わたしのモチベーション形態は、「他燃型」で「内向的」

今日はモチベーションの話について。

突然だが、わたしは周りに「アツくなっている」人がいないと、自分ひとりでは「アツく」なれない性格である。

中高の部活のときも同じチームメイトの中に「もっと練習したい強くなりたい!!」とメラメラしてくれる子がいたからこそ、「(ほんとは自分を追い込みたくないけどまあ)頑張ろう」となっていたし、受験や今の仕事もまたしかりだ。

つまり、モチベーションが自分自身から湧き出るというよりは、周りの人に感化されるということのほうが圧倒的に多い。

一方で、私の周りには自分の中にエンジンを持っているんじゃないかと思うほどもりもり自家発電をする人がいる。もちろん、彼らだってほかの人から影響を受けていることには変わりはないのだが、人に比べて相対的に自分でモチベーションを高く、そして継続することに優れているような人たちだ。

私はそんな人のことを自ら燃えることができる人ということで、「自燃型」と呼び、私のようにそういった人から「アツさ」を分けてもらってモチベーションを維持している人を「他燃型」と呼んでいる。

さて、ここまでは「モチベーションの発生の仕方」を2つのタイプに分けて説明してきた、もうひとつ私がモチベーションについて考えるときに大切にしているのが、「モチベーションの種類」だ。

例えば私は、「自分が人にどのような影響を与えるのか」という点にはほとんど興味がなく、むしろ「この人によって私はどう変わるのか」という点への興味がものすごい。

だから人と話すときは「自分が話したい」より、「この人はなぜこう考え、それは自分とどう違うのか」ということが異様に気になって質問攻めにしてしまう。

私はいま教育関係の仕事についているのだけれども、生徒に自分がどう影響を与えるかよりは、多くの生徒にかかわることで自分の価値観が揺さぶられたり、変化していくことのほうに興味があり、それが多い場であればあるほどモチベーションが強化される(それが教育者としていいか悪いかは別として)

私のような人を「自分自身に興味が向かっている人」という意味で、「内向的」と呼ぶらしいと最近知った

一方で、自分がどのように人や周りの環境に影響を与えられるのかということに興味を持つ人もいる

こういう人は、「自分の外に興味が向いている」ということで、「外向的」と呼ぶんだそうで。

後輩の面倒見がとてもよい「外向的」な先輩がいるのだが、その先輩は

「わたしは、自分自身にはあんまり興味がないんだよね」

といっていて、これが外向的な人の極みだなと感動したが、たぶんそういうことなのだと思う。

こんなふうに、モチベーションはその発生の仕方も、何によって維持、強化されるのかも人によって全然タイプが異なる。

最近重要だと思うのは、どういうときに自分はモチベートされ、どのようにそれを維持、強化できるのかをしっかりと把握して、それをうまく活用していくということだ。

例えば、

「自燃型」×「外向的」な人は、アーティスティックに自己表現をし続けることが向いているかもしれないし、

「他燃型」×「外向的」な人は、コンサルティングのようにエンジンを持っている他者をうまくサポート、コントロールすることが向いているかもしれない。

そういうふうに、自分のモチベーションに合わせた職業・居場所を選択することだってできる。

もしくは、モチベーションが下がりそうなときに、自分のタイプに合わせてそれを再燃させることだってできる。

例えば、自分が「他燃型」であれば「自燃型」の人の近くにいって「アツさ」を分けてもらえばよいし、自分が「内向的」であればじっくりと自分と向き合う時間をとればいいのだ。

社会人にもなると、

「モチベーションを自分でコントロールできてこそ一人前」

みたいなこと言われるけれど、そんなこと言ったってモチベーションは勝手には上がってくれないし、上司の言っているモチベーションアップ法が必ずしも自分に当てはまるわけじゃない。

そんなときに、わたしのモチベーションは「他燃型」で「内向的」と覚えておくことで、自分の歩みは自分でしっかり決められるんじゃないか、そう思った次第なのでした。

みなさんのモチベーション形態はどれですかね?

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