救いのウィンク。
今年も残り数ヶ月となり、手帳を振り返っていた。今年のはじめに立てた目標の中に、
英語を話せるようになる。
とあるではないか。...すっかり忘れていた。
もう行動するしかない‼︎海外の人が集まる場所に足を運ぶことにしよう。
自分で飛び込んだのだから、何がなんでも話さなきゃいけない。でもとなりの男性は海外の人。なんとか片言の英語をつなぎ合わせてコミュニケーションを取った。
「マイネーム イズ ミク...haha」
...やばい。まったくと言っていいほど話せない。目の前の男性はドイツ出身で、DJをやっているという情報は聞き取れた。
話したいのに、話せないというのはこんなに苦しいのか。久しぶりの感覚に勉強不足を痛感した。
落ち込むわたしが言葉に詰まっていると、目の前の男性が、やさしい笑みと共に自然にウィンクをくれた。そして一言、
「No problem!」
もうこれ以上笑みをくれるな!恐るべし、ジャーマニー。自然にウィンクが出てくるなんて、漫画の世界ですか!あなたは王子様ですか!
異文化に触れることで、英語へのモチベーションを取り戻したわたしは、海外のときめきにも触れることができた。
日本の女性はこのウィンクにまんまと騙されてはいけない。ただの文化の違いなんだから。
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