ワインの楽しみ方【大人のマナー講座】
ここまでワインの種類や産地、ラベルの見方に
ついて学んできました。
(過去のnoteは後半部分に貼り付けているので
ご確認くださいね)
今回はいよいよ実践編。
実際にレストランなどでのワインの注文の仕方と
テイスティングについてお話していきます。
わたしも初めてフレンチレストランに入った時は
何もわからず、緊張して、ソムリエの方におそる
おそる尋ねたのを覚えています。
その時のソムリエさんはとても優しくて、
ワインのことがまるでわからないわたしにも、
丁寧に教えてくださいました。
初めての時は、緊張でソムリエさんと目も合わせ
られなかったほどのわたしでした。
その後、何度も訪れるようになり、
先日一緒に行った方からは
「ソムリエさんとお知り合い?」
「かおさん、ワインのこと詳しいんですね!」
なんて驚かれたり、
褒められたりもしたくらいです。
あなたも初めてのレストランでワイン選びに
失敗しないように、レストランでのスマートな
お声がけの仕方を説明していくので、
しっかりマスターしてくださいね!
そんなあなたの姿に、
周囲の方は一目置かれると思いますよ。
ではさっそく始めてまいります。
🔳ワインの注文の仕方
①食事のメニューを決めた後、ワインリストの中
から選びます。
自信がない場合はソムリエの方に、予算・味の
好み・飲む量を伝えて推薦されたものの中から
選んで決める。
②予算の目安は料理の三割程度。
③ワインが運ばれてきたら、テイスティング
(試飲)を行う。
※これはホストが行う儀式で、色・味などが損なわ
れているなど店側の管理に問題があるような場合
以外は、交換できません。
🔳テイスティングの順序
①ラベルを確認する
ソムリエがボトルを見せたらラベルを見て、
オーダーしたもので間違いがないか確認します。
②ワインが注がれる
「テイスティングはいかがなさいますか」と聞かれ
たら「お願いします」と答えると、ソムリエがグラ
スに少量のワインを注いでくれます。
③色を見る
グラスの脚を持ってグラスを傾け、光にかざして
ワインの色を見ます。
熟成が進んでいるワインほど、濃厚な色になります。
④香りを嗅ぐ
まずそのままグラスを鼻の下に持っていき、香りを
嗅いで、いったんテーブルの上に戻します。
次にグラスを静かに回してワインと空気をよくなじ
ませたら、再度立ち上がる香りを嗅ぎます。
最初に嗅いだ香り
⇒アロマ(ぶどうそのものの香り)
空気となじませた香り
⇒ブーケ(空気となじませた香り)
⑤味を見る
ワインを少量口に含んで唇を少し開き、息を吸い込
んで舌の上でワインを転がして味を香りをみます。
⑥了解する
ソムリエに了解の意思を伝えます。
「結構です」「お願いします」などと答えるか、
軽くうなずくのが一般的です。
ワインのテイスティングは、
目・鼻・口の順番でワインの状態を確かめます。
ワインに詳しくなければ、
知ったかぶりをするよりもソムリエを信頼して
了解し、いただくのがスマートです。
◇ワイングラスの形
<ボルドー>
卵型で一般的には赤ワイン用のグラス。
緑が内側にカーブしているため、熟成した香りを
逃さない。
長期熟成のワインに適している。
<ブルゴーニュ>
ボール部分が膨らんだ大きめのグラス。
空気に触れる面積が大きいので、ワインの香りを
存分に楽しめる。
<シャンパン(フルート型)>
発砲の余分な蒸発がなく、ゆっくり立ち上る泡が
きれいに見える。
<シャンパン(ソーサ―型)>
パーティーなどでよく使われる形。
あくまでも乾杯用で、一気に飲み干すためのもの。
◇ワイングラスの構成
唇が触れる飲み口 ⇒リム
ワインが注がれる本体部分 ⇒ボウル
ボウルを支える部分 ⇒ステム
底にあたる部分 ⇒フット
🔳ワインのいただき方
①ティスティングの後、ソムリエが
ゲスト→女性→男性→ホストの順にワインを
注いでいきます。
※その間、グラスに触れたり、持ち上げたり
せず、テーブルの上に置いたままにします。
②飲む時は指を揃えてグラスの脚を軽く持ち、
体温でワインがぬるくならないようにします。
※小指を立てたり、強く握るのはやめましょう。
③フォーマルな席での乾杯は、グラスを持ち上げ、
乾杯の音頭をとった人に目礼、両隣の人に会釈
してからいただきます。
※グラス同士を充てるのはマナー違反です。
※レストランでは自分たちでワインを注ぎ合った
りせずに、必ずソムリエかサービス係を呼んで注
いでもらいます。
※特に欧米では、ワインは男性が扱うもので、女
性がボトルを持つのは無作法となります。
※おかわりを断る時は、グラスの上に軽く手をか
ざすか、人差し指と中指をグラスの縁に近づけて
意思表示をします。
🔳ワインと料理の相性
ワインと料理の相性はとても大切。
どんなにいい素材を使った美味しい料理でも、
ヴィンテージものの高級なワインでも、相性が
悪ければどちらも楽しめません。
肉には赤ワイン、魚には白ワインと言われます
が、実際は素材よりも調理法やソースに合わせ
て選ぶのがポイントとなります。
◇淡泊な味付けの魚料理(白身魚のポアレなど)
フルーティなワインなら、さわやかなハーモニー
が楽しめます。
◇酸味のきいた料理(カルパッチョなど)
酸味の控えめなワインがよく合う。
◇クリームソースなどの濃厚な料理
熟した白ワインのほかに、軽い赤ワインがよい。
◇ソースで煮込んだ肉料理
タンニンが脂肪分を流して口の中をスッキリさせる
赤ワインがよい。
◇グリル料理
肉でも魚でも、素材を引き立てる辛口の白ワイン
や軽い赤ワイン、辛口のロゼなどが合う。
ワインのお話はここまでで終わりとなります。
知っていれば注文するのも、教えてもらうのだって
怖くはありません。
わたしも最初は何もわかりませんでした。
けれど、マナーの教室に通い、ワインについて学ぶ
ことにより不安はなくなりました。
そしてフレンチレストランに何度か通って、実際に
ソムリエの方とお話をしていく中で自信も生まれ、
今ではおそれることなく、お料理やワインを楽しめ
るようになっています。
知識を身につけることで日常生活の幅が広がって
きますので、あなたも是非この機会に学んでみて
くださいね。
周囲のあなたを見る目は確実に変わっているはずですよ。
過去のワインに関するnoteはこちらから
🔳ワインのラベルの見方
🔳フランスワインの基本知識
🔳ワインの基本知識
~かおのことが気になるあなたへ~
分かりやすそうに見えて、
なにか掴みどころがないと言われるわたし。
他のnoteも手にとってみてくださいね。
そこにヒントがあるかもしれません。
大切にしてきたベースとなる考え方などお話しています。
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