれています。



2002年9月、バーモント州ブリストルにあるバーモント・フォレスト(VFF)はドロシー・マクレーンを招いて、彼女が木から受け取った数々のメッセージを伝えていただきました。彼女は一つの大切な問題を投げかけました。人間と木との関係とは、一体何なのでしょうか?彼女のメッセージは私たちへの警告でした。人類が生き延びるためには、古木を保護し、地球上に森林を復活させる必要があると、私たちに呼びかけているのです。

序文より抜粋

さらに私は次のように言われました。
「一つの植物に関する人間の思考そのものが、自然界との接触を作り出していることを知っていますか?大した接触でもなければ、長続きするものでもありませんが、思考の世界で人間は私たちの世界に足を踏み入れてきました。私たちが『一つの世界』について知る時、それは現実の話であって、空想ではありません。あなた方がこのことを何一つ、知らないからと言って、このことが真実でなくなったり、現実でなくなったりすることはありません。あなたの思考が他の人や社会にどれほど大きな影響を与えるかわかりさえすれば、あなたはもっと注意深くなるでしょう。どの思考も影響力を持っています。思考は命を動かすからです。でも、建設的な方向へと動かすことは滅多にありません。純粋な思考は貴重です。そしてとても強力です」
もちろん、木も自然界も私たち人間が話すようには話しません。彼らとコンタクトする時、私は言葉を聞くのではなく、私自身の言葉で自分が体験したことの意味を伝えています。この本に収められているメッセージは、個々の木や自然の魂からきたものではなく、それぞれの種全体を統括している魂から伝えられたものです。

この本について、ドロシー・マクレーンより

この本には地上の自然林の3分の2が切り倒されていて、さらに熱帯林も寒帯林も、急速に伐採されつつあると書いてあります。そんな世界の状況の中、日本の国土は80パーセントが森林であるということを聞いて驚きました。杉坂峠を走っている時、おじさまが
「この辺の杉の木は全く手入れされていないから伸び放題で勿体無い」と言われていました。日本にこんなにたくさんの木があるのに、安い木を輸入して使っているそうです。

改めて、この本を読んでみて、木が私たちのためにあるということを知りましたが、全ての自然は私たちのためにあり、私たちはその自然に対して、感謝の思いを持ち、話しかけるような気持ちで接していけばいいんだって思います。

もう一つ、大切なメッセージがあるので、それはまた次回にします。

杉の大木に会ったことで、この本のことを思い出し、こうして読んでいただけたことに感謝いたします。

ありがとうございます✨


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