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A Broken Robin

宮本輝さんのエッセイを読んで
Emily Backerという詩人を知った。

If I can stop one heart from breaking,
If I can ease one life aching,
Or cool one pain,
Or help one fainting robin
Unto his nest again,
I shall not live in vain.

もし私が一人の生命の苦しみを和らげ
一人の苦痛をさますことができるなら
気を失った駒鳥を
巣に戻すことができるなら
私の生きるのは無駄じゃない

僕は真理っていうものは
いつもグレーゾーンにあるんじゃないか
ってことが分かった気がする。

というのも
全然真っ白なんかじゃないことを
痛いほど学んだ。

成功を願って
失敗を怖がって
人の目を気にして
デカいことをしたがって

世の中のことなんか
何も分かっちゃいない
自分だったからこそ
グレーゾーンの大切さが
分かった気がする。

翼が折れてしまった
駒鳥だからこそ
その翼を痛みと
また飛ぶことの恐さが
痛いほど分かる。

誰かひとりでも
それが赤の他人でも
誰かの支えになることが
たった一度でも
できたなら

それは一生の
支えになるんだと思う。

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