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コミュニティへの参加度合いとヘルススコアがちゃんと相関していたの巻

こんにちは!
カオナビに転職してあっという間に3ヶ月が過ぎていき、入社時に自分に務まるか不安を感じていた頃が、はるか昔に感じます笑

今回は弊社(カオナビ)で運営している「カオナビキャンパス」というコミュニティの事業貢献を可視化した件について、まとめてみました!
お暇な時にご覧いただけると嬉しいです〜

事業貢献可視化の背景

コミュニティやユーザー会の効果ってどうしても「数字で語るのが難しい」と言われがちで、そもそも数値で測るものではないというのが定説かと思います。
そんななかで、なぜ事業貢献を定量的に可視化しようと思ったのかというと、10月に入社してユーザー会のアーカイブ動画やユーザー会への参加企業数などを見ていく中で、開催実績やユーザー会のバリエーションを踏まえると、さすがに何かしらの定量的な効果はあるんじゃないか?と思いました。
とはいえ、MRRやLTVに直接結びつくというよりは、その手前の先行指標やチャーンに影響があるのでは?と仮説を立てて、まずは企業・担当者別ユーザー会参加数や、ユーザー会登壇実績などを調査していきました。

コミュニティで運営しているユーザー会について

前提として、カオナビキャンパスで運営しているユーザー会の種類や目的について紹介させていただきます。
カオナビキャンパスはタレントマネジメントの学び場で、大学をモチーフにしたコンセプトで設計しております。
ユーザーから活きた事例を学べる、ユーザー同士で交流できるようなオフラインイベントや、オンラインでユーザー同士で相談できるようなコミュニティを運営しております。

2022年10月~2023年09月の延べ数になりますが、年間103回で3日に1回の開催頻度で運営しており、1,961社3,613名のユーザーにご参加いただいております。

また地方での開催も行っており、全国8箇所で開催しており、現地・オフラインでのユーザー会参加者の90%以上がユーザー会の内容に満足したと回答いただいております。

また、活用ステージに合わせたユーザー会を運営しており、機能のキャッチアップから、ユーザーと交流できるようなものまで、ニーズにあったものをご参加いただけるようになっております。

取り組んだこと

これまでカオナビキャンパスにご参加いただいたユーザー様がたくさんいらっしゃいましたが、カオナビキャンパスへの参加度合いが可視化できておらず、ユーザー様がコミュニティに対してどういった状態なのかを可視化できておりませんでした。
まずは、参加度合いを段階に分けて可視化するところから着手し、カオナビキャンパスにおいてコアユーザーになるためのステップアップを5段階に分けて定義しました。
・カオナビキャンパスに入学し、
・カオナビキャンパスを体験し、
・カオナビキャンパスで交流し、
・カオナビキャンパスを応援し、
・カオナビキャンパスで共創する
というステップに分解しました。

相関関係について

コミュニティの参加度合いが高くなることで、ヘルススコアにどういった関係があるかを調査しました。

※ヘルススコア補足:独自のロジックで運用しているヘルススコアで、先行指標として活用しております。
ヘルススコアについて気になる方は、ヘルススコアの全体設計とモニタリングを担当している「CSOpsグループの佐伯さん」が近日中に投稿予定ですのでぜひご確認ください!


コミュニティへの参加度合いと事業貢献の相関について

結論として、コミュニティへの参加度合いとヘルススコアに強い相関関係があることがわかりました。

参加度合い①入学のヘルススコア平均を仮に「100」とするなら、それぞれ以下のようになりました。


ヘルススコア:①を「100」とした場合
①入学「100」
②体験「116」
③交流「130」
④応援「141」
⑤共創「146」

段階ごとに徐々にヘルススコアが上がっており、強い相関関係であることがわかりました。

相関の度合いから考えても、
単純にコミュニティへの参加回数を増やすだけではなく、交流や共創していくことで、ヘルススコアを高めることができることがわかりました。

今後はLTVやNRRでも相関関係をお伝えできるように試行錯誤していければと思います!

事業貢献していることがわかって思ったこと

結論だけ見ると効果出てるやん!となりますが、ここまでの道のりは平坦ではなく、正解がない中で試行錯誤しながらコミュニティを運営し、ユーザー様に価値を届けるだけでなく、継続的にコミュニティを運営していくために、事業貢献できるように模索しながら進めてきていました。

今回の事業貢献の可視化においても、約2ヶ月の議論を経て、コミュニティの参加度合いを定義し、効果の可視化を進めていきました。
「これであってるのかな?」といった不安を抱えながら、それでも前に前に一歩一歩進めてくれたおかげで、今回の可視化につながったと感じています。

まずは定量的な効果を示すことができたので、よりユーザー様へ価値提供できるよう、そしてビジネスへもインパクトすることができるよう、取り組みを昇華させていければと考えております。
また、「体験」から「交流」へステップアップすることで、売り上げとしてはいくらの価値をもたらすのか、といったところも可視化していきたいなと思っています。

次回は・・・

ヘルススコアに相関があることを踏まえ、コミュニティの新KPI設計をしました!
次回のnoteでは新KPI設計のウラガワをお届けしますので、お楽しみに〜〜〜


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