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「だってもう、XX歳だから」が口癖のあなたへ

みんなは、幼い頃に描いていた夢はありますか?

漫画家、サッカー選手、アイドル、科学者…

でも、あんなにキラキラとした目で語っていた夢のことも、
大きくなるにつれ忘れてしまいます。

「夢は叶えられないんだ」そんな現実の壁にぶち当たったとき、
人は決まってこう言います。

「だってもう、XX歳だから」。

XX歳はもう発音が身につかないから英語を勉強したってムダ。
XX歳だからオーディションになんて受かるわけがない。
XX歳にもなって、そんな服なんて着られない。
XX歳にもなって芽が出ないんだから、もう諦めよう。

でも、わたしは思うんです。

どうしてこんなにもみんな違う人間なのに、「XX歳」で一括りにできるんだろう?

XX歳になったら、XX歳らしく体力が衰えていくんだろうか。
XX歳になったら、XX歳らしく性格が落ち着いていくんだろうか。
XX歳になったら、若いころのように夢が叶いにくくなるんだろうか。

エッセイ『大家さんと僕』で、手塚治虫文化賞短編賞を受賞したカラテカ・矢部太郎さんは、授賞式で「僕の中では、38歳だけど18歳だと思うようにしていました。だからいま、20歳(ハタチ)なんです」と言いました。

「魔女の宅急便」の作者である角田栄子さんは、「私はいまだに自分のことを18歳だと思っているの」と少女のようにあどけなく笑いました。

作家の辻仁成さんは、「老けたな、もう年寄りだ、と決めつけるのは他人じゃなく自分だ。二十歳過ぎたら年齢は自分で決めたらいいのだ」と日記で語りました。

年齢は、ただの数字です。世界には、「365日が1年」というルールさえない地域だってある。

だったら。もし、自分の年齢を理由に夢を諦めてしまうくらいなら。

わたしは自分で自分の年齢を決めよう。いつか、わたしが大人になったとき、自分の年齢に言い訳をする大人にならないように、17歳で時を止めよう。

そうやって、中学2年生のときに「永遠の17歳」で生きる決意をしました。

たくさんバカにされました。
たくさん痛いって言われました。

その度に、ヘラヘラとごまかすように笑ってきたけれど、たまに、口に出すのが怖い時ですらあります。

でも、わたしが口を閉ざしたら、この素敵な考えを広めることができない。

17歳でいることをあきらめたら、今まで築いてきたものがぜんぶ嘘になってしまいます。

もしかしたら答え合わせは数年後かもしれない。

でも、わたしはいつか、絶対に答え合せができると信じています。

だから、夢を叶えたい自分のために、そして誰もが年齢で夢をあきらめない未来のために、わたしは今日も17歳と、何度でも、何度でも言い続けます。

Photo by @joe_infinity

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