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初体験Zoom会議。

この春のある企画に向けて
同業者と打ち合わせをしなくてはならなくなり
はじめてZoom会議というものを体験しました。

Zoom。
2020年に始まった例のアレによって
人と人とが近い距離で話すことを自粛させられて
リモートだとか、新しい生活様式だとか、そんなこんなで
Zoom会議ってものが一般的になったようですが、
ハッキリ言って私は『Zoom』というものに嫌悪感があります。
できることなら関わりたくない。
しかし。
どうしても関わらないといけない案件ができて
まず、私はこういうことを一人でサクッと出来てしまう人間じゃないので
会議に参加するデザイナーに電話で一つ一つ指示を仰ぎながら
Zoomへのサインイン、ダウンロード、インストールと
設定を進めました。
インストールをクリックする時
「ハァァぁぁぁぁぁぁ……」
と、思わず大きなため息をついたら
電話の向こうのデザイナーから
「なんか、類人猿が人類に進化していく姿を見てるようや。」
と笑われましたよ。

さて。
とうとう私のMacにZoomが上がり込みました。
もうこの時点で嫌やな……と思います。
わが家から出て行って欲しい、、という気持ちを抱きながら
Zoom会議にはじめて参加しました。
パソコンのモニターに向かって
そのモニターの向こうに座る参加者たちと喋ることに関しては
さほど違和感はありませんでした。
時折、モニターの中の小さな枠に映る自分の姿を見ては
「あ、髪の毛がボサボサ……」
と直してみたり
他の参加者の方の部屋の様子を垣間見たりと、面白かったのは面白かったですが
やっぱり、極力、Zoomなんてものには参加したくないですねぇ。

なんていうのかなぁ。
わざわざどこかの会議室や事務所に出かけて集まらなくていい。
いつでも、家に居ながらでも、多数の人と会話が出来る。
まぁ、それが便利といえば便利なんでしょうけど
この『便利』という名の下に
人が、じわじわと仮想空間の中に閉じ込められていってる感じがして
嫌ですねぇ。
一見、便利だと思わされるものは
人が『人をやる』という根本を放棄させられてるようにも思うのです。
大袈裟かもしれませんが。

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