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マイクロソフトが2030年迄にカーボン・ネガティブを実現すると宣言!

皆さん、カーボン・ネガティブと言う言葉は知ってますか?私はと言うと、恥ずかしながら大体のイメージと言うか、言葉自身は知っていたが、それが具体的に何をどうしたら、カーボン・ネガティブになるのかは全然考えた事がなかった。。。先日マイクロソフトが2030年迄にカーボン・ネガティブになると宣言するまでは。

カーボン・ネガティブの話に入るまでに、どうしてこの言葉に強く関心を覚えたかを話したい。この私のノートでは、基本私の興味のある事を中心に書いており、スタートアップ(起業)、ベンチャー・キャピタル、ガジェット、IT関連等が主な事です。そんな中、少しですが株投資も行っており、基本インデックス投資が中心ですが、その中でも自分の好きな企業株を持っており、マイクロソフト(MSFT)もその中の銘柄なのですが、そのMSFTが先日2030年迄にカーボン・ネガティブを実現すると宣言した。グーグル、アップル、アマゾンなど、排出量と吸収量を同等にした排出量実質ゼロを目指す「カーボン・ニュートラル」を掲げるIT企業は出始めているが、今回のマイクロソフトのようにカーボン・ネガティブを掲げる企業はめずらしい。私は今回の宣言が今後マイクロソフトの株価にどのように影響していくかを判断する為に、その宣言をしたマイクロソフトのブログを読んで、分かった事をここで書きたいと思う。結果を先に言うが、このブログを読んでもっとマイクロソフトの株を買いたいと思った。

要するにこう言う事だ。
1.1700年代半ばの第1次産業改革依頼、人類は2兆トン以上の温室効果ガスを大気に排出してきた。そのうちの4分の3以上がCO2であり、その大部分が1950年代半ば以降に排出されたもの。これは、自然が再吸収出来る量を大幅に超えており、人類は毎年500億トン以上の温室効果ガスを大気に排出している。これは数年や数十年間続く問題ではなく、一旦過激なCO2が大気に排出されると、それを消散するまでには数千年を要す。

2.世界中の気象専門家はこれらのCO2排出を削減する為に緊急のアクションを取るように合意しており、最終的には我々は「ネットゼロ」の排出量を達成しなければならない。これは毎年排出する同量のCO2を除去しなければならない。これを実現するには、現時点で存在しないテクノロジーや革新的公共政策と言った、急進的なアプローチが必要であり、コミットメントが必要だ。具体的にアイクロソフトがどのようにカーボン・ネガティブを実現させるかは彼らのブログを読んでほしい。マイクロソフトらしく、彼らはITを使い、ちゃんと商売に繋がるように、カーボン・ネガティブを実現する事が伺える。更に彼らはそれを実現させる為に、1,100億円を投資し、「気候イノベーション基金」も新設をした。

3.さて既に知っている人はこの部分は飛ばして貰ってもいいが、ではこのCO2何がどのように我々の生活に関わってくるかと言う事が非常に重要で、知れば、知るほど、マジでヤバいやつであると、理解出来る。まずはこのCO2のお陰で地球温度がこの50年の間に摂氏1度上昇した。そしてこのまま何もせずにアホ見たいにどんどんCO2を出し続けると、2050年までにさらにまた1度上昇すると言われてます。この予想はほぼ間違いなく実現してしまうと思う。それは先日書いたノートでも書いた日本の人口減少予想のように。ほぼ間違いなく実現してしまうと言う事です。

4.じゃ温度が1度上がると何がヤバいかと言うと、気候、気象に関する我々が住んでいるこの地球環境の全てに影響する。私は本当に暑がりで、汗も人の倍以上掻く。だから日本の夏は蒸し風呂にいるようで、本当に苦手で、可能な限り夏は日本へ行かなないようにしているぐらいだ。それが気温が1度上がるとどうなると言うと、日本の猛暑日は1.8倍になると言われている。100歩譲って暑いのは我慢出来ても、この気温が上がる事で:
 1)海面が上昇する。
 2)台風や異常気象が起きやすくなる。
 3)森林火災が増える。
 4)生態系がくずれて行く。
 5)農業への打撃
 6)病気や飢餓が広がる。
 *もっと詳しく知りたい人はWWFジャパンサイトへどうぞ。

5.地球温暖化が進むと我々の世代だけで言うと、ギリギリOKなのかも知れないが、次世代の事を考えると、マジでヤバい世界になる事が想像出来る。だからマイクロソフトのカーボン・ネガティブ宣言の意味がだれだけ今の我々が考えなければ行けない課題なのかが良く理解出来る。だから他の企業も是非このカーボン・ネガティブの意思表示をしてほしいと願うばかりだし、正直しない方がその企業が商売ベースとしているこの地球自身がヤバい事になると、ほぼ確実にその企業自身の成長も危ぶまれる結果になるから、企業は環境商売に関係ないからとシラを切らず、何らかの形でカーボン・ネガティブとまでは行かないが、カーボン・ニュートラル(排出した分は吸収する)ぐらいは宣言してほしい。日本でも既にカーボン・ニュートラルを宣言している企業も増えているようだが、ネガティブを宣言している企業は少ないので、今後もっと増えて行ってくれる事を願うばかりである。

そして我々個人が普通に生活している中で、出来る事は限られていると思うけど、でもこれもロングテールと同じで、我々一人一人がまずカーボン・ネガティブにする為に、何が出来るかを考える事が重要ではないかと思う。そして是非私の回りの起業家や企業の人たちには、カーボン・ネガティブを今の自分達のやっているビジネスに取り入れ、利益を出す商売をしてほしいと願うばかりである。だって私は暑いのは苦手だが、日本の夏は大好きだから、早く夏に日本へまた行けるようになってほしいから。

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