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【不登校】出席日数が認められる

不登校になってる子どもにいちばん大切なことって、私は

「何で自信をつけさせてあげるか?」

じゃないかと思う。

好きなこととか得意なことでいいと思うの。

私は苦手なことも多いけど、コレがあるみたいなもの、あったら心強いと思うんだよね。

そういうことを積み重ねていく時間をつくれたら、つらくなっても原点に立ち戻れる強さみたいなものを身につけられるんじゃないかなって。


私は長男が好きなことをバックアップしてきたけど、好きなことができる毎日が定着したら、勉強をちゃんとやりたいって言ってきた。

でも勉強をしてもそれはなかなか外部には伝わらない。

頑張った分だけ認めてもらえたら、長男スタイルでの学びはステップアップできる気がした。

その「認めてもらう」が叶った話。


長男の想い

不登校になるにはいろんなキッカケがあると思うし、子どものタイプもさまざまじゃないかなって思う。

長男は繊細で慎重で傷つきやすいタイプ。

でも自分のペースであれば、考えたり頑張る力も持ってるの。

人が多いところ、集団で一律で動かなきゃいけない場面にはどうしても弱い。

でも将来のことを考えたら勉強はしたいし、勉強は嫌いじゃない、そんなタイプ。

学校に行って、勉強以外のことに神経をすり減らし、勉強するエネルギーがなくなるのなら、家でゆっくり自分のペースで勉強したいし、好きなことにも取り組みたい、そういう気持ちが強かった。


気持ちはわかる、でもまだ小学生で知らない世界もあるのに経験もせずに世界を狭めちゃうのはどうなんだろう?という疑問が払拭できずに、去年は週に1時間だけは学校に通ったの。

その様子を見ていて、私は悟った。

慣れるってことはないんだ。

この子はちゃんと自分で考えて、判断して、決めてる。

それ以外の考えって今はないんだ。

だったらやりたいようにやらせてみよう。

そうして、学校には全く行かないという選択へ舵を切ったのはこの4月。

最高学年の6年になった。

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ネットスクールという選択

自宅で完全に親が勉強を見るというのは無理がある。

思春期男子が素直に聞くわけないのよ。

思うようになんてならないし、こっちのペースで動くわけもない。

でも勉強はしたいと言う。

人間関係は苦手だけど、自分のペースでなら勉強はできるから、と。


通信教材を使って本人なりにスケジュール立てて頑張ってたんだけど、あるとき通ってるデイの新人のスタッフさんにこう声をかけられて憤慨して帰ってきた。

「学校に行ってなかったら暇でしょ?」

何気ないひと言だった思うんだけど、本人は悔しくてたまらなかった。

そう、だって本人なりに頑張って勉強もしてるし、スケジュールだって考えてるんだから。

そんなノンキな毎日じゃないよ、と言いたかったんじゃないかな。


もちろんデイのトップの人にもすぐに事態が伝わって、フォローも入ったのだけど、そういうふうに見る人もいるという事実は変わらない。

ひといちばい頑張っていたりするのに、認めてもらえないという現実は結構しんどかったんじゃないかと思う。

親がいくら伝えたって、親と他人って違うよね。


私はネットスクールの存在を知った。

勉強だけなら今の通信教材でもできるのだけど、人から見てもらえる安心感や心強さも得られるといい。

程よい距離感で、つまり会わずしてそれが可能なものってないかなって思ってた。

学校に行くのは刺激が強すぎるけど、もう少し弱い形で人との交流や認めてもらう感覚が得られたらいいって思って。

家にいても、人とのつながりを感じられるって必要なこと。

そこに、自分がやったことを認めてもらえるシステムが加わったら!


探してみたらあったよね。

不登校でも出席日数として認めてもらえますっていいじゃん。

出席日数なんて小学生だったらあんまり関係ないように思っちゃうけど、自分が勉強した日数を学校が認めてくれるっていう事実がものすごーーく心強い気持ちをもらえるって思う。

頑張ったね、おうちでもちゃんと勉強できたね、そういうことでしょ。

それ、大事じゃん!


もちろん勉強が全てじゃないし、勉強は今は必要ないって思っている子に強制するものではないと思うのね。

でも勉強したいけど学校には行けないって子どもには最強のシステムじゃないかしら。

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初めての学習レポートが届いた

お試し入会をしてみて、担任の先生がついて、1ヶ月が過ぎた。

早速、学習履歴を元に学習レポートを作成していただけて、レポートが届いた。

それを学校の担任の先生に届けたら、よく頑張ったねってお手紙が返ってきた。

それだよ、それ。

そういうのが欲しかったのよ。

自分がやった学習が見える化されて、それをみんなで共有できる、認めてもらえる、めっちゃ大事じゃない?


だから私、早速レポートをコピーして、デイの先生、スクールカウンセラーの先生、療育センターの主治医に渡そうと用意したよね。

どこに行っても、よくやってるねってきっと声かけてもらえると思う。

別に頑張り過ぎなくていいのだけれど、頑張った分はこうして認めてもらえるって大事だ。

特に人との関係を築くのが苦手で不安も強くて…という長男にとっては大切なやりとりだと思う。


前々から担任の先生には話していたから、校長先生にも話は通じていて、今日、

「他の学校でも認めているところが増えてきたみたいだね。

 我が校でも頑張りは出席日数としてカウントしたいと思います。」

と言っていただき、嬉しかったなぁ。

そう、私だって嬉しい。


人に認めてもらうことに偏ってしまったらそれはそれで苦しいけれど、自分で自分を認めることをしながら、周りからも認めてもらえる経験をすることは大事だよ。

学校に行くのがフツーの今の世の中で、学校に行ってないだけでいろんなプレッシャーがあると思うのね。

それが少しでも和らいだらいいよね。

いろんな学び方があっていいんだよねって。

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