見出し画像

【RWC2023】注目選手 スタンドオフ(SO)編

試合中は人一倍声を出し、メンバーを動かす。冷静に俊敏にゲーム内で判断してチームを誘う司令塔がスタンドオフです。


スタンドオフ(SO)とは

略称:SH、背番号:10番
海外では「フライハーフ(FH)」と呼ばれるゲームの司令塔。SHから受け取ったボールをパス・キック・ランを組み合わせて攻撃の戦術を作りメンバーを動かします。瞬時の状況把握力と判断力が求められるポジション。SH同様全体をコントロールする使命感からか、世界的にも王様キャラのメンタル強め。
日本代表ではゴール後のキックやペナルティキックを担うことも多い。

注目選手① 松田力也選手(日本)

埼玉パナソニックワイルドナイツ所属。京都府・伏見工業高校(現・京都工学院)出身で高校時代から「平尾誠二2世」と呼ばれ若くから注目されていた逸材が今大会も出場。日本の頼れる司令塔です。キッカーとしても活躍し、昨シーズンのリーグワン(国内リーグ)でのキック成功率は85.5%でベストキッカーに選出される実力があります。今大会も初戦のチリ戦ではキック成功率が100%です。

注目選手② フィン・ラッセル選手(スコットランド)

スコットランド代表の英雄であり精神的支柱のフィン・ラッセル選手。プレースタイルは堅実というよりはファンタジスタ系。ゲームコントロールにたけており、ボールを持てばパス・ラン・キックを多彩に組み合わせて攻撃を仕掛けます。また、プレスキック精度の高さもスコットランドの重要な得点源となっています。

注目選手③ ジョージ・フォード選手(イングランド)

イングランドのSOといえばキャプテンのオーウェン・ファレル選手が目立ちがちですが、18歳からイングランド代表入りし3大会連続W杯出場するフォード選手に注目。
イングランドの初戦であるアルゼンチン戦に先発出場。14人となったチームで、ドロップゴールを3回決定を含む全得点27点を自身のキックで獲得するという偉業をなしとげました。今大会のキーマンの一人になりそうです。

その他の注目選手

日本代表では、22歳でW杯出場をつかんだ若き司令塔、李承信選手は大注目。
世界的にもスターの多いポジション。ニュージーランド代表ダミアン・マッケンジー選手はキック時のルーティンから「微笑みの貴公子」と呼ばれます。また、現在出場停止中のイングランド代表オーウェン・ファレル選手は、そのリーダーシップで母国をけん引。そのほかにもイケメン5選で紹介したアイルランド代表ジョナサン・セクストン選手、ウェールズ代表ダン・ビガー選手ニュージーランドのボーデン・バレット選手も注目SOです。


この記事が参加している募集

背番号のストーリー

サポートは「#スポーツ止めるな2020」活動資金、その他ラグビー関係のクラウドファウンディングや寄付に充てます。「いいな」と思ったら、サポートをお願いいたします。