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トランセンダーズ委託販売情報まとめ、ガメラリバース感想

●TRPGトランセンダーズ

この週末は天気も良く、二日とも12、000歩ほど散歩できた。夕食の焼き魚が一層美味しい。

先週、イエローサブマリン様各店舗にて、「文明育成AI艦隊TRPG 永遠なる星のトランセンダーズ」委託販売が始まりました。


イエローサブマリン様オンライン通販はこちら。

また、9月9日時点でツイッターにて確認した限りでは、以下の店舗にてお取り扱い頂いております。よろしくお願いします!

横浜店、京都店、秋葉原店、札幌店、宇都宮店、池袋店、新宿店、なんば店

引き続き、コノス様、メロンブックス様でも通販中です。

コノス様

https://conos.jp/product/transenders/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&utm_campaign=transenders&utm_content=090921-trpg


メロンブックス様
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2041072


●ガメラリバース

先日Netflixで配信が始まった「GAMERA -Rebirth-」、17年ぶりのガメラ新作とあって楽しみにしていたので、早速、一気に全6話を観た。
各話50分弱なので、観ようと思えば一気に観られる。

面白かった。
少年の夏休みの冒険譚でありながら、超古代文明や米軍が絡むシリアス要素もたっぷり。
昭和・平成ガメラの要素を混ぜつつ、壮大なスケールに仕上げた印象だ。

とくに第4話以降の、物語が拡大していくスピード感が見事。

昭和ガメラ怪獣のリメイクも大変よくできていて、コミカルな印象のあった怪獣たちを、よくぞここまで……、と感心した。

バルゴンは不在だが、いままで映画でリメイクされていなかったジグラ、ギロンやバイラスといった面々が強敵として立ちはだかり、毎回、CGでダイナミックな怪獣戦闘をみせてくれる。

今まで観たことのないかっちょいい怪獣バトルをみたい、という根源的な欲求に第一に答えており、まずその点からして大変、満足できた。

ミリタリー描写も濃くて、その点でも良かった。

戦闘のみどころをまとめると以下のとおり。

第1話、新宿上空での在日米軍機とギャオス集団との激しい航空戦。小型ギャオスの対人射撃もグロくて良い。
第2話、在日米軍地上戦力とジャイガーの市街戦。ストライカーMGSも登場している?
第3話、水中を超高速機動するジグラと米艦隊、そしてガメラとの戦い。凄い。
第4話、すさまじい高速アクションでプラズマ火球を交わし、斬撃を浴びせてくるギロンの恐怖。声も目線も怖いし、白眉であった。
第5話、バイラスとの高高度戦闘。原典をオマージュしつつ、全く新たな戦いを見せてくれる。オーバーテクノロジー描写も良かった。
第6話、ここで初代ガメラオマージュをもってくるか。74式戦車が大部隊で機動しつつ奮戦する様子もかっこいい。

物語としては、昭和ガメラ、トトガメラ、いずれも子供が物語の主役だったので、この要素をメインに据えてどう仕上げるか、というのは大いに課題だったろうと思う。

平成ガメラやシン・ゴジラなど、リアル寄りの世界設定だと、問題解決の場に子供が居る理由づけが難しいからだ。

ガメラが他の怪獣と違う点、そして最大のカタルシスを生むポイントは、子供の味方という特徴であるから、疎かにしてはいけない点だろうけども。

学者や軍人が右往左往する中で、それなりにリアルな描写で、子供を主役として配置せよといわれたら、自分でも悩むと思う(笑)。

平成ガメラ三部作は、この点をリバースとは違う方法論で解決してみせたが、本項では触れない。

本作が巧みだなあと思ったのは、SF設定を凝らして、リアルな世界設定の中でも、事態が子供を軸に動いていくように工夫している点である。
相当、スタッフは考えたに違いない。

まだ詳しくは書かないが、本作では、敵の怪獣も、子供を積極的に捕食しようとして狙ってくるのだ。

もちろんガメラは子供を守ろうとするわけだが、これも理由付けが設定されていて、そうするとドラマは主人公の少年らを中心に動き出す。
非常に感心した。シナリオ構造も、よくできている。

少年キャラの立て方もよくて、それぞれ家庭に問題を抱えていて。
その問題解決が人間側のドラマとして描かれていて、これが後述するように、ジュブナイルとして本作に爽やかな視聴後感をもたらしている。

在日米軍指揮官の子供キャラ、ブロディくんが個人的に好み。当初は嫌な奴として登場するのだが、しだいに憎めない子になっていく(笑)。
昭和ガメラに登場していた謎の外国人の子供という要素を、こんな形でお話に組み込み、自然と米軍の内部事情が描かれる理由にもするとは。
グッジョブすぎる。

大切なものと出会い、衝突し、そして喪失しながらも、少年たちが幼年期を脱していく。
その過程で、10万年前から連綿と続く、人類存亡にかかわる巨大な陰謀が描かれ、怪獣の存在理由も明かされていく。

夏の終わりに視聴するのにぴったりな、少年の冒険物語であり、成長譚である。ガメラを始めて見る人にもお勧めしたい。

***

ちなみに今だと、Netflixで平成ガメラ三部作も視聴できる。
リバースを観てから引用元を確認するもよし、まず平成ガメラをみてからリバースを観るも良し。

とくに1作目「ガメラ 大怪獣空中決戦」と2作目「ガメラ2 レギオン襲来」は、三龍戦騎シリーズでも指定推奨作品として何度もおすすめしているので、この機に是非。

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