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パンダの足あと~その5の1:「滝本晃司ライブ」(@京都SOLE CAFE/2016.09.17)

■そうだ、京都

今回の動機。
JR東海の広告コピー「そうだ、京都行こう。」、そのまんまだった。

以前から京都のSOLE CAFÉに行ってみたいと思っていた。
また、京都という街をちゃんと歩いてみたかった。

この年のゴールデンウィークは静岡に行ったけど、その前の京都でのライブは諦めていた。
京都といえば、Gちくで行った際に皇太子殿下(現天皇陛下)と遭遇した場所(すれ違っただけ)。だけど通過しただけだから、街としての思い出は皆無。その前は20代前半に行った出張(仕事)だったし、それよりもっと前だと中学の修学旅行。どちらも自分で歩いたという認識ではない。

この年の7月終わりごろに、京都でのライブ告知があった。前日の金曜日の大阪と土曜日の京都の、関西2Days。
10月に広島・名古屋に行くことにもなっていたから、今回は京都にだけ行くことにした。
大阪も行きたかった。梅田のムジカジャポニカにもまだ行ったことが無かったし。けれど泊まる予算も乏しかったし、今回は見送った。

あと問題は交通。宿泊無しで、でもライブ後だと新幹線の最終に間に合わないから、夜行バスを利用することになる。高速バス……これまでの印象はよろしくない。

それでも、私は京都に行きたかった。

■交通手段

行き 高速バス(バスタ新宿→京都駅)
帰り 高速バス(京都駅→バスタ新宿)

そんなわけで、復路の夜行バス利用は最初から決定していた。
奈良のGちくライブ以来、久しぶりの夜行バス利用。
あの時の不快感を繰り返すまいと、帰りはJRバスの“グランドリーム号”を選んだ。9000円弱。高いような気もしたけれど、席が選べるからこれにした。トイレ付きだし。
選んだ席は、3列席の窓際。ABC席のA。行き先に向かって、左端。
眠るためのバスだから、さぞ快適だろうと思われた。

そして往路。
最初は、ぷらっとこだまを利用するつもりだった。
京都まで10000円(当時)。予約できてホッとしていたところに、ここで色々問題が発生し、途中でそのぷらっとこだまをキャンセルすることになった。その色々が無くなって、やはりぷらっとこだまを使おうと思った頃にはすでにソールドアウト。ありゃりゃ。
普通の新幹線だと、13000円強。金券ショップでもそう変わらない。ケチな私としては、非常に悔しい。頭を抱えてしまったけど、やがて私は思いついた。

「行きも夜行バスにすればいいのでは?」

思考に柔軟性が無いから、ここまで来るのに時間がかかった。
まずは家族に2晩不在になることの了解をもらった。それからバスを調べたら、行きのJRバスは軒並み満車だった。すでに8月下旬で当日まであまり日数が無かったから、当たり前と言えば当たり前。
私は楽天トラベルで検索を始めた。
まだまだあった。4列シート、3列シート、2列なんかもある。......知らない会社、便の多さに、めまいをおぼえた。
もう狭さは仕方ない。直近でしかも金曜日の夜だから、どこも運賃は安くない。それでも新幹線よりは安い……。

ここで私は、ある単語に気付いた。

“ゆったり”

調べると、通常11から12列のシートが、9列になっていた。
どうやら座席の前後に余裕があるらしい。これひょっとしたら、いいかもしれない......。
金額や発着時刻で考えて、さくら観光バスの“ミルキーウェイEX”を選んだ。
トイレ無しだったけれど、トイレ付きの車輌がも新幹線並みの値段になっていたから、仕方がない。
バスタ新宿から京都駅まで、8000円強。4列シートだし、座席も選べなかったけれど、背に腹は変えられない。とりあえず交通を確保しなければ、落ち着かないし。で、予約。

ちなみに、東京→京都の昼便もある。バスタ新宿を8時より前に出ると、京都に15時ごろに到着するらしい。これは残っていた。
しかしこれだと、京都をウロウロする時間があまり無い。折角行くのだから、行ってみたいところもある。
そして何よりもコワイのは、渋滞遅延。特別なイベントも無いし祝日でもないけど、調べると5時間遅れた例もあるではないか。それではライブが終わってしまう。
なので今回は夜行に決めた。

初の往復高速夜行バス利用。
さてはて。


(その5の2につづく)

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