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春風亭一之輔独演会に行ってきました

 2021年12月4日に府中の森芸術劇場で行われた春風亭一之輔独演会に行ってきました。

 昼の部と夜の部がありましたが、三門が行ったのは18時からの夜の部です。

 まずは二番弟子の春風亭与いちさんの出番。

 演目は「唖の釣り」。タイトルからわかるとおり現代では差別的とされる表現が出てきますので、映像や音源にはほとんど残らない噺だそうです。貴重なものが見られました。

 続いて一之輔師匠一回目の登場。独演会だとまくらをたっぷりやってくれるのが嬉しいです。今回は先日亡くなられた三遊亭小三治師匠の話と真打昇進のときの話でした。

 一つ目の演目は廓話の「お見立て」。何度か見たことのある噺でしたが、一之輔師匠のテンポの良い語り口でたっぷり笑わせてもらいました。

 休憩を挟み、林家二楽師匠の紙切り。

https://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=316

 寄席より時間が長いためか定番のトークも多めでした。初めて聞けたエピソードも。難問の「オミクロン株」はお見事でした。

 一之輔師匠二回目の演目は歌舞伎の忠臣蔵を題材にした「淀五郎」。役者の苦労と成長を魅せる芝居噺です。序盤からしっかりと引き込まれ、最後まであっという間でした。

 一之輔師匠の落語はYouTubeの公式チャンネルでも見られるのでぜひ。面白いですよ!


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