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怒りを感じてから、冷静になるまでの時間が掛かるのは何故か?それは‥

他人に対しての怒りや、何かトラブルに対し怒りを感じ、中々気が収まらないのは調べてみると当然でした!

何故なら、脳が怒りを感じる機能と、理性を保つ機能は、全く別の働きだったからなのです。

僕ら人間が、怒りや悲しみ、不安といった情動を感じるのは、脳の大脳辺縁系にある扁桃体という部分であり、思考(考える)や、冷静さ、理性を取り戻し、感情をコントロールする部分というのが、脳の前頭前野にある前頭葉という部分。つまり喜怒哀楽といった感情が湧き上がり、その感情を認知し理解するというプロセスは、それぞれ脳の機能する部分が全く別なのだそうです。

湧き上がった負の感情(怒り、悲しみ、不安)を、扁桃体が生み出し、その後、神経結合された前頭葉が感情を抑制、又は再解釈というプロセスを辿ります。
この過程により、怒りの感情などが突発的に生み出されても前頭葉がすぐ対応できず、理性を取り戻すのにタイムラグが発生する為、中々怒りが収まらないということになるらしいのです。どうやら、脳神経の結合による、若干のタイムラグが発生する為に、中々前頭葉が反応し処理するのに、時間が掛かってしまうそうです。確かに思い起こせば、自分の場合も車の運転中にマナーを守らず見切り発車をするような悪質ドライバーと遭遇した時も、「もう少しで、事故になるところだった!!」と怒りが中々収まらなかったのも少し頷けます(笑)

ただもちろん、人によっては怒りを感じても「自分は常に冷静だ」「あの人は、いつも落ち着いてる」といった人も、中には見掛けることもあるでしょう。しかし、この脳の働きは誰でも同じで、もし常に冷静さを持っている方は、扁桃体が感情を生み前頭葉が理性を取り戻す‥その間に「ある何か」を行っているはず‥それが「深呼吸」という行為‥いわばマインドフルネスということです。
つまり、このタイムラグが発生している間、一旦「呼吸」に注意を移すことで、タイムラグをやり過ごし、理性を取り戻せるということになります。同時に注意を呼吸に移している間、マインドフルネスも活用されるので、集中力も鍛えられるということになります。ということは、常に冷静さを持っている人間は、集中力も同時に高いということなりますね(笑)

怒りの感情が中々収まらないのには脳の機能が大きく関係しタイムラグが発生してしまう。感情をコントロールする為にも、マインドフルネス、メタ認知など活用していきたいと改めて勉強になりました。
過去の自分に伝えたい‥

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