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【モヤモヤしていたこと】あの時ミスをした私は

5月最後の木曜日、お疲れ様でした。

ところで……

なんだか、よく分からない感情というのは、ありませんか?


あれは、さかのぼること三十数年……私がまだ小学生の頃でした。

夏休みの朝、私は朝食をつくりました。(すごいね)
両親は朝の畑仕事に出ていたためです。

びっくりしてもらいたくて、喜んでもらいたくて。

つくったと言っても、ご飯は前の晩に母親がタイマーをセットしてくれていたし。

味噌汁ぐらいしか、作った覚えがありません笑

しかし、その味噌汁を大失敗したのでした。(だから覚えていた、というのもある)

飲んでビックリ……。

「うっす!!味うっす!!」


テレビで、みそ汁の味噌ひとり分は、だいたいこのぐらいだよーみたいな事を言っていて、それを参考にしたはずだったのに。

どうして?こんなはずじゃなかったよ……美味しく作りたかったのに……。

たぶん、、私はひどく落ち込んだ顔をしていたのでしょう。


「薄味で健康的だな」的なことを、父が言いました。


やさしい~!とか、いいお父さんじゃない!という声が聞こえてきそうです。

でも、私はあの時、ただ悲しくて悔しくて仕方がありませんでした。


親がフォローしてくれたけど、私はその言葉で慰められたとか、癒されたとか、感じられませんでした。


それが、いまだに疑問なのです。どうして、あんなふうな感情になっていたんだろう……と。

あの時、わたしはどうしてほしかったんだろう。なんて言ってほしかったの?

なんて言われたら、笑顔に戻れたの?


あの時、薄味の味噌汁に対してのフォロー(何かしらで味を足して美味しくする)を、教えてもらえていたら、よかったの??

あるいは、「悲劇のヒロイン」みたいな感傷に浸りたかった可能性も、なきにしもあらず。


少なくとも、これだけは言える。


「まずい」「食えたもんじゃない」と言われたら、わたしはもう落ち込んでしまって、料理そのものがイヤな思い出になっていたかもしれない。


そうならなかったのは、あの時の親の言葉があったおかげかもしれない。


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