寝台列車で函館へ行った話①（出発～現地到着）

2021年1月21日 09:41

みなさんは旅行はお好きですか？

私は学生の頃から、国内を旅行をしたり、事前にその計画を立てることも好きです。
結構、綿密に立てる派です。
とはいっても、実際はその計画を軸にしつつ
現地では気の赴くままにぷらぷらしてたりします（笑）

今のご時世では旅行も難しいですが、状況が落ち着いたらまたどこかへ行ってみたいものです。

今回は2014年に2（車中）泊3日、寝台列車で函館を旅行したときの記録が残っていたので加筆しつつ、何回かに分けて書いていきたいと思います。

よろしければお付き合いくださいませ😊

出発当日のハプニング

朝５時過ぎ、突然胃の激痛に襲われて目が覚める。
よりによってこんな日に急病に見舞われるとは。最悪、旅行自体もキャンセルかしら…なんて考えながら薬を飲んで横になっていたところ、無事に痛みは治まり、夕方には家を出ることができました。

新宿まで出てそこから山手線で上野へ。
北斗星の乗車ホームである13番線には、通勤利用客に紛れて大きな荷物を抱えた旅行客らしき人がちらほら。

18：50頃、ホームに北斗星が入線。
高揚感からその瞬間をまじまじと見てしまった。

ついに憧れの北斗星が目の前に！
行き先の表示が札幌だ！（感動）

本当は写真を撮りたかったけれど、周りの目を気にしてカメラをかまえることができませんでした😢

そんなんで心にもやもやとしたものを抱えながらも、車両内に足を踏み入れます。どきどき…。
19：03分、ついに列車が動き出しました。
10時間を超える寝台列車の旅の
始まり始まり！

乗車した９号車の車両は全室Ｂソロの個室になっています。１階と２階に分かれており、私が乗ったのは2階の個室です。
ドアロックはカード式で、乗車券確認時に車掌さんから渡されたものを使用しました。

最初に寝台券が取れたときは１階の個室だったのですが、天井に窓がある２階の個室がどうしてもよくて…。旅行当日、ダメもとでみどりの窓口を尋ねてみるとちょうど空きがあり、寝台券を交換してもらうことができました。
すごい粘ったなあ。笑

個室の中はベッドやミニテーブル、ライト、冷暖房の設備がありどれも年紀が入っていましたが、むしろそのレトロな雰囲気が良き。
ベッドは横幅が少々狭いものの、165センチの身長で足が十分に伸ばせるほどで、ゆったりとくつろぐことができました。

車両探索を終えて個室に戻り、ベットの上でごろごろ。北関東あたりを走行中、ふと窓の外を眺めていると、大きな公衆浴場が目に入りました。ちょうど湯上りだと思われる夫婦らしき人たちがいて、「お、あれ寝台列車じゃん」という感じで列車の方を眺めている様子に和みました。

北斗星という寝台列車があることを知ったのは小学生の頃。漫画「名探偵コナン」に出てきたのがきっかけでいつか乗ってみたいなあ…と淡い夢を見ていました。それが今回、十数年の時を経てついに叶えられることに…！この上ないよろこびです。

乗車中
「何か事件が起きたらどうしよう…」
なんて妄想が脳裏をよぎりましたが、何も起こらなかったです（よかった）

荷物が増えてしまうと思いつつも
つい持ってきちゃいました。笑

話を戻しまして、22：08に郡山に停車。
仰向けになって夜空を見上げていると、今にも落ちそうなくらい真ん丸の月と輝く星が広がっていて、まさに天然のプラネタリウム。
思わすため息がこぼれました。

翌朝。
５：45頃、短いトンネルを出たり入ったりしているうちに、汽笛の音が鳴り響き、外から聞こえる轟音が変ったことに気が付く。
どうやら青函トンネルに入ったようです。
海の中のトンネルを走ってる～

そして6時25分、予定より少し遅れて青函トンネルを通過。
ついに北の大地への一歩を踏みしめた！
（まだ踏んではないけど）

８時頃、無事に函館駅へ到着しました。11月上旬でしたが、やはり少し肌寒かったです。心の中で思わず
「♪は～～るばる～きたぜ函館～～」
と歌ってみたり(笑)

ホームに停車すると同時にカメラを構えた乗客が次々と降りてきました。なんだろう？と思っていると、どうやら車両接続が行われる瞬間を撮影するためのようです。皆さんしっかり身構えていらっしゃる。

私もその中にちゃっかり紛れこんで、乗車時に果たせなかった、北斗星の写真を撮ることができました。

つづく。

1988年、青函トンネルの開通とともに運行が開始された
上野～札幌間を走る寝台特別急行列車です。
観光客に根強い人気があったそうですが、数年前の北海道新幹線開通を前にした2015年8月に廃止となってしまいました。

旅のフォトアルバム

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