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小さな地球 屋久島

2023年11月
水に触れに、屋久島へ行ってきた。
川でSUP、山で水を飲んだ。
愛情のこもった手作り料理やお茶をいただき、海中温泉にも入った。

「もののけ姫」に出てくる苔の場所や太鼓岩の上で、「もののけ姫」を歌わせてもらった。

‘森がそこに居る’という感覚が強かった。
表現して響かせて歌うというより、森がそこに居て、私がそこに居るという感覚。
途中で森の力を借りて、歌うことにした。森は底力が深い。
聴いてくれた人にそのことを伝えたら、「途中から歌が力強くなった」「森は厳しい中で生きてきているからかもね」と言っていた。

「森は厳しい中で生きてきているからかもね」

その言葉が胸に響いた。
森を歩いているときは晴天で、どちらかというと穏やかさを感じた。
着生する数々の屋久杉、大きな岩にも丸みを感じ、屋久猿たちの表情も優しい。
一か月の35日間が雨というくらい、雨が降る島。
雨が降るのではなく、森が雨を降らして、島が循環しているということであった。
そこには、苔、木、岩、土、植物や動物、昆虫、人、風、太陽、月、水、すべてが共存している。

音への意識が変わった。
屋久島で感じた感覚を表現に繋げていこうと思う。
それは内臓が揺すぶられ温まる感じ。楽しみで震える。
自然はええな~。地球はええな~。
出逢ってくれたみんなに感謝。