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時代遅れの感性が招くセクハラ

セクハラって減らないですね。
セクハラが減らない理由について加害者の「時代遅れの価値観」という視点から考察してみました。

セクハラは、相手が不快に感じる言動を指します。
これは、好き嫌いとは関係なく相手が嫌悪感を抱いた時点で成立。

つまり、セクハラで訴えられる人は相手から嫌われているということ。
同じことを好きな人がしたって何の問題にもならない。

とにかく、相手が不快に思ったら、その時点でセクハラに。


加害者の「時代遅れの価値観」

セクハラで訴えられる人って相手の感情に鈍感。
ただそれだけ。

セクハラの定義やセクハラのグレイゾーンを気にする前に
相手が自分を嫌っているかを見抜く感性を磨いたほうがいい。

その根本的な原因は3つ考えられます。

①女性の社会的地位に対する認識不足
女性は男性よりも弱い存在という意識が根底にあって女性を尊重する気持ちが欠如。

②役割分担意識
男性は仕事、女性は家庭という固定観念が強く女性の能力や意志を軽視。

③ハラスメントに対する無知
セクハラに対する社会的な批判や法的な規制に関する知識不足。
自身の言動が問題であることを認識していない。

これらの価値観は、昭和の社会では一般的であったかもしれませんが
令和では通用しないということを知らない。


老化する価値観と感性



老化というと皮膚のたるみや白髪、関節の痛み
認知機能などに焦点を当てがち。

じつは、中身の老化のほうがかなり深刻だと思う。

価値観や感性の老化
新しい時代に合った感覚がアップデートされていない。
その背景は何なのかニュースを見て思うことがあります。

同じような価値観を持つ人々とばかり交流していると視野が狭くなり時代錯誤的な考え方に陥る危険性があるということ。

例えば、政治家や公務員は周囲がいつも同じメンバーで、誰も意見を言えない状況に置かれる。

昭和のジョークが通用するようなメンバーとばかり過ごしていると
公共の場で古臭いジョークを言って一般の人々から反発を受ける。

問題の本質を理解できないまま、自己保身のために謝罪するような事態が起こってますよね。

民間企業ではハラスメント研修が盛んにおこなわれているけど、公務員に対する教育や研修はおろそかにされている。

その結果、ハラスメントを取り締まる立場にある公務員が
不適切な行動をとってしまうケースも少なくない。




セクハラのニュースに登場する人物は政治家、警察官、公務員、大学教授
社会的地位が高く権力を持つ立場にあることが多いですね。
感性や価値観が時代と共に更新されていない証。

権力を持つことで、自己中心的な行動や他人への配慮が欠け
女性の感情にも鈍感になってしまう可能性が。

セクハラ問題を解決するためには感性や価値観の老化を防ぎ
多様な価値観を受け入れる柔軟性を養わないと。

肩書きで仕事をしている人は
どこかで「俺は偉い」という、おごりがあるのでは。
だから若い世代との交流を拒み、女性の感情にも鈍感になるのではと思う。

セクハラ問題を解決するためには
加害者自身の価値観、感性をアップデートできる環境に身を置いて
時代錯誤的な考え方から脱却しない限りセクハラはなくならない。

今…職場のセクハラで悩んでいる人がいたら
ブログに「セクハラ撃退」の記事があります。

前職の人事とお役所の労働相談窓口の経験を盛り込んでます。
興味のある方は読んでみてください。


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