見出し画像

落ち着いて文章と向き合えるようになりました、というお話。

お久しぶりです。佐伯みかん、じゃなかった、九重ゆめです。Twitterを始めてから読書感想や映画鑑賞後の感想を、全て呟いてしまい、noteに書くことが少なくなってしまいましたが、元気にやっています。

元々ストレス解消方法が「外出」だった自分は、三月〜五月にかけては、家族で自宅に缶詰状態で、先も見えず、今思えば、だいぶ追い詰められていたように思います。
文章を書いたり読んだりする心の余裕が無くなり、それにヤキモキして焦ってイライラしてさらに心が荒んで疲れる、という悪循環に陥っていました。
六月辺りからは段々通常通りの生活が戻ってきて、予断は許されないですが、ほぼ通常のタイムスケジュールとなりました。そして時間と精神的余裕も次第に取り戻せてきました。

……改めて思うに、作者もそうですが、受け取る側も、総じて創作や文化的な趣味を続けるには「心の余裕」というものが大切だなあと感じた三ヶ月でした。

あ。でも追い詰められることで感じる歯痒さや、苛立ち、無情感を文章にぶつけて伝えたい! というタイプの方もおられると思うので一概にはいえないですけれど……。この世界でない他の世界の話、ファンタジー系のお話を多く書く自分は、精神的にも身体的にも疲れて、妄想力、もとい、想像力が枯渇した状態に陥り、やりきれなかったです。

そして、おかげさまで十月に入った今、ほぼ今年の冬の二月頃辺りの生活に、自身のメンタルも合わせて戻せてきました。もちろん新しい生活様式に慣れる苦労。消毒、手洗い、人混みを避ける等、徹底するのに時間や労力がかなり取られ、辟易することもありますが、あまり考えずに自然と身体が動き、苦にならなくなってきました。

そこでやっと自分を振り返る時間ができまして。三月〜五月の間に焦燥感と一緒に、自分の力不足を感じて、モヤモヤしてたのはなんであったのか、客観的にその正体を振り返り、不足している力を身につけようと、今は吸収の方に力を多く割くようにしています。

とりあえずまず、気になったのは文章力、これです。短文の中に場面にあった単語をピシャッと入れて、どんな相手にもわかりやすく伝える力。文章のリズムを崩さず、そこに自分のセンスをうまくのせられれば万々歳なんでしょうけれど、自分はくどくど書きがちなので、読書数を増やして、アウトプットもして、センスを磨いて行きたい所です。今のラノベは描写少なめ、しかし分かりやすく場面が頭にすっと入る言い回し、キャラクターの個性、カッコよさを引き立たせる、センスの良い会話、やり取り重視! といった辺りが求められている気がするので、頑張って行きたいと感じています。

後は、お話を何本か完結させて思うのが、構成力。短編含め、数作書いていると自分の好みのパターンが見えてきて、最後が似てきちゃうという弱点(笑)。これはもう、様々な本、映画など作品にふれパターンを研究するしかないと思うので、時間があるときには、流行りのアニメなんかを観たりして、エモい(笑)話の流れ〜完結までを研究しています。

数ヶ月前までは、「うおぉおお! とにかくアウトプットして公募おおおおお! 絶対書籍化あああ」って猪突猛進していたのですが、最近は落ち着いて、まあ、駄目なら個人的に同人印刷するからいいや〜と執着をいい意味で手放して、書くこと自体を素直に楽しめるようになりました。

そして、自分以外の作品に触れて、良い所を吸収しようとじっくり楽しんだあとは、冷静に構成を分析したり、素敵な言い回しをアレンジして、さらに自分のものとするため、アウトプットもちょこちょこするようにしています。長編は時間的に難しいので、近頃は短編を書く機会が増えました。短編は苦手だったのですが、やってみると、いつもの自分のとはガラリと雰囲気の違う作品が仕上がったりするので、ここ数ヶ月、面白くて、練習を続けています。

コンテストも、興味を持った題材を見つけたら、昔みたいに長編にせず、無理せず短編で挑戦し、書いてるうちに自分が楽しくなったり、アクセスも多く、読者さんの興味も引くようであれば、設定を増やして様子を見つつ長編に変えていこうかな? というスタンスに変えました。そうしたらだいぶ気が楽になり、前向きに創作取り組めるようになった気がしています。

と。ここまで様々な変化を書きましたが、何より創作の原動力となっているのは、二ヶ月近く活動していなかったり、大きな当たりもなく、弱小一次物書きにも関わらず、反応を返してくれる読者様がいてくださることです(涙)。そのお陰で、今もこうして書けています。もしおられなければ、二ヶ月前のストレス過渡期、動悸、息切れ、不眠で辛かったあのとき、創作すべてを辞めていたかとしれません。本当に有り難いことです。

そんなふうにして研究して作った作品のどれかがいつか、公募やコンテストで一発当たればいいんですけれど(笑)。様々な作品に触れれば触れるほど自分のセンスと能力のなさを痛感していますので、難しいかもしれません……。でもまあ、細く長く続けているうちに、何十年後かに一回くらいは結果が伴ってくれたらいいなあ〜なんて、心の隅で願いつつ、創作をこれからも楽しく続けていきたいと、思う、今日この頃だったりするわけです。

宜しければ、作品執筆のエネルギーとなりますコーヒー、スイーツのサポートをお願い致します〜(涙)いただいたサポートを糧に、より良い作品が生み出せるよう精一杯頑張ります!