見出し画像

何歳から始めるか。

英語を使えるようにしたい人は、何歳から始めるのが正解なのだろうか?

もちろん、英語は音を重視した方が良いので早い年齢から音を沢山聞いているのは一種の強みだと思う。
その観点から考えると、英語に触れるのはできる限り早い方が良いという話になる。

けれども、語学力をちゃんと高めてコミュニケーションを取れるようにするには、そうなるまで継続していくのが大切。

無理やりに、他人の指示に従っている状態では苦痛の方が強くなり、使えるようになる前に辞めてしまうだろう…

大人でもそうなのだから、子供だったら尚更だ。

強制的に継続する仕組みを他人から与えられ、自分で歩み出していない状態だと、はっきり言って与えられたインプットをする意欲しか湧かず、どうやってその覚えた言語を運用するかまで考えが及ばないだろう。

いくら暗記だけして勉強としての、「英語」教科を習得したとして点数のみは上がるのかもしれないが、実際に英語で外国人と上手くコミュニケーションを取れない可能性もかなり高い。

コミュニケーション力とは、相手の話をよく聞き、理解しどうすれば伝わるか工夫する日々の地道な積み重ねであるからだ。

書いておきたいのだが、コミュニケーションはただ一方的に知識を用いて、相手にそれを投げるために話すだけではない。

ただ、単語や文法や表現の羅列を聞き取れてそれを自分の解釈で訳すだけ。
それだけでは、相手への解像度が低過ぎて上手く伝わらない。

ただお勉強が出来るだけの、頭でっかちの完成となってしまう。

資格試験で高得点が取れていても、大量に言語を使えない人がいる挙動と似た雰囲気になるだけだ。

自分から肩の力を抜き楽しんで身につけられない状態にすれば、ただただ鬱陶しく教科としての英語を嫌いになり、その先の使えるようにするまでの運用の工夫なんて不可能になってしまうのだ。

早くからとりあえず始めなければいけないと、強制されたような雰囲気で取り組むなんて継続が難しいからもっての他。

何歳から始めるかは、何歳から興味を持ち自発的に学び始められるかにかかっている。

それが早ければ良い事だけれど、必ずそれが正解というわけでもない。

やらされてるなんて思い始めたり、苦痛の方が大きければ、何か方法がおかしい。

自発的に継続できる仕組みを作れないなら、何歳から始めようがそんなに意味はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?