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横浜へ小旅行してきた話。

最近、私は本当に横浜が好きなんだなと思い知る。
なぜか足が向いているし、この海の景色が好きだし、みなとみらいのビル街が好き。もちろん、赤レンガ倉庫や大さん橋も好き。
横浜っていいよね。(なんの話?)

どうしてこの話を始めたかって言うと、先日、桜木町のホテルに泊まって、
馬車道の喫茶店でまったりし、そのまま夜の赤レンガ倉庫をぶらぶらするという、すごく贅沢な時間を過ごしてきたから。
私は都内に住んでいるから、滅多に都内近郊のホテルに宿泊することはなかった。だけど、今回こんな贅沢なことを体験して、近所いいじゃん!となっている。交通費は(他と比べたら)かからないし、その街の新しい素敵さに気づけるし、これはハマってしまいそう。

改めて、今回紹介したい場所はざっくりと、
「HOTEL EDIT YOKOHAMA」(ホテル)
「馬車道 十番館」(喫茶店・レストラン)
「赤レンガ倉庫」エリア
の3つ。
知っている人も多いスポットばかりかもしれないけど、この過ごし方は本当におすすめ、というか自分が本当に楽しかったので、ぜひ読んでね。

HOTEL EDIT 横濱へ。

さて、今回の横浜旅は、みなとみらい線の「馬車道駅」から。
この駅自体が、降りてワクワクする。改札前のホールはレンガ壁で天井が高く、歴史を思わせるデザイン。駅に降りただけなのに、なんとなくここに滞在できちゃうすごい場所。

馬車道駅から向かうのは「HOTEL EDIT 横濱」。「自分らしい旅を編集する」がテーマのホテルで、カジュアルな雰囲気が魅力。
駅から5分程度歩くと到着。ホテル内は、どこかアメリカ西海岸を思わせるサーフスタイルのインテリア。ロビーには大きなソファがあり、誰でもゆっくりできる。ホテルって、素敵にオシャレをして、ちょっと背伸びしていくところ、みたいな雰囲気もあるけれど、ここは、ふらっと来られる、そんな気軽な雰囲気。そういうのもいいなあ。オシャレに疲れる時だって、ある。
別に自分のそのままでいいじゃないかと思ってしまう時に迎えてくれる、そ
んな場所。

お部屋の中

チェックインを済ませて、まずは荷物を置きに部屋へ。
窓が!大きな窓が!
ロールスクリーンを開けると、ホテルの前の川が見え、そこに停泊している船が見えた。桜木町のビル街と、その向こうに見える、みなとみらいの街。
ロープウェイ(YOKOHAMA AIR CABIN)が少し見えて、ワクワクする。このエリアは本当に面白い。桜木町はオフィス街、その先のみなとみらいはオフィス街と観光地。遊園地にショッピングエリアがある。
歴史建造物もそのまま残り、と思えば、最新技術を用いたアリーナがあったり、本当に飽きない。

今回は、そんな横浜の街が一望できる部屋、コーナーツインルームに宿泊。
ソファがかわいい。アートもかわいい。カーペットの青がこの部屋にあっている。居心地が最高・・・。ソファに座ったら寝てしまいそう。

でも。今回はちゃんとプチ横浜旅行を楽しむって決めたんだった。決めたことは守るタイプ。
と言うわけで、お部屋でくつろぐのは後にして、今回お目当ての喫茶店へ向かうことに。

馬車道 十番館へ。

ホテルを出て、馬車道駅方面を歩く。馬車道駅周辺は、面白いものがたくさんあって、目移りする。
駅前は「横浜市役所(新庁舎)」、「北仲BRICK&WHITE」、「旧第一銀行跡地(カフェオムニバス)」など・・・あげていったらキリがないので、このあたりで。新旧の建物が並んで、本当に楽しいエリア。
実は、今あげた場所は全部もう行ったことがあり、今回は行ったことがない場所を選んだ。それが、「馬車道 十番館」だった。


建物の街灯がかわいい

「馬車道 十番館」は、馬車道駅と関内駅の中間にあり、大通りから少し逸れたところにあった。通りは、昔から長く続いていると思わせるお店が並び、雰囲気が良い。そんな中、初めてくる喫茶店を目指してうろうろしていたら、いかにも、な建物が現れた。昔ながらの電灯に電話ボックス、煉瓦造りの建物。この電灯に掘られたお店の名前のロゴがまた、なんとも言えずかわいい。電灯って、なんだかかわいいよね、「かわいい」の形容詞があっているかはわからないけれど。

馬車道十番館は、昔からあった建物がそのまま続いている・・・と言うのではなく、明治の建築を再現した喫茶店。そこに、創業者の方が残したインテリアやアートが保存されている。あたかも、昔からあったと錯覚してしまう。オシャレなカフェも大好きだけど、時々こういう昔ながらの喫茶店に行きたくなる。喫茶店の方が、そこに流れる時間がゆっくりだと感じるのは、私だけなのかな。ただ、総じて、最近は自分の周りの時間がゆっくりだと感じることが多くなった気がする。それは、心の状態が影響しているのかはわからないけれど、私にとっては珍しく、良いことだなあと思っている。

喫茶店に行ったのが、土曜日の15時くらい。さすがに満席で、少し待つことに。入った瞬間の、天井の高さ、赤いベルベットの木製椅子。ちょっと低めの机。どれもに一目ぼれし、待ち時間もなんとも思わない。いくらでも待てる(気がする)。

5分ほどで呼ばれて、運よく窓側の席へ。もちろん他の席も良さそうだったのだけど、個人的に窓側の席が好き。それはどんなカフェでもそう。
写真が綺麗に映るのと(逆光には注意)、外が見えるのが好きなんだと分析している。あとは暗い場所が苦手、とか。
とにかくも、雰囲気の良い窓側の席に通してもらって、メニューを選ぶ。


メニューの絵にも注目

メニュー表も可愛い。十番館のロゴなのか、街灯が描かれた表紙。最高です。そんなメニューをながめつつ、注文完了。魅力的なメニューはたくさんあったのだけど、今回はやっぱり、あれでしょう。
運ばれてくるのを待つ間、店内をウロウロ。2階への階段を発見。これは、登ってみないと気が済まない。壁には、横浜の歴史を描いたアートがかかり、これもまた、いい。2階へ上がると、大人な雰囲気のバーがある。
カウンターは、シャーロックホームズを思い出す。あるいは、ハリーボッターとか・・・。少し薄暗い店内は、憧れが詰まった場所だった。バルコニーのようになっていて、1階が見下ろせるのだけど、1階からだとよく見えない(見えるけど)ステンドグラスや、ファンが目の前に見える。最高だ・・・。こんなにいい場所を見つけてしまった。こう言うとき、いつも、自分だけの秘密基地を見つけてしまったかのような感覚になる。
実際、この日、このバーはクローズしていて、勝手に入って良かったのか、後ろめたさはあったのだけど・・・(好奇心に負けた大人です。)
もし、勝手に入っちゃダメな場所だったらすいません、写真とっちゃダメだったらすいません。

少し後ろめたさを感じて、さっさと退散する。1階に戻ると、店員さんがテーブルにコーヒーと、「十番館プディング ロワイヤル」を運んできてくれた。待っていてくれたのかもしれない、感謝。
「十番館プディング ロワイヤル」。綺麗すぎる。四角いプリンにクリームがとろっとかかっていて、アイスクリームとフルーツが添えられた芸術品。チョコレートとバニラのアイスクリームが美味しいし、何より少し固めのプリンがなんとも言えず美味しい。少し奮発していただくスイーツが、何百倍もの幸せをくれる。この瞬間がたまらなく好き。


十番館プディングロワイヤル

食べる前に、いつも写真と動画を撮って、投稿用素材にする。今回もそれをやっていたんだけど、アイスクリームが溶ける!私の撮影時間は、そこまで長い方ではない。(と思う)それでも、どんどん、チョコレートアイスが溶けて広がっていく・・・。これは!阻止しないと!こんなに美味しそうなアイスが溶けていくのを黙ってみているわけにはいかない!(何ごと?)
と、食いしん坊精神いっぱいで、途中で撮影をやめて、スイーツを楽しむことに。ちゃんと食べて良かった・・・。美味しい時にちゃんと食べないと。
結果、写真も綺麗に撮れていたから満足。万事オッケー。何かあっても、編集技術でなんとかすればいい!(いいのか?)

このスイーツのお皿にも、一緒に頼んだコーヒーのカップにも、十番館の街灯が印字されていて、これもかわいい。
グルメの美味しさに加えて、カトラリーも、もちろん空間も、全部が楽しめるなんて、なんて至高の時間なんだろう。馬車道に来た時は、またこよう。

夜の海さんぽへ。

十番館でゆっくりしていたら、あっという間にあたりは暗くなっていた。そろそろ出ようと外に出ると、暗がりのレンガ作りもいいなあ。またここで写真撮影が始まる。さっさと他へ行ってくれと言われそうなので、早めに済ませる。

今回はなんといっても、夜が自由だ!何時まで彷徨いていても大丈夫なんて幸せ。こんな機会は滅多にない。(都内近郊に宿泊することがほとんどないので。)夜の横浜さんぽを楽しむのに、特別プランを考えていたわけではなかったのだけど、私の足は、勝手に赤レンガ倉庫方面に向かっていた。

馬車道から赤レンガ倉庫方面に抜けるのにも、数々の面白い建築を見られる。神奈川県立歴史博物館、横浜第二合同庁舎を通りすぎ、万国橋を渡る。
橋を通ればもう、赤レンガ倉庫エリアは近い。このあたりにくると、今までのオフィス感は一気に抜けて、観光地の空気が漂う。海外の人の姿も増える。YOKOHAMA AIR CABINは桜木町から、こちらまで伸びているので、近未来的な駅も見えてくる。一度乗ったことがあるけれど、普通に楽しい。(私は足で景色を見たい派なので、その下を歩くのが好きです。)景色がいいから、夜とかいいかもね。


夜の赤レンガ倉庫

景色を見ながら歩いていくと、赤レンガ倉庫が見えてくる。何度見ても、かっこいい。一号館と二号館が並んでいるのが、本当にかっこいい。間の広場ではよくイベントをやっているのだけど、今の時期は特に何もなかった。イベントがあると激混みなので、普段の赤レンガがいい。

夜はライトアップされて、少し怖い色に浮き上がる赤レンガ倉庫だけど、夜でもそこそこに人がいるので、薄気味悪さはない。これ、誰もいなくてお店も閉まっていて、一人だったらちょっと怖いかもしれない。ちょっとじゃない。かなり。

少しだけ、赤レンガ倉庫の歴史のお話を。赤レンガ倉庫の建設は、1911年。今の二号館から先に竣工し、その後1913年に一号館が竣工。当時の用途は
、保税倉庫だった。1858年に横浜が開港して、どんどん発展していく横浜港とともに歴史を刻んできたんだね。途中に関東大震災があり半壊したり、戦後にアメリカ軍による接収があったりと、波乱を乗り越えて今がある。
赤レンガ倉庫は今となれば、館内はおしゃれなお店やレストランでいっぱいだが、私が惹かれるのはそこじゃなくて、倉庫として使われていた頃のレンガと、改修後のガラスの組み合わせ、無骨な電灯、階段を登り切ると見られる天井。これが、なんとも言えなくて、素敵なのです。

フードコートみたいになっているところの椅子のあの、ちょっと錆びた緑がいいんです。電灯の傘のところとか。私にも羞恥心なるものが備わっているので、少しは遠慮しようとか最初は思うのだけど、そもそもこれを見にきているから、仕方がない。あいつ何見てるんだろうとか思っているんだろうな、勝手にそう思ってくれ。(?)

上まであがるとレストランがあって、さらに奥にいくと、バルコニーに出られる。バルコニーに出るところのドアもいい。バルコニーからは、みなとみらい方面の夜景が一望できる。本当に綺麗で、時間を忘れてしまう。こちらからは海は見られないが、十分楽しめる。あ、ちなみにこれ全部一人でやってます。え、寂しくないかって?全く。強がりじゃなく、楽しい。自分のもてなし方が分かることって、大事だなと思う今日この頃。

バルコニーから見えるみなとみらい

せっかくなので、海も見ないと。ということで一度赤レンガをでて、海方面へ。大桟橋が見える。どこからかの船がみえる。贅沢だ・・・。
以前、夜の大さん橋に来ていた時に、ちょうど赤レンガでスキマスイッチがフリーライブをやっていて、遠くからそれを楽しんだことがあるのを思い出した。改めて最高だな、横浜!

もし、夜の赤レンガを楽しもうと思っている方がいれば一点注意。海風が強いので、思っている以上に寒い。防寒対策はバッチリお願いします。寒さで夜景に集中できないなんて、そんなもったいないことはないからね。

そろそろ戻るか。ということで、桜木町方面へ歩く。
途中で夕飯買って、ホテルで食べよ。


夜景(ちょっとぼやけた・・・)

朝ごはんが美味しすぎた話。

夜はそのまま帰って部屋に戻り、好きなだけ本を読んで寝たわけだけど、朝は、楽しみにしていた「NOUMU」での朝ごはんが食べられる!ここ、有名なのか、神奈川住みの友人の多くがおすすめしていて、ずっと楽しみにしていた場所。ちょうど、今回宿泊した「HOTEL EDIT YOKOHAMA」の1階にあるレストランだったの。

レストランへいくと、種類は3つ。どれも美味しそうで決めかねたので、レストランの名前がついたメニュー「NOUMU」を。クラムチャウダーのような感じらしい。店内撮影を終えて、席で待つ。待っている間に、撮影した動画のチェックをする。これが結構重要。後で撮り忘れた!ってなりたくないからね。


NOUMUでのモーニング


待っていると、店員さんが運んできてくれたモーニング。
美味しくないわけがない!ふわっと香る、優しいクリームベースのスープの香りがいい。セットは、スープとサラダ、パンが2種類がついたもの。スープをいただくと、濃厚なクラムの味が染みていて、それでもトロッとしすぎず、飲みやすい。これ、もう一杯行けそう、と思うくらいだった。一緒についているパンも、少しハード目のパンで美味しい。特に甘い、とかではなく、素朴な味。ドイツパンやフランスパンが好きな私は、これは好みの味。無くなるのが勿体なくなる。
窓際に座って、ダラダラしつつ、朝ごはんを楽しむ。なんて、最高な、朝なんだ!朝活最高!横浜最高!(単純)

ホテルは11時チェックアウトなので、部屋に戻り準備。
1泊の間、ありがとう、お部屋。快適でした。本当に。

1泊だけの横浜旅行、本当にコンパクトに楽しめるので、おすすめです。自分の好きなようにアレンジし放題だし、身軽に楽しめるのもいいところ。

さて、朝の海さんぽに行ってこようかなあ、
それか、今日はみなとみらいに行こうか。

では、また!

Information

📍ホテル エディット 横濱
■設計(内装設計)
UDS株式会社

■開業
2015年

■住所
神奈川県横浜市中区住吉町6丁目78番地1

■アクセス
みなとみらい線「⾺⾞道」駅 1b出口より徒歩5分

☕️NOUMU
■営業時間
Breakfast 7:00~10:00(9:30L/O)
lunch 11:00-15:00

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📍馬車道十番館
■開業
1967年

■住所
神奈川県横浜市中区常盤町5‒67

■アクセス
みなとみらい線「馬車道駅」5番出口(徒歩3分)

■営業時間
喫茶・売店 10:00~22:00




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