あと少し、４月に入ったら新しいお仕事が始まります。

体を慣らすことも兼ねて、実際に出勤するときの感覚をつかんでみたいなと思い、仕事がある日の流れで朝の時間を過ごしてみました。出勤時間は日によって若干異なるのですが、一番早い９時出勤に合わせて。

＊　＊　＊

朝６：３０起床。
布団の中からもそもそと出てきて身支度を始めます。
そしたら顔を洗って、お湯を沸かして。
朝食はなんとなく食欲がなくて口に放り込むような感じでしたが、コーヒーのおかげで少しずつ頭が冴えてきます。

ここまで順調だったのですが・・・
ごはんを食べ終えて食器を片付けているときに、やらかしました。

お砂糖の入った容器を机の上に置こうとしたら、
がっしゃーん、と。

え？

床を見ると散らばるお砂糖。

容器を置くときによそ見をしていたせいで、見事にひっくり返っていました・・・。まさかのお掃除タイムロス（５分）

服を選ぶのにも時間がかかってしまい、予定よりも１０分遅れて家を出発しました。

通勤で乗るのは各停の電車で人はそれほど多くなく、なんとか箱詰め状態は避けられそうです。ですがやっぱり、電車の中は色々と刺激になるものが多かったです。

電車が走行しているときの騒音や
近くの人の香水の匂い。
席に座ったとき、隣の人に当たらないよう
肩を縮こめる窮屈さ。
目の前の人と視線を合わせないようにすると、下を向きがちで首が痛くなります。

最近はあまり長時間乗ることがなかったので、ちょっと疲れてしまいました。こんなんで大丈夫だろうか・・・。

慣れるまでの辛抱かもしれませんが、ひとまずは以下の方法でなんとか乗り切りたいと思いますっ。

・乗車中は目を閉じておく
・デジタル耳栓で周囲の騒音を小さくする
・できるだけ窓かドアの近くにいる
・電車を降りたら軽く肩と首のストレッチをする

８：３０最寄り駅に到着。
そこから少々距離があるので早歩きしていきましたが、これでは職場に着くのは時間ギリギリでした。そして道路の信号待ち時間が意外と長いのは盲点でした。今度はもう１０～１５分早く到着する電車に乗ることにします。

お試し通勤、色々と発見がありやってみてよかったです✨

その後はそこから少し離れた、ある場所に行きたくて歩いて向かいました。

＊　＊　＊

ちょうど３年前の今頃は当時の勤め先を退職する直前で、そのときはもう、心も身体もぼろぼろという状態でした。

とある日、通院を終えてぐったりしながら帰り道を歩いていました。するとそこへ１本の着信が。電話に出たものの、車の交通量が多い道を歩いていたため騒音で音声が聞こえず、とっさに、目先にあった脇道へ駆け込みました。

電話相手の方の声に安堵して、泣きながら通話を終え、ふと辺りを見てみると、広がっていたのが川沿いに咲く満開の桜景色でした。

当時の自分はこの景色を見て何を思い、感じていたのか、そのことは思い出せないけれど、あんな日もあったなぁ・・なんて、なんだか懐かしい気持ちです。

今、こうしてなんとか生きてるよと、当時の泣いていた自分に伝えたいです。

あのときは涙で滲んで見えたこの景色も
今は、もうすぐ訪れる新しい生活に思いを馳せながら、穏やかな気持ちで眺めていられたのでした。