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周期的に打ち寄せる不安の波と、向き合うこと。

たぶん、自分の人生の大きな課題は、
繊細過ぎると言われる心のコントロールが、
全てなのだろうと思う。

何も言わなくても、その無言の中に、
ある種の感情を察知する人もいれば、
何も感じず、感じても流せる人もいる。

その意味で前者の場合には、
繊細とか、神経質とか、HSP とか、
気にし過ぎるという名前が付くのだろう。

メールや書き言葉の場合、
相手の状況が、わからなすぎて、
私は不安になってしまう。

でも世の中には、
全く気にならない人もいるのだ…。

そして、学んだことがある。

不安になるから、喋り過ぎてしまう。
喋り過ぎるから、不安になってしまう。

でも、自分の中だけで、抱えきれなくて、
なんとか発散する手段として、
芸術を求めてしまう。

創作活動という名の下に、
自分の感情を昇華できる場所が、
必要不可欠だから。

どうでも良い取るに足らないポエムは、
延々と書けるのに、

肝心の相手のある返信には、
数日悩み続けてしまう…。

なんて不器用なのかと、
自分が時々、嫌になる。

あぁ…でも、
そういう割り切れない感情や葛藤が、
描かれているのもまた、
音楽や文学の世界にも思う。

ひとたび触れれば、
もうこちらには戻って来れないかもしれないと、
錯覚するほどに惹き込まれる…。

一方で、その入口で踏み留まって、
躊躇する、もう一人の自分に対峙する。

面倒くさい…。

そう、面倒くさい!!!

そんな自分が、
ものすごく面倒くさい!!!!!!

*

そうだ!

もっとシンプルに考えよう!と、
対象に手を伸ばせば、

それは限りなく細胞分裂を繰り返し、
小さくなった破片が、
心に飛び散るような想いがする。

そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!

そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!

そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!

そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!

そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!
そうだ、もっとシンプルに!

全然、シンプルじゃない…ことになる。


*

キャンバスを埋め尽くした黒。

僅かなぬり残しの跡が、
星のように見えてくる。

覆い尽くした黒は、そして、
星を輝かせる夜空に変わる。


そんなイメージを思い描くうちに、
荒波立った心は再び、

落ち着きを取り戻してゆく。


人は、孤独だ。


どんなに、わかり合えるように、
思える人や時間に出会えても、


永遠は、どこにも無い。


けれど、もしかしたら、
永遠という発想そのものを、持ち込む前には、
限りなく永遠に近かったのかもしれない。


言語を用いて思考する限り、
重なり合うことの出来ない領域に、
時々出会ってしまう…。


その小さな歪みに、反応してしまうことが、
良いことなのかも、わからないけど…。


そんなことに気を取られているうちに、
現実には膨大な時間が、流れ去ってゆく。


だから、


自ら進んで、
ゼロになろう。


何も無いと思えば、 
失うものも、何も無い。


たとえ、


自分が望んでも、
手に入らないとわかった何かを、

溢れるほど手にしている場面に
出会うことになったとしても、

自分は自分だと思える勇気を持って、
笑えるような、自分でありたい。



生きるって、難しいよ。

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