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雑節。〜春彼岸〜

お彼岸は雑節のひとつで
春彼岸と秋彼岸があります。

春彼岸は春分の日を中日として
前後3日の合計7日間です。
秋彼岸は同じく秋分の日を中日として
前後3日の合計7日間です。

初日を「彼岸入り」、終日を「彼岸明け」
といいます。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があり
彼岸を迎えると
暑さ寒さが和らいでくるといわれています。

今年の気候はどうなるでしょうかね(◍︎´꒳`◍︎)


春分の日と秋分の日

祝日法において
春分の日は
『自然をたたえ、生物を慈しむ日』
秋分の日は
『祖先をうやまい、なくなった人々を偲ぶ日』
とされています。

春分の日と秋分の日は
太陽がちょうど真西に沈む日であることから
此岸しがんと彼岸がもっとも近づく日
であるとされています。

《此岸》
私たちが生きている現世
《彼岸》
生と死の境界を越えた
はるか西方にある苦しみから解放された世界

ほぅ、西に彼岸があるんですか…。

私は見たことも行ったこともないので
あるとも無いとも断定はできないのですが
「そう言われている」と思って
このまま読んでくださると助かります(笑)

彼岸については
日本に古くからあった
太陽信仰と結びついて生まれた
という説もあります。

太陽や自然信仰を指す「日願」と
極楽浄土を示す「彼岸」が合わさった
という考え方もあるようです。

祈り

皆さんはお墓参りへ行っていますか。

私は思うところがあり
祖母のお墓参りへ行けていませんでした。

でも今年の春分の日に行くと決意しています。
やっと、その時が来たという感覚で
行く前から
どこかすこやかな気持ちでいます。

noteを始めて間もない頃に
祖母への想いに触れながら書いた記事があるので
リンクを貼っておきます。
よろしければご覧ください。

なかなか自分を赦すことができず
すっきりしていない部分はありますが
今では
じゅくじゅくした膿のようなものは無くて
張りつめたようなかさぶたがあるのみです。

そして、こちらは
上の記事でも引用した文章です。

大切な人の死は
乗り越えられるわけではなく
いつまでも忘れられずに
思い続けるもの
忘れないからこそ
前に進めることもある

『もっと人生は楽しくなる』たぐち ひさと著

後悔しない為にもお墓参りへ行ってきます。

ごめんなさい
ありがとう
でも無理だったの

そう思い続けています。

そして、今も尚
そのようにしか消化できない
私でごめんなさい

と、事ある毎に胸の中で言い続けています。

おわりに

祖母のお墓はマンションタイプです。
墓石がありません。

納骨の際に行ったきりなので
手順をあまり理解していませんが
とりあえず受付に行って
呼び出してもらう予定です。
墓石のお掃除が無いので
焼香するのみなんですけどね。

お墓参りが終わったら
ぼた餅でも買って帰ろうかな。

お彼岸におはぎやぼた餅を食べるのには
理由があります。
小豆の赤い色は邪気を払うとされていることや
昔は貴重品だった砂糖を使用した食べ物を
お供えすることで
ご先祖様への敬意や感謝の気持ちを伝える
とされています。

3月の彼岸は
春に咲く牡丹の花にちなんでぼた餅を
9月のお彼岸は
秋に咲く萩の花にちなんでおはぎを
食べるのだということです。

皆さんは
どのような春彼岸を過ごされるのかしら。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

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2022年3月にスタートしたお試しマガジンです。 かろやかに生きるって何だろう…と、きっと思われるでしょう。 かくいう私も試行錯誤しなが…

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