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◯ある日の思い出

バタバタしていた春のこと。

子どもの新しい施設通いがスタートしたのだが、自分が馴染めずすぐにやめてしまった。おそらく一般的に、早々にやめてしまう人はほとんどいないと思われ、恥ずかしかった、平謝りするしかなく泣いた。

過去にも『ここは無理だな』と初日に感じた職場に居続けたらおかしくなったこともあり、初期段階の印象はとても大事とわかっていた。ただ、それまで見学し面談しながら慎重に進めてきたはずだったので、なぜ入ってみてからこうなってしまったのか、トホホであった。

通いはじめたある日、息子がレッスン終わりに空腹で涙し、近くのスーパーでサンドイッチを買い食べさせた。慣れない玉子サンドにむせてしまい、窒息が怖いのでとっさに私の人差し指を息子の口へ入れると、彼も混乱していてガブリと噛んでしまったのだ。

痛いー私の指が流血していて頭が真っ白になる。立ち上がり反対の手で指を抑え、止まらないのでうろたえていたら、近くのおじさんがティッシュや消毒ティッシュをくれた。

『すみません、洗ってきます』とおじさんにベビーカーの息子を全て頼み、お手洗いへダッシュ。戻っておじさんにお礼を伝え、

近くの小さな病院で(大げさですが)包帯を巻いてもらった。病院で指に包帯を巻いて欲しいほど、心身共に弱りうろたえていた私。

今は通うのをやめて良かったと思っている。違和感を感じたまま通ったりできない。やめてしまったが、その施設とも今も関係を持てている、ありがたい😢

子の通う新しい場に馴染めぬ母
病院にて包帯を巻かれており

 



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