映画『トールキン 旅の始まり』
今日は、お休み中に観た映画『トールキン 旅の始まり(原題:Tolkien)』のレビュー書きます。
この映画は、題名のとうりJ•R•R・Tolkien の伝記映画。彼はあの「指輪物語」や「ホビットの冒険」の作者として有名。
私もこの両作を観ていますが、この作品を観るまでは作者の事はあまり知らなかったです。
最初から最後まで観て、かなりグッとくるものがあり涙が出ました。ぜひ観て欲しいおすすめ出来る作品です。
この作品には人との出会いと別れ、そして様々な分断が描かれています。それは、色んな要素が絡み合ってると言えますが戦争中という背景が非常に影響している。
“幸せ”ってなんだろうとすごい思いました。
これを探究するのが、「生きる」事であるとするなら無駄死にしてはいけません。
しかし、人は必ずみんな死にます。だから時間は限られている。
トールキンという人物が、ファンタジーを執筆する際にきっと“マジック”をかけたかったのだと思います。
彼が生きた“以上”の世の中を継承したかったという熱い想いのようなものを感じる。最愛の女性にかけた言葉からも彼自身のそういった意志の強さが分かります。
彼自身の軸があったからこそ今でも多くの人から愛される作品を残せたということ。
これは、創作の本質ですね。
トールキンは幼少時、母親の急死から心の拠り所をなくしています。それ故に、繊細さと意志を兼ね備えたファンタジーの継承者になったといえる。
ちゃんと「生きた」人物だったし、今もしっかり物語として生きている。決して死んではいない。
信念があるのは素敵だと思います。
伝記物、歴史物、青春物としても堪能出来る良い作品でした。おすすめできます!
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