【考察】『五等分の花嫁』最終的には誰が一番可愛いのか
マンガ『五等分の花嫁』とは「五つ子のヒロインのうち、誰かが主人公と結婚する」というテーマの学園ラブコメディー作品である。
表題の考察について、まず結論から述べよう。
「三女、中野三玖が一番可愛い。」
※異論は認める
●三玖が一番可愛い理由
1.一花よりも可愛いから。
2.二乃よりも可愛いから。
3.三玖が一番可愛いから。
4.四葉よりも可愛いから。
5.五月よりも可愛いから。
…ふざけるのはここまでにして、ヒロイン5人の人物像を紹介。
1.“お姉さんらしさ”溢れる長女、一花
作品当初から、お姉さんとしての頼もしさ・少しアダルティーなキャラを確立する一花。話が進むにつれて、少しずつ“恋の悩み”に四苦八苦する少女の一面が見え隠れするのも魅力的。
そして何よりショートカットが最高。可愛い。
2.王道を征くツンデレ次女、ニ乃
ゴスロリチックなリボンをつけて、誰よりも主人公に口酸っぱくぶつかるニ乃。00年代にブームを巻き起こした“ツンデレ”キャラの魅力が、10年代後半に大手を振って帰ってきた。
作中の態度変化に推し変した人多数。可愛い。
3.引っ込み思案な歴オタ三女、三玖
作中で最も早く主人公に心を開き、恋に落ちる三玖。健気で周りに気遣い続ける優しさを持ちながら、自分に自信がなく、中々行動を起こせずに周りを優先してしまう苦労人。
言葉少なくも、コロコロ変わる表情が可愛い。
4.天真爛漫元気っ子な四女、四葉
スポーツ万能、コミュ力抜群、常に笑顔を絶やさない四葉。ムードメーカーとして周りを盛り上げたり、空気を読んで仲間を慰める作中の癒し。意外にも本心が一番読めないキャラ。
たまに見せる、シリアスな表情が可愛い。
5.ポンコツ系優等生の五女、五月
真面目に頑張るけどおっちょこちょい、そして大食いという分かりやすいポンコツ系の五月。主人公が五姉妹と交流を持つきっかけとなったのは彼女で、作中に登場した最初のヒロイン。
何でも美味しそうに食べる表情、可愛い。
…つまり、みんな可愛い。
ヒロインが全員可愛くて、正直甲乙つけがたい。全員主人公と結ばれてほしい。
作中世界では一夫多妻制が認められてほしい。
しかし『五等分の花嫁』は歴としたラブコメ作品。最終的には誰か1人の勝者が選ばれる。
「全員幸せハッピーエンド」が訪れないなら、読者(僕)はどう作品に向き合えばいいのか。
まとめ.1番に幸せを願うのは
五つ子のうち主人公と結ばれるのが1人だけなら、残る4人はこの恋愛競争の敗者となってしまう。
夢小説にも百合作品にも明るくない僕には、「主人公と結ばれる」意外に彼女達の“幸せの抜け道”を用意できない。
残酷な現実(ストーリー)を目の前に、この作品を読む目線が少し変化してきた。
「この中で一番報われてほしい、応援したくなるのはどの子だろう。」
…ここまで来れば、僕の中での結論は明白だった。
他の誰よりも早く、長く、深く恋に心を悩ませていた人物。それでいて、周りを優先するばかりに自分の想いをなかなか口に出せない人物。
中野三玖が一番可愛いし、誰よりも幸せな結末を迎えてほしい。
…本作の物語は、終盤に向けて加速を始めた。最終的に、誰が結ばれるかはまだ分からない。
推しのハッピーエンドを願う気持ちと、最終回を経て物語に終止符を打ちたくない気持ち。
こんな割り切れない想いに四苦八苦している
読者は、きっと僕だけではないだろう。
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