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2023年3月ボドゲプレイレポ+「惑星Xの探索」

年度を跨ぎ、いろいろと忙しくなり、体調も不安定になったりとありましたが…遅くなっても月1更新ペースは最低限守っていく所存。

プレイ記録


タイトル数:46
プレイ回数:48
3月は週1,2回の頻度で遊んだため、タイトル数は2月より少し多いくらいでした。
季節的に寒暖差もあり、不調が多い月でした。あまり重量級もプレイできなかったのがちょっと残念。(重いものばかり積みあがっていく)

初プレイは30作品くらいでしょうか。
いろんな作品を経験させてもらえる環境にあるのは本当に感謝です。
新版が予定されている「フォレショレ」や
2000年以前のクニツィア代表作「サムライ」
ゲームが始まるとメインのモニュメントが邪魔になる「テケン」
今は懐かしいゲームバラエティ番組からのカードゲーム「ヌメロン」等
楽しむことができました。

アプリが必須のボードゲーム?

中でも驚いたのは、専用アプリが必須のゲームでした。
個人的な話で言うと、アプリが必要なゲームというのはあまり印象が良くなかったです。
ボードゲームはアナログが醍醐味ですし、アプリは環境次第で数年で使い物にならないなんてこともありますし、割と否定的な立場でした。
でも実際、触ってみないことには分かりませんね。

「ヒューストン、イルカ発生!」
所謂、人狼系ゲームですが、アプリがゲームの展開や演出、カードの分配までも行ってくれます。
スマホやタブレットの前面カメラを使用してカードを読み込むので、使用するカードの中身を見ずにプレイヤーに配ることができました!こりゃ便利!!
人狼系なのでアプリがGMの役割を担ってくれるのはスマートにゲームを進められるので便利ですね。
ただ、チュートリアルがとても不親切で、前以てゲームの流れを説明しておかないとルールの共有化には不向きと感じました。

「惑星Xの探索」
こちらは「クリプティッド」よろしく推論ゲーム
クリプティッドはUMAの生息地をマップからいち早く発見する内容でしたが、性質上ミスが発生すると、情報に矛盾が生じてゲームが瓦解してしまうため、変な緊張感もあるゲームでした。
惑星Xの探索自体は、結果を他者に共有しないのでミスをするのは自分の情報の取扱い次第ですが、アプリによって正誤判定や情報を表記してくれるので、とてもスマートでした!
ゲームコードさえ共有すれば別の端末からでも同じ条件で答えてくれます。
デメリットは、各々がアプリを使用すると不正が生じかねない点でしょうか。
結果を表示する際に決まったSEが流れるため、音出し推奨かもしれません。(効果音もカッコいいですし)

惑星Xの探索


ということで今回は「惑星Xの探索」を紹介します。

プレイヤーは天文学者となり、姿が見えない惑星Xの場所の特定に奔走します。
彗星・準惑星・小惑星・ガス雲も存在し、研究によってそれらの位置関係を探り、調査により存在する範囲も絞っていく必要があります。
惑星Xを特定するだけでなく、ゲーム中に学説を発表する機会もあり、いち早く他の天体も特定していかなければ、天文学者としての真の名声は得られません。
果たして、惑星Xの探索に一番貢献できた天文学者は誰なのか!?
といった具合です。

書き込み用シートは座っている位置に合わせて最適な並びで区画を表記してくれています。

準備は…メインボードを置き、個人に書き込み用シートとスクリーン(衝立)とチップ類を配った後、アプリによるゲームの設定ができます。
ゲームは、通常と上級の2種類の難易度があり、通常だと12区画の夜空を探索していくことになります。

最初から各プレイヤーにはそのプレイヤーだけの情報が開示されてスタートするのですが、情報量の調整によってハンデを設けることも可能になっています。
例:区画2には「小惑星」はありません。←こういった初期から持っている情報

ゲーム毎に変化しますが、概要が最初に出されているので、研究対象が選びやすくなります。

そして、研究の概要が発表され、メモしておきます。※ゲーム中に研究アクションを選択することで概要の詳細な内容が得られます。(但し、連続して研究はできません。)

ゲーム準備後のアプリ画面 アクションによって経過する時間を示してくれています。

アクションは「調査」「精密探査」「研究」「惑星Xの位置特定」の4つがあり、手番が回ってきたら、どれかを選択して決まった時間が経過します。
手番順は「パッチワーク」「ノヴァルナ」等のような選択結果によってコマが進み、後ろにいる人ほど手番が回ってくる仕組みです。
より有益な情報ほど時間がかかり、手番順が後ろになりがちです。

「調査」は現時点で見える夜空の範囲から区画を指定し、その中に指定した天体がいくつあるか調べられます。
「精密探査」は区画を指定し、その場所にある天体を特定します。専用のトークンを初期から2つ持っており、1つ消費する毎にできますが、時間がかかります。
「研究」は前述の通り。研究対象の関係や条件の情報が得られます。
「惑星Xの位置特定」答えが分かったら選ぶアクションです。条件は後述しますが、間違っていても時間は進んでしまうので失敗リスクは高いですね。

衝立の裏には、詳細が分かりやすくまとめられています。

各天体は、一定のルールによって配置されており、位置関係や探索によって場所を特定し、結果的に惑星Xの場所を推理できるようになっています。
ただし、惑星Xの場所が分かっただけでは勝利できない仕組みもあります。

衝立がサマリーの役割を果たしてくれているのでとても便利。

惑星Xの位置特定のアクションでは、該当する区画やその両サイドに何があるかまでも絞り込まないといけません
「この区画にはこの天体が存在する!」という学説を発表するタイミングもあり、学説発表で特定できた天体毎に点数も入りますし、一番早く特定できればボーナス点も発生します。
誰かが惑星Xを特定したら、他の人は最後の1手番で同様に惑星Xを特定するか、学説を発表することで最後に点数を稼ぐことも可能で、惑星Xを最初に特定できた人が勝利ではなく、特定に最も貢献(点数獲得)できた人が称えられるというのがこのゲームの面白さでもあります。最後まで気が抜けません。

学説フェイズは、地球ボードが回転する際に、特定のマークを通過する際に発生。

各プレイヤーは、自分が行ったアクションは申告しなければいけないので、誰が何をやったかは共有されるし、メモしておく場所がシートにあります。
その行動からも推察できたりするので、推理系ゲームが好きな人にはとても楽しいゲームなのではと思います!
アプリがGMを担ってくれる上に、セッティングが非常にスマート!
アプリありきのゲームですが、難易度調整も容易、パターンも多く、遊んでいてとても快適で楽しいゲームでした!

アプリ前提ゲームの評価を改めなければならないなと感じた作品でした。

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