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軽度の統合失調症って?私の場合の症状

みなさんこんにちは。
私のnoteに来ていただき、お目にとめていただきありがとうございます。


前回の記事
では、
私が特別な属性をもっているというお話ときっかけ等を軽くお話させていただきました。

今回の記事では、
実際に病気になってから私が認識している病状についてお話したいと思います。

統合失調症は100人に1人の比率で発症すると言われている思ったよりも一般的な病気ですがなかなか知られていないのが現状。
なかなか興味がないトピックかもしれませんが、世の中にはこのような病気もあるんだな~と見識を広げる気持ちで見ていただけますと嬉しいです。うれしいうれしい!

大きく分けて、
①発症の前兆(社会人1年目のころ)
②明らかな病状(一番激しかったころ)
③その後のゆるやかでわかりにくい病気の症状(入院後の経過を含め)
の流れで紹介していきますね!


まず
①発症の前兆
社会人1年目を経験している最中の病気の症状であろうことについて。
これは最中には自分ではほぼ異変に気付いていません
後から振り返って、ああ、そういえば・・と思った症状などになります。
実は、統合失調症、特に最初、病状が出ていても、自分では自分がいつもと違うことを認識しにくい病気なんですね。

・電車で帰宅中に涙が止まらない
(これは病状とは違うかも、ストレスの現れかな?)
・かと思えば、妙に躁っぽい時も多い
(変に明るい色のものを買い集め始めたり、行動的になったり…)
・誰かにつけられている、狙われている感じがして怖い。寝る時に包丁を枕元に置いて眠るほど。
(これは、統合失調症の初めの症状と言えば‥というような 被害妄想 の症状かと思います。盗聴器を仕掛けられている・・と言い出す人が多いと聞いたことがあります。)
・職場で悪く言われている気がしておどおど過ごす
(これも被害妄想ですね)
精神状態が高ぶっている感じ
(リラックスしていない感じで体が休まらない感じ)
・まともな判断が自分でできない、うまく考えることができない
(これはもう実家に帰って来てからですが、自分で考えるということが全くできていなかったように思います。感覚のみで生きている感じ)


つづいて
②明らかな病状
実家にもどってきて落ち着いたかと思ったところ、恋愛沙汰など人間関係でストレスを受け、どんどん病状が悪化していたころのことです。一番激しい病状になります。明らかに異常で母に病院に連れていかれたのもこのころ。

被害妄想 
(元カレが家に襲いに来るかも 等 今考えればありえない妄想)
幻聴
(前の職場の人や友人などの声が聞こえてくるので、それに答えたりもしていた。)
幻覚
(脳裏にいろんなイメージや映像が浮かんでくる感じ。スピリチュアルっぽい不思議体験をしている感じ)
衝動的行動客観的視点が失われる
(幻聴・幻覚に苦しむため、それに行動を左右される。こんなものが聞こえた、見えたからこうしなきゃ!など。周りに変に思われるだろうと普通考えられることが考えられない状態。)
・客観的視点が失われると似ているが独り言ばかり言う
(社会を私が悪くした、、など変なことも言っていたらしい)
・自分で自分の世話ができない
(お風呂や食事が一人でできない、食欲も落ちる)
不眠
(精神の高ぶり、緊張状態で眠ることも休むこともできない)


③その後のゆるやかでわかりにくい病気の症状
激しい症状をもって入院し、退院したのち
ゆるやかに調子が良くなったり悪くなったりを経ながらその中で感じた、これって病気の影響かも。という感じのことです。
激しい落ち込み
(希死念慮を含む激しい気持ちの落ち込み。なかなか楽しい時間が過ごせない、辛い、寂しいなどネガティブな気持ちで過ごす時間もかなり多かった。今現在はないです)
躁状態
(今までに3回あった躁状態。友人などもみるSNSに意味わからん気持ち悪いことをたくさん書いちゃったりして後からすごく落ち込んだり。行動的になって、お金や後先をあまり考えられずになんかやっちゃったり。急に元気になるとちょっと怖いな・・私大丈夫か(笑)って思うようになりました)
集中力が昔に比べて続かない
(これは病気のせいじゃないかもしれないけど、ドラマ・漫画・映画などを昔のように長時間見れなくなりました。見れても30~1時間とか。本もあまり読めない。)
気力が湧かない 引きこもる 寝たきりになる 等
(自分のモチベーションをうまくもっていけないのは病気のせいなのか、自分の問題なのか、難しいところではありましたが、いろんなことが複雑に関係していたのでしょう。ゲームや通話だけをして家事も何もしないで過ごしている時期はけっこうありました。)
身の回りのことができない
(②のように体がうまく動かなくて・・とは違ってどちらかというと気力が湧かずに風呂に入れないとか歯磨き習慣にできないとか。一番ひどい時は、1ヶ月に2回くらいしかお風呂入れなかった)
・うまく頭が働かないというか考えるのが下手
(自分の頭で考えるのが難しかった気がします。今は改善している気がしますが。生きている心地があまりしませんでした。自分のためを思ってものごとをうまく判断する、とか、あまりできてなかった)

③については前述のとおり、どこまでが病気の影響なのか、とてもわかりにくいです。
ほとんどの病状が今はあまり感じられなくなってきており、現在はとても調子がいい状態ですが、また何がきっかけで後戻りするかわからないので、1ヶ月半に一度の診察と毎日のお薬は欠かせません。



話は少しそれますが、病気の診断を受けてから仕事も何個かやったことがあります。ある障がい者枠の仕事の面接では、特に配慮してほしいことは何ですか?と言われたのを覚えています。が、その時はまだ病気についての理解が深まっておらず、自分自身何で困っているのかもわからない状態でした。特にありませんと答えたところ、じゃあなぜ障がい者枠に応募しているのですか?と聞かれましたが、今思えば、病気との付き合い方をゆっくり見出すためと答えればよかったな~と思います。

病状の影響もあり、仕事もなかなか続かないことも多く、公私ともに失敗もたくさん。そんななかでどう自分や自分の特性と付き合っていくのか少しずつ見えてきた・・というのが今なのかなと思っています。

よくわからないと思われるし、自分でもよくわからない統合失調症を含め、精神系の病気は怖がられることも多いかと思います。
当事者としては、わからないことだから、怖いのは当たり前だし、自衛はもちろんするべき。だと考えています。
ただ、自衛のために距離をとっても、完全に排除はしないでもらえると嬉しいなあと思う限りです。
そして、こういう人もいるんだ、と知ってもらえるだけでなぜかとても嬉しい気持ちになります。

ここまで長い文章を読んでいただきまして
ありがとうございました。


次回は、自分の日本語・英語・韓国語レッスンについての案内の記事を挟み(必要な人に届けるためなので、全く強要はしませんのでご安心を)、
私の特性について病気についての自身の捉え方の変容についてお話したいと思っています。

またぜひ読みに来てくださいね。


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