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落花流水

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ーー落花に情あらば、流水にもまた情がある……。 戦国時代を舞台に亡国の姫と、彼女の暗殺の命を受けた忍の旅路を描いた、本編「雨夜の星」の後日談や、登場人物の過去等を綴った番外編で… もっと読む
全十二話+あとがきとなります。約二年もの間、無料公開して参りましたが『公募に出す前に、そもそも自分… もっと詳しく
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第一話 秋萩

※小春と才四郎が、叔父上の寺まで帰る道中でのお話です。 久方ぶりに、海岸沿いから離れ、山…

第二話 薄明

※小春にであう前の才四郎の過去の話です。 その伝令が来たのは、薄明だった。  ――勝ち戦…

第三話 螢惑

※才四郎と和尚が寺でさし飲みした時のお話です。前編は和尚視点、後編は才四郎視点で書いてい…

第四話 夏虫(裏)

※本編、「夏虫」の章の才四郎視点です。   源内の一件があってから、小春がよく体調を崩す…

第五話 撫子

※小春と才四郎の後日談その二になります。 「一晩だけ。一夜の思い出に良いではないですか」…

第六話 萱草

※寺から連れ出された小春を助けに行くまでのお話。本編、紫苑の才四郎視点です。  朝起きる…

第七話 山根草

※小春と才四郎の後日談第三弾です。小春の家族を死に追いやったのは才四郎だった? 衝撃の過去発覚の回です。 ーーあたしのせいだ! 口の軽いあたしのせいで、あのお優しいご領主様、奥方様、御坊ちゃま……あんなに可愛かった姫様まで!ーー  私はある夜、聞いているこちらが苦しくなるような悲痛な叫び声に、目を覚ましました。そしてすぐに昼間来た旅人が、ご主人様にお話ししたあの話のせいだと思い至ったのです。  昼間、茶屋で一服した旅人が、話好きなご主人様とお話をしていました。どうやらこ

第八話 女郎花

※小春と才四郎の結婚を見守るある人のお話。  兼ねてより、「その日」だけは、なんとしても…

第九話 雛菊の文

※雛菊と師匠の過去のお話です。  小春ちゃん、こんにちは! 先日は文をありがとうございま…

第九話 雛菊への返し文

 私は文に目を落としたまま、堪えきれず思わず吹き出してしまった。すると隣で刀の手入れをし…

第十話 藤袴

※任務中に行方知らずになった才四郎。それを知った小春は……。 「吉乃……吉乃……」  こ…

第十一話 ハクばあちゃんの手記

※とある流しの助産師のお話。  数日前のことだったかしらね。あなたたち兄妹が、お父さんも…

第十二話 落花流水

※小春と才四郎の最期。彼らは許されるのか。  私は川原に立っている。  その川の流れは非…

あとがき

これにて完結になります。    本編から換算すると、30万文字以上でしょうか……。ここまでお読みくださった方、長い間お付き合いをいただいき、ありがとうございました……!