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G-1スタートアップ開催の意義とご協力のご依頼について

いつもお世話になっております。
Milk.株式会社(https://milk-med.com)CFOの藤井です。

メルマガやFacebookなどを通じてすでにご覧いただいたかもしれませんが、
「G-1スタートアップグランプリ」(https://g1startup.com/)というピッチイベントを、今年の12月10日に開催いたします。

今回、少し長くなりますがG-1スタートアップ開催の背景/意義について説明させていただきます。

Milk.は、「YARD MEETUP」というピッチイベントを毎月開催させていただいており、さまざまな若手スタートアップの方に登壇いただけるイベントです。

YARD MEETUPの風景

今回のG-1スタートアップグランプリは、それとは少し変わってさらに若い小学生から大学院生までをターゲットにしたピッチコンテストです。

中身の細かい部分については説明ページに譲りますが、おそらくみなさんの1番の疑問は、「なぜ投資を集めているベンチャー企業が自身でピッチイベントをするのか」ということに尽きると思います。

なので、そこを深ぼって藤井の考えを説明させていただきたいと思います。

ポイントを以下の3点にまとめました。


①スタートアップだからこそスタートアップの気持ちがわかる

Milk.株式会社は創業からこれまで結構な数のピッチコンテストやアクセラレーションプログラムに参加してきました。

初期の頃から通算すると50件以上は登壇していますし、選考などを考えれば100件以上参加しているので、ベンチャーの中でも多い方だと思います。

その中には、考え抜かれた素晴らしいイベントもあれば、スタートアップの「やる気やエネルギーを奪う」イベントもたくさんありました。

具体的なイベント名は言いませんが、投資を実際に行うわけでもないのに
値踏みをしたり、批評をしたり、大量の資料を要求するようなイベントは
私たちの基準からすると問題外です。

創業当初の限りある貴重なエネルギーを割いているので仮にその場で賞を貰えなかったとしても、人脈を紹介してもらえたり、その後も支援を続けていただけるようなイベントでないと世界にとっての損失です。

本当の意味でスタートアップの立場に立ってピッチコンテストが実施できるのは、現役のスタートアップがピッチコンテストを開催する大きな価値だと考えています。

もっと言えば、そういったスタートアップにとって理想のピッチコンテストを開催することで悪質なピッチコンテストが減っていくことを願っています。

②未確定な状態で賭けられた期待に応えようとする中で起業家が生まれる

少し自分の話になりますが、私は中学生くらいの頃からベンチャー創業記が大好きで、古くはアンドリュー・カーネギーやフォード、
最近だとスティーブ・ジョブズ、イーロン・マスクなどの創業ストーリーを見ていて、ベンチャー起業家がどういうプロセスで生まれるのかについて考えてきました。

根っこから起業家的性質と溢れ出る情熱をもっている人も中にはいると思いますが、そういう人であったとしても、そこに賭ける「人との出会い」が彼らを成長させています。

これは持論ですが、私は起業家が生まれる大きな要因として、
「未確定な段階で賭けられた大きな期待に応えようとする」ことが必要であると考えています。

未確定な段階で賭けてくれた人に対する感謝、報いようとする思いは、どれだけの障壁があっても乗り越える大きな燃料になります。

もちろん、他者に依存していてはうまくいきませんが火種を大きくするのに必要なのは、やはり大きな期待です。

ピッチイベントは多くの場合、専門家や投資家の方しか参加していません。
もちろんそういった属性の方の期待も大事なのですが、多くの一般の方に見てもらえて、期待を背負っていただけるイベントは数少ないと思います。

ベンチャーだからこそ、現在の姿ではなく、そういった可能性や動機の部分にフォーカスして、多くの方の期待を集めるイベントにしていけると考えています。

③今、世界に必要なのは熱量を持ったスタートアップ

これまで書いてきたことは、どちらかというとロジックの部分ですが一番大切なのはパッションだと思います。最後にその部分について書きます。

「ベンチャーなんだから本業に集中した方がいい」Milk.を支援いただいている複数の方にも、そういったご意見をいただきました。

私自身、当初はなぜMilk.がこの事業をやるのかということに悩み、
代表の中矢が思いつきで行動しているようにも思いました。

ただ、一番多忙な中矢が社員の理解さえ得られない中でも深夜に1人で準備を進めている姿を見て、自分達が何のために仕事をしているのかということを考え直す機会になりました。私たちの仕事は常に将来の世界のためにあります。

「純白な愛の心で世界に奉仕する」という会社の理念は、決してイメージ戦略でもお題目でもなく自分達の目先の利益を超えて実現すべき指針です。

今、世界に必要なのは熱量を持った起業家です。世の中は課題に満ちています。普通に生きていると惰性で生きてしまい、必死で改善しようとしている人にすら抵抗してしまうのが人間です。

それを乗り越えて課題を解決していく起業家が、必要です。自分が解決できないにせよ、彼らにエネルギーを与え、協力することはできると思います。

別に事業の形でなくてもいいと思います。NPOでもいいですし、ボランティア活動でもいいと思います。そういった新しいことを始める人たちを馬鹿にするのではなく、応援しようとするムードをもっと世界に醸成していくことが大切だと信じています。

そういった世界をつくるための一つの推進力としてG-1スタートアップグランプリを成立させたいと考えています。

誰もやらないこと、合理的に考えた結果やっていないことでも、試してみたら何かが開けるかもしれません。

私たち自身のこのG-1スタートアップグランプリも、新しいチャレンジです。

このイベントを多くの方の力を借りて素晴らしいイベントにしていきたいと考えています。ぜひ、ご支援・ご協力をお願いいたします。

ここまでの長文を読んでいただき本当にありがとうございました。

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《クラウドファンディングへの協賛のお願い》

現在募集している賞金のクラウドファンディングですが、
目標額まで、残り21万5千円になりました。
https://readyfor.jp/projects/g1startup/comments

5000円から支援いただけます。
未来に賭けていただく貴重なお金です。

できる限り、勇気を持ってチャレンジしてくれた
ファイナリストの方に還元していきますので、
何卒ご支援の程、よろしくお願いいたします。

(Noteだと数百円から投げ銭可能です。もし少しでも共感いただけた方、すべて賞金に回しますので、ご支援いただけますとありがたいです。)

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