古典文学初心者のアラサー女が源氏物語を読んでみた
源氏物語。ほぼ知識のなかった私のイメージは、容姿やあらゆる才能に恵まれた光源氏の恋模様を描いた物語というだけの印象でした。
いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬがすぐれて時めきたまふありけり。
文系出身の私はというと、国語は専ら現代文で得点を稼ぐタイプ。古文はさっぱり分からずでしたが、この冒頭文を聞けば源氏物語だなということだけは分かる、むしろそれしか分からない…ような人でした
そんな私が20代半ばに差し掛かった時、急