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【(ちょっとだけ)モヤモヤしたこと】主婦って不思議な言葉

おはようございます。
ようやく秋めいてきましたね。

最近、マンガを読むことにハマっていまして、

「まどろみバーメイド」がお気に入りです。

その中に、こんなセリフがありました。

「(私が忙しくしている事が多いので)家を守って頂きたい」

フレアバーテンダー ひよこが、実家のために大企業の御曹司とお見合いをするシーンです。

御曹司は、ひよこに対して「主婦になってほしい」と言っているのです。

「家を守る」=「主婦」ならば……

どっちかっていうと「守婦」じゃない?と思いました。


そもそも、「主婦」ってどういう事?

「主に婦人」「主たる婦人」??

調べてみたら、こういった論文がありました。

http://hiroitz.sakura.ne.jp/resources/%E8%AB%96%E6%96%87/housewife.pdf

明治二十年代に主人と主婦が対語として登場すると指摘し

主婦ということば

「人」の対語が「婦」……「man」の対語が「woman」みたいな話ですかね。
諸説あるらしいですが、高校時代の英語の先生が「子宮がある人という意味でwomanになった」と言っていて、モヤッとした覚えがあります。
まるで男性がデフォルトみたいだな、と。
(女性がwomanならば、男性はpemanであるべきじゃない?とは思ったけど、言えませんでしたね。何に由来するpeかは想像に任せます)

文献の一覧表からわかるように、「主婦」ということばは、明治以降出された家政学の翻訳書に早くから登場する。今井泰子によれば、主婦ということばは漢籍にあり、その原義は「妾に対する妻」「家内の婢女に対する首長」としての妻であるという。

主婦ということば

おそらく諸説あるのだろうけれど、もしこれが本来の言葉なのだったとしたら、妾を持つことが(基本)ない現代において、「主婦・主夫」という言い方は、そぐわないのかも……と感じたのでした。


言葉は時代とともに意味も変わっていくので、こんな昔のことを引き合いに出すのも微妙かもしれませんが……。


「主婦・主夫」って不思議な字面だな……と思ったので、ちょっとネットで調べてみたのでした。


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