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「仕事を応援する靴」続きの話

お母様から社会へ旅立つ息子さんへ贈られた靴。これには続きのお話があります。
お母さんに作ってもらった靴を毎日履いて仕事を頑張った青年。大事に履いて数年がたち修理が必要になりました。

今度は自分が働いたお金で二足目を作りたい

「とっても気に入ってるんで、修理したいのと新しい部署へ移るので新しい靴を作りたいです」とご来店いただきました。
履きこんだ靴を見ると、今まで本当にお仕事頑張ってこられたんだと感じました。二年間、青年の足元で応援し続けられたこと嬉しく思いました。
新しい靴を新調するに当たり、店長と膝を突き合わせて悩み中の青年。
「楽しみでならないですよ~どうしようかなぁ」とデザインや色を決めるのを楽しんでおられました。 
 お母様からの応援の靴を履いて、仕事をバリバリこなし、今度は自分のお給料で靴を新調されました。

靴はその人の人生を応援するものでもある

 靴は単に歩く為の道具ではなく、その人自身を表し、人生を支える大切な相棒なのだと感じました。「この靴もOさんのお仕事を快適にしますように!」 

シューフィッターとして良い仕事が出来たと感じる時

足は生きています。日々変化もしますし、歩いているときもそうです。そんな生身の足に靴を合わせるというのは毎回、汗をかきます。そしてお渡しした後も履き心地はどうだろうかと気にかかるものです。だから二足目、三足目とご注文いただくと、喜んでいただけたことを実感しほっとします。優しいお客様にいろんなことを教えて頂いていることを感じます。出来る事。出来ないことがあります。そして未熟な私たちですが、これからも頑張る貴方を応援する靴をお見立てし続けたいと思います。お客様に支えられていることに感謝です。

三喜屋ってどんな靴屋?と思われたらこちらをご覧くださいね

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