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「ジェンダー・クィア」日本語版出版に向けて (02)マイア・コベイブさんってどんな人?

著者のマイア・コベイブ(Maia Kobabe, b.1989)さんは漫画家、作家として活動し、『ジェンダー・クィア』は、初の長編作品です。
ノンバイナリー・ジェンダーでアセクシャル(無性愛)を自認し、Preferred Gender Pronoun(希望する代名詞)としてジェンダーニュートラルな代名詞である e/em/eirを用いています。本作品では、マイアさんが自分自身の「性」のあり方に向き合い、ノンバイナリー(男女二元論に当てはまらないジェンダーのあり方)という性自認を持つに至る経緯が丁寧に描かれています。(ノンバイナリー・ジェンダーについては「ノンバイナリーが
わかる本」
(エリス・ヤング著 著
明石書店)がお勧めです。)
本作品では、マイアさんが自分自身の「性」のあり方に向き合い、ノンバイナリー(男女二元論に当てはまらないジェンダーのあり方)という性自認を持つに至る経緯が丁寧に描かれています。

高校生の時、私は自分が半分は女性、もう半分は男という二つに分かれた魂を持って生まれてきたのだと空論にふけるようになった。

マイアさんは、マイアさんはジェンダーをこんなふうに表現しています。

ジェンダーはスケール(尺度)というより、風景により近いものだと思う。

山間生まれの人もいれば、海辺で生まれる人もいる。生まれた場所で幸せに暮らす人もいれば、花を咲かせて成長できる気候の場所を求めて旅をしなければならない人もいる。 海辺と山の間には、野生の森があって、それが私の落ち着きたい場所なのだ。
子供を持たなくていい、と初めて気づいた時は、細い路地から抜け出して、広い野原に足を踏み出したような気持ちになったのを覚えている。

結婚なんてしなくていい。 誰ともデートしなくてもいい。 セックスのことさえ気にしなくていい。 このような気づきは、自分自身への贈り物のようなものだった。

ジェンダーは、明確な区分やスケールというよりも、人それぞれの生き方や経験のなかに表れる側面と言えるのかもしれません。
『ジェンダー・クィア』の魅力は、言葉と絵を組み合わせることによって複雑で豊かな経験が表現されているところにあります。

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