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【第12回】「エンプロイー・ジャーニー・マップ」のワークショップに登壇して

2021年11月21日に実施した、完全オンラインワークショップ「老舗60年企業の従業員エンゲージメントを向上せよ」は、登壇企業であるもりや産業営業部の菅野さんと、一緒に創り上げました。ワークショップがもりや産業にどうお役に立ったのか、後日インタビューさせてもらいました。

ワークショップに登壇した感想

mikachi:企業側としてワークショップに参加していかがでしたか?

菅野:今まではアイデアを出す参加者として何度か参加しておりましたが、企業側で参加してみても非常に良かったです。自社の課題を会社以外の方たち以外にオープンにアイデアを出してもらうことを、過去に実施したことなかったので楽しみ半分、不安半分でした。イベントに参加して、自社では考えたことがなかったアイデアや、過去に実施しなくなったアイデアがどのような影響があったのかの考えるきっかけになりました。
また、社員にも参加してもらい、刺激を受けられたのも良かったです。

mikachi:今回のワークショップでは「従業員のエンゲージメント向上」がテーマでしたが、良さそうなアイデアは出ましたか?

菅野:良いと思えるアイデアがいくつも出ていました。その中でも内定者にフォーカスした取り組みや、「チームで新事業を企画し、入社後も継続的にイベントをする」という活動が良いと感じました。
同期が交流できる時期を、内定者の段階まで早めることで、入社してからより良いスタートが切れると感じました。今まで内定者に着目した施策はあまりなかったし、同期との関係は大事にしたほうが良いと思っているので、参考にしたいアイデアだと感じました。
一方、チームでの活動も、やりたいという気持ちは会社としてもあり、改めて良いと感じました。チーム活動をすることで、人材を育成していきたいという考えを会社としてもっていており、この10年前ほどいくつか取り組んでいましたが、もっとやれるはずという課題意識がありました。

参考になったアイデア

mikachi:人材育成にも会社は力を入れ続けてきたんですね。改善に向けた取り組みなど参考になった点はありましたか?

菅野:一方で、少し矛盾するようなことを言いますが、会社は社員を平等に扱うことを大事にしてきたので、「頑張った社員に特別な褒章をあげる」という企画も参考になりました。この10年くらい目立たない人にスポットを当ててきた半面、仕事量や責任が大きい外勤営業からすると、もうちょっと自分たちを見てほしいという不満がありました。なので、このような企画に価値があると感じました。
ここで意味している褒章とは、目に見えて本人にメリットになるものです。今まで敢えてしてこなかったことなので、面白いと感じます。外勤で頑張っている営業の目線からは共感できることでした。

mikachi:出てきたアイデアのなかで、新規で会社で取り入れたい内容はありましたか?

菅野:最終発表の前のグループディスカションの中で出てきた、「自分の好きなことを、本業の営業活動に組み込む」というアイデアは、良いと感じました。「取引先が多くたくさんの可能性がある」という会社の特徴・売りともフィットしているからです。実際にやってみようと思います。
今まで、外勤営業デビューとは、先輩が後輩に顧客を引き継ぐことでした。良かれと思ってやっていましたが、実はデメリットもあることが議論の中でわかりました。つまり、後輩からすると、前任である先輩と比べられてしまうので、窮屈に感じるということです。なので、実は新人こそ新規開拓営業をしたほうが良いのかもと感じました。
「すごいめんどくさいお客さんを新人にもたせてはどうか」という提案もあり、印象に残っています。もちろん、新人からしたら嫌な気持ちになるとは思います。が、新人への顧客の持たせ方についていろいろな観点から話が聞けたので、勉強になりました。

参加した社員への効果

mikachi:今回、社員の方にも参加頂きましたが、どのような感想を持たれていましたか?

菅野:「参加してすごく良かった」と言ってくれており、感謝しています。若手の離職抑制・育成策についての具体的な議論の多くはこれからなので、視野が広がったことを実感するのはこれからです。ですが、自分の部下の新人の育成策の中に、今回出たアイデアを盛り込むことにしました。

mikachi:具体的にはどのようなアイデアを盛り込もうされているのですか?

菅野:具体的には、「好きな業界を開拓する」という打ち手を組み込みました。もともとはやりやすいお客さんを引き継いでもらうつもりでしたが、好きなお客さん・業界を自分で戦略を考え攻略するという方針に変えましたた。その新人の特性として、バイタリティがあり、やりたいことがはっきりしている人なので、やりがい重視で顧客を任せるのが良いと考えたからです。


mikachi:テーマであった「従業員のエンゲージメント向上」に限らず、仕事の進め方など他の観点で何か学びはありましたか?

菅野:とてもありました。「社内会議をよりよく運営できるようになってほしい」という考えがあって、参加してもらいましたが、実際めちゃめちゃよかったとおもいます。当人たちも社外の人と話す機会がないので、刺激を受けて、喜んでいました。他社社員のファシリテーション力や、「これの本質ってこうですよね」というようにポイントを整理する力に、感銘を受けていました。


社内での反響

mikachi:ワークショップに参加して経営幹部からフィードバックなどはありましたか?

菅野:「やったあと数日はモチベーションが高いが、そのあとは続かない」ということは、この種のイベント参加でよくあります。そのため、「今後も継続して何か取り組んではどうか」と経営者からは言われています。
私自身も、満足度はとても高いです。人数もこれくらいがちょうどよかったとも感じています。複数回やると、社員のモチベーションアップにもあり良いと感じました。社外の人と話すだけで、社員にとって刺激になります。今後も私でお手伝いできることあれば、させてください!

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mikachi:最後にありがたい言葉嬉しいです!是非一緒にmikachiを盛り上げて行って欲しいです。インタビューありがとうございました!

菅野:こちらこそありがとうございました!

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