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現在、Twitterで出会った方々と、「優しさの輪」というコミュニティを形成し、クリエ…

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現在、Twitterで出会った方々と、「優しさの輪」というコミュニティを形成し、クリエーターさんの応援をしています。これまでの職歴は看護師、看護教員。その私が2021年12月骨折し、患者体験。『骨折物語』として書き連ねています。看護師を目指す方に読んでいただけると幸いです。

マガジン

  • 家族とのかかわり

    生まれ育った家族ととの出来事や懐古。そしてこれからを綴ってみます。

  • サービス付き高齢者住宅(サ高住)での看護実践

    2施設で看護業務を実践しています。終末期の看護や日々の出来事を綴っています。看護師を目指す人や、地域看護を念頭に置いている方に興味をもって頂けると幸いです。

  • 骨折物語

    左足関節骨折体験。手術前、後、一年後の再手術について状況を書き留めています。痛みや回復の経過や、入院生活の体験もご覧ください。

最近の記事

2024年のゴールデンウィーク

仕事を終え足利から佐倉へ 2024年5月6日記述 2024年のゴールデンウィークは、ほぼ千葉県佐倉市内の自宅で臥床して過ごしていた。 5月2日(木曜日)、仕事を終えて、栃木県足利市から佐倉に、車を運転し向かった。この時は何とか気力もあって、佐倉までたどり着くのに、体力が落ちているという実感を抱くこともなく、運転の辛さを感じなった。 ただ、咳が続いてどうしようもないというのが、1週間ほど続いた。話続けて、息を吸う瞬間にせき込む。身の回りの臭いに過敏になり、花の香り、香水の香り

    • 足利で好きな場所~関東平野一望~

      千葉は台地 知らなかったよ~足利から関東平野を見渡せるなんて~ 昨年まで暮らしていた千葉には、台地があって、緩やかな坂道はそこかしこにあった。子どものころ、友達の家に遊びに行くのに町名が変わるような距離の移動となると、自転車を断ちこぎして、坂を上り切るのが当たり前だった。それほど、私が暮らしていた千葉県内の町は高低差も少なく、緩やかな勾配の坂が多かった。 足利は3方向が山に囲まれている ところ変わり、2023年4月から、単身赴任で栃木県の足利に移り住んでみると、市内の

      • 作品を自分流に味わうこと

        ガチャガチャカプセルトイと「点描画家hiromi」さんのコラボ久しぶり睡眠時間も気にせず、没頭していたので、思ったことをそのまま投稿してみることにしました。 のめりこむときがたまらなく好きです。 踊るハロウィンナイトとガチャ出店 2023年12月15日(金)~17日(日)に「点描画家hiromi」 さんの福岡個展が開催された。 さかのぼること、10月28日(土)には、幕張メッセで『踊るハロウィンナイト』というイベントが開催された。 詳細は下記URLを参考にされたい。

        • 栃木の観光名所と美味しいお店~その2~

          #栃木は米より麦の生産量が多い #佐野ラーメン「木挽亭」塩味が美味しい #道の駅「どまんなか たぬま」おすすめ #全国一の生産量のイチゴ #まさに金色に輝く麦畑があります 移住し職場経験1か月経過  千葉県から栃木県足利市に引っ越し、1ヵ月以上経過しました。 慣れない土地、慣れない職場環境に右往左往して、書類一つ処理するにも時間ばかりかかっていた4月でした。それでも自分で申請書類を書いて、処理しない限り手法も覚えられないと自分に言い聞かせ、わからないことは教えてもらい、何と

        2024年のゴールデンウィーク

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        • 家族とのかかわり
          6本
        • サービス付き高齢者住宅(サ高住)での看護実践
          21本
        • 骨折物語
          27本

        記事

          栃木の観光名所と美味しいお店~その1~

          #栃木の好きな場所 #栃木県出流原の名所 #Tochigi -ken sano- shi  #Izuruhara 栃木県住民の人懐こさに救われます 4月1日に栃木の住民になり、早1ヵ月が経過しました。 住めば都と言うのは言ったもので、本当にそうだと思っています。それもこれも栃木の人たちの温かさに触れるたびに、この地域の素晴らしさを自分の目で確認し、観察してみたいと思うようになりました。 そもそも私は旅好きで、その土地の人から教えてもらった見どころを、足を運び見て回るの

          栃木の観光名所と美味しいお店~その1~

          文字が読めないことを伝えてくれた~Sさんの勇気~

          #写真好き #笑顔の写真を集めるSさん #京都府綾部にはコウノトリが繁殖 #文字を読めない告白 #上記画像はSさんの撮影 #なんじゃもんじゃの花(京都府福知山市 頼光寺) 写真好きSさんとの出会い 写真好きは、旅をするとお互いに声を掛け合って、何に興味を持って撮影しているのか話したりする。 一年前の3月下旬、私は三世代家族で女子旅を計画し、京都府の舞鶴市に宿泊し、そこを拠点に伊根の舟屋や天橋立、舞鶴の赤レンガ倉庫群や海上自衛隊の艦隊を遊覧船で観光した。 舞鶴の赤レンガ倉

          文字が読めないことを伝えてくれた~Sさんの勇気~

          今日はちょっと読書の話『14歳からの社会学~これからの社会を生きる君に~』

          #14歳に君にとどけ #親世代も、現役社会人にも #包摂と排除 #願望水準・・・自分の心の奥底にある何を望んでいるか? #尊厳 #感染するほどの本物に出会おう 著書名:『14歳からの社会学~これからの社会を生きる君に~』 著者:宮台真司 発行年:2008年11月 出版社:筑摩書房 読書のきっかけ この本を取ってみるきっかけは何だったかと言えば、2022年11月に著者が大学構内で、何者かに刃物で切り付けられたとの、報道。過去にほかの著書を読んだ記憶があったが、その時は思い

          今日はちょっと読書の話『14歳からの社会学~これからの社会を生きる君に~』

          合理的配慮について~ケース紹介と提言~

          #合理的配慮 #職場や教育現場での実践 #合理的配慮さえ知らずに右往左往する現場 #事業所には合理的配慮の責務がある #合理的配慮の浸透と拡充を願って 障害者雇用促進法に基づく障害者差別禁止・合理的配慮 (2023.2.16アクセス) 下記アクセスにての資料参照 https://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/content/contents/001099402.pdf リーフレット『合理的配慮を知っていますか』(20232.16アクセ

          合理的配慮について~ケース紹介と提言~

          あなたは心の中にいる~猫の恵太君~

          #人間と猫の承認関係 #あなたがいるから私もいる #ノンバーバルな世界でも意思伝達は可能 #喪失感と悲嘆の中にいる母へ 命あり愛するものを失った時 日常のありがたさ 今日はちょっと 「猫ちゃん」 の話。 幼い時から我が家には猫がいた。 小学校の頃、学校で友だちと喧嘩をしたときは、心が晴れずに帰宅したものだった。鍵っ子の私は、そんな気持ちを打ち明ける相手は、猫しかいなかった。 部屋のドアを開けるや否や、私の帰宅を知って駆け寄る猫ちゃんを、抱きかかえ顔を埋めて泣いた。 語り

          あなたは心の中にいる~猫の恵太君~

          サービス付き高齢者住宅~脊髄損傷の利用者(湿度/温度)管理 エピソード2~

          #湿度管理は永久気管孔のある人と同様の理由 #加湿器購入までの意識付け #本人の意思で購入の段取りを行っていただく #湿度管理を考えるワーカーを育てる 脊髄損傷(Cさん)の方にとって湿度の管理が必要なことエピソード1 を以下でご覧ください。 今日は、このCさんが加湿器を購入するまでの話です。 Cさんの記憶にあった、加湿器は、居室内の湿度をあげることが容易に行える、道具ではありませんでしたから、それを調達する必要がありました。 私が理想としているのは、機械の電源を入れて、水

          サービス付き高齢者住宅~脊髄損傷の利用者(湿度/温度)管理 エピソード2~

          サービス付き高齢者住宅~脊髄損傷のある利用者(湿度/温度)管理 エピソード1~

          #脊髄損傷のある利用者 #夏は体温が上昇 #秋と冬は湿度が低く喉が乾燥する #体温・湿度・室温・エアコンの管理徹底 #大切なのはデータを残すこと 既往歴を知ることと症状把握 Cさんと言う脊髄損傷の利用者さんがいます。 この方は、出会った時から、喀痰喀出をするたびにナースコールを押します。 皆さんは、痰が毎日出ますか? ティッシュに吐き出す回数は、風邪をひいて咳をするときくらいではないでしょうか。 記録に痰がでるような基礎疾患の記述がなかったので、何が原因で痰がでてくるのか

          サービス付き高齢者住宅~脊髄損傷のある利用者(湿度/温度)管理 エピソード1~

          実家の母に会いに~生きてるときに楽しもう~

          #椅子に座ってうたたね #ひじ掛けがないから床に転ぶ #早めに対策しないとリスクは高まるのみ 2022年の年末に肋骨骨折と左肩打撲 1月17日 私が1年前に骨折した足から、スクリューとプレートを抜去する手術をすることを伝えた際に、母からの告白ラインメッセージが入った。 『言いたくなかったけど、12月20日に転寝をして、椅子からおちて、ろっ骨が折れ肩を痛め、(年明けの)おめでとうは言えずにごめんね』 私の方は、年末年始、コロナ感染症が猛威をふるい、職場でクラスターが発生

          実家の母に会いに~生きてるときに楽しもう~

          サービス付き高齢者住宅~終末期のAさんと認知症の家族~

          #認知症の場合は終末期の夫と過ごしてはいけないの #不安感情の表出は避けるべきなのか #悲しい時は泣く、嬉しい時は笑う #喜ばしい感情表出は歓迎されても、泣くことは許されないのか #もしも自分が認知症になったときに、終末期の家族と会う機会を奪われてなるものか 高齢者住宅にはご夫婦で入居していることもあります。 今回は、御主人Aさんが終末期、妻が認知症のケースです。 同居する認知症の妻 皆さんに質問です。 もしも家族の高齢者が看取りの段階に入った時、その妻が認知症だったと

          サービス付き高齢者住宅~終末期のAさんと認知症の家族~

          サービス付き高齢者住宅 ~終末期の迎え方と延命・計画出産を考える~

          #終末期 #延命による死期の選択 #計画出産もあり #今や生も死も、技術と薬物で調整可能 #死は障りであり穢れとする文化 Aさんの点滴 ここ数日、サービス付き高齢者住宅に入居するAさんの食事摂取量が必要カロリーに満たず、水分すら摂取できなくなっていることに、直面していた。 昨日はAさんのお子さんにその旨を説明するとともに、往診医の診察を予定し、往診医と今後の治療計画について話し合っていただきたい旨をお伝えした。 上記の医師と家族の話し合いの結果、本日からAさんは延命処置と

          サービス付き高齢者住宅 ~終末期の迎え方と延命・計画出産を考える~

          サービス付き高齢者住宅~医療施設から退院後の期待と現実~

          #脱水回復の点滴 #経口摂取を補う点滴 #環境が変われば食べられるのか #口の中に入れたものは飲み込まずに吐き出す 医療施設退院後 食欲が低下し、自分で食べることも飲むことも拒否するようになった高齢者が、医療施設に入って点滴をした。点滴によって、一時的に、体の中に水分が入った。水分だけではなく、栄養分が入った。栄養分は、ブドウ糖。 ただし、医療施設に入院して、点滴治療を受ける認知機能の低下した高齢者(80代のAさん)には、何のために点滴をやるのかさえ理解できない。Aさんは

          サービス付き高齢者住宅~医療施設から退院後の期待と現実~

          きたるべき自分の未来~老衰を考える~

          #自分の終焉を決めよう #スパゲッティ #枯れ枝がおれるように #生き抜くことを考えよう #自己決定権を行使する 80歳代後半Aさん 何を食べているのかもわからない 2ヶ月ほど前から、食事の席についても、じっと座ったままお膳に目をやっては、周りの人の動きを眺めてから、おかずに手をつけて食べ始める状態だった。 その食べ始めるまでの時間も、すでに食事を終える人がちらほらと出始めるころに、箸を持ち、おかずを口に運ぶ。 口におかずを入れてから、首をかしげて、不思議そうにしている

          きたるべき自分の未来~老衰を考える~