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講演・研修・ワークショップ

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これまでに実施した講演・研修・ワークショップの記録、要約です。
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記事一覧

広告観察を通して、イメージ/ジェンダー/経済の関係を考えよう

広告観察はイメージと経済の関係を考えることTIP(TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY)の企画で、オンライン講座を開催することになりました。以前より「メディア・リテラシーとジェンダー表現を学ぶ講座を作りたい」と考えていて、昨年から講義動画を収録してきたのですが、連続講座として開講する前のキックオフとして、YouTubeチャンネル、「いわなびとん」を運営する尾藤さん、TIPのギャラリーでディレクターを務める鈴木さんと一緒に企画することになりました。路上広

「ジェンダー表現とメディア」を学ぶプログラムを作りたい(講義編)

2022年11月に高校でオンライン講座とワークショップ「ジェンダー表現とメディア」を開催する機会をいただきました。この講座では、まず学校での講座企画担当の先生を聞き役に、一時間程度のレクチャーを行い、受講する生徒の皆さんには収録したレクチャーを事前に視聴してもらった上で、「ジェンダーという観点から「モヤっとする広告」を撮影し、コメントを書いてもらいまいました。 ワークショップでは、送られてきた写真とコメントをもとに私が写真を追加してスライドを組んで、それらを紹介しながらディス

「コミュニケーションは受け手が決める」 1 企業研修の紹介 

2023年から、いくつかの企業からのご依頼を受けて、広告とコミュニケーションをテーマにした勉強会を実施しているのですが、それらの中で、お伝えしていることを、使用しているスライドの一部を交えてご紹介します。 勉強会の一例 「コミュニケーションは受け手が決める」 「視覚表現とコミュニケーション」をテーマとする研修や勉強会の冒頭でまずお伝えしているのが、経営学者ピーター・ドラッカーの残した「コミュニケーションは受け手が決める(Communication depends on

イベント記録 小林美香、柳淳也が自著を語り合う 2023年9月15日

土井信吾さんが書いてくださったオンラインイベントの記録です。ありがとうございあます。 9.15(金)夜にloneliness booksの主催で、小林美香さん『ジェンダー目線の広告観察』、柳淳也さん『揺さぶる経営学: LGBTQから問い直す企業の生産性』お二人の自著を交えてのトークイベント「クィアな表象研究と、LGBTQ視点からの経営学 その交差点」というオンラインイベントを開催しました。 loneliness booksのカタミさんから挨拶があり、続いて小林さん、柳さん

勉強会「パースペクティブの脳トレをしよう」レポート

先日、ブランドマーケティングエージェンシー(株)エフアイシーシー / FICC inc.からご依頼をいただき、勉強会「パースペクティブの脳トレをしよう」を実施しました。社員の方と打ち合わせを重ねて、綿密に準備を進めていただいて実施に至り、勉強会の目的と内容、参加された社員の方々の振り返りを含めて、レポートとして丁寧にまとめていただいています。 さまざまな企業・組織のブランディングを手がけてこられている企業ということから、普段の業務の中で、コミュニケーションのあり方、ブランド

「ジェンダー表現とメディア」を学ぶプログラムを作りたい(広告観察ワークショップ編)

2020年から男女共同参画センターのイベント、写真フェスティバルのセミナー、オンラインイベント、高校や大学での授業、研修会など、さまざまなな機会を通して、広告観察幅広い年齢層の方を対象に行なってきました。 このワークショップの目的は、広告の表現を観察・分析することを通して消費社会とジェンダーの関係を考え、観察を通して自分のものの見方を言語化して他者に伝え、それぞれに異なるものの見方が存在することを確かめ合うことです。 過去にTIP(TOKYO INSTITUTE of PHO

性感染症予防啓発は予防啓発は誰のため?広報と書籍から考えるこれからの性教育 (振り返り)

2022年12月11日にTOKYO AIDS WEEKS(12月1日の世界エイズデーの前後に、様々なNGOやグループが行うイベントの情報発信を行っています)に参加して、オンライン講座を開催いたしました。 この講座は、私が雑誌「シモーヌ(Les Simones)」VOL.7【特集】生と性 共存するフェミニズムに寄稿した「性感染症予防啓発は誰のため?――広報ポスターから考えるこれからの性教育」に関連して構成したもので、「広報編」と「書籍編」に分けて、「広報編」を事前収録で行い、「

「写真と言葉をつなげる」ワークショップ 手の写真を見る・読み解く・話してみる

Tokyo Institute of Photography の主催でオンライン講座を開催します。詳細は上記のページをご覧ください。 以下、この講座について少しご説明を このゼミは、手が写っている写真を通して、写真の歴史、表現に対する理解を深め、写真に対する見方を言葉で表現することを試みるものです。 これだけだと堅苦しくて分かりにくいかもですね。学校の授業・教科的に言うと(あまり学校的な比喩を多用するのは好きじゃないですが)、国語と美術と歴史をかけあわせたようなものです。