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早く行く教師術【通勤時間を短くする方法】

仕事とプライベートの時間の境目はどこか。

職員室に入ったら仕事スタート、ではありません。

朝、自分の家の玄関を出た瞬間に、仕事はスタートします。

通勤は仕事のために行う動作と言えます。

ゆえに、1日の一番はじめに行う教員の仕事は、”通勤”なのです。

■通勤時間を短くする

30分の通勤を20分に短縮できれば、10分間 時間を捻出できます。朝の10分は貴重です。

今回の早く帰る教師術は、学校内の技ではない。家の玄関のドアノブに触れた瞬間から発揮することができる技です。

ドヤ顔で言います。「通勤を短くするという教員の時間管理術の本は、この世にないじゃろう。」

■この記事は、だれに向けたか。

車またはバイク通勤 の方が対象です。
また、”今から引っ越しを考えている人” に向けても記事を書きました。

電車やバス通勤の場合、通勤時間が短くなることはありません。公共交通機関であるため、「〇駅から×駅まで約15分かかる」のように速度が決まっています。自身の努力で通勤時間を短くすることはできません。

通勤時間を短くする一番の方法は、職場の近くに引っ越しすることです。これは間違いない。が、少し腰が重いです・・・。明日からでもできるアクションプランをこの記事に書きました。

■通勤時間を短くする方法

方法は、いたってシンプル。車が混まない時間帯に移動することです。

「そんなん、あたりまえやろ!」と思ったあなた。

「はい、あたりまえです・・・(._.)」

ただし、「あたりまえのこと」だけを記事にしている訳ではありません。車が混むメカニズムとその対策を伝えたいのです。

明日から毎日、家を出る時刻を少しずつ変えて出勤し、道路状況を調査してみましょう。

僕自身、調査をしてみて驚きの発見がありました。”時刻が早ければ早いほど道が空いている”というわけでは、なかったのです。

僕はバイクで通勤しています。6:40に家を出て、7:00前に学校に着く生活を送っています。2週間に及ぶ調査の結果、「6時40分」という時刻に家を出ることがベストであると、結論づけました。

なぜ6時40分なのか。その理由を調査結果と伴に、ここに報告します。


【調査結果】

【6:00に家を出てみた】
道は空いているので、爆走できる。通勤にかかる時間は短い。青信号が点灯している時間が長い。ただ朝早すぎて毎日は無理。というか、学校が開いていないことがある。

【6:20に家を出てみた】
トラックがたくさん走っている!トラックの速度は遅いので通勤に時間がかかる。またデカすぎてすり抜けできない朝早いのだが、割と混んでいてびっくり。僕のいる地域において、運送の仕事が活発な時間帯なのだろう。

【6:40に家を出てみた】
道は割と空いている。乗用車がちらほら。トラックは走っていない。通勤にかかる時間は短い。

【7:00に家を出てみた】
道は混んでいる。乗用車がたくさん走っている。運転手は、みなスーツを着ているので出勤だと思う。信号にも引っ掛かりはじめるため通勤に時間がかかる。

【7:20に家を出てみた】
7:00より混み具合はひどい。15分で出勤できるところが25分かかった。ゴミ収集車が多いのがこの時間帯。


このような調査を経て、自分の家から学校までの時間帯別交通状況を知ることができました。あくまで僕の住んでいる地域の結果です。

この記事を読んでいるあなたへ。ぜひ、通勤時間をずらしてみてください。時間帯が変われば、同じ道路でも進み方がまるで違うことに気付きます。

調査の価値はありました。「6:20ごろは運送トラックがたくさん走って混む」のような意外な発見があって、おもしろかったです。

また信号機は、交差点の交通量に合わせてプログラムされているので、時間帯によって青信号の点灯時間が違うのです。

日が昇っていくにつれて歩行者が増えてきます。また主要道路と交差する車も増えます。そうなると赤信号で停車する時間は長くなりますね。

■通勤ラッシュを避ける

毎朝の通勤時、バイクにまたがりながら、反対車線の大渋滞を目にします。都市部に向かう(図の青い)車がたくさんあるので、いつも混んでいます。

通勤ラッシュ

僕の通勤路における  ある区間は1本道。したがって反対車線は毎日渋滞です。ディズニーランドのパレードの速度で走っています。

僕の家を中心に上の図を見てください。都市部とは反対側の位置に、勤務地があるので、幸いにも通勤ラッシュに巻き込まれることはありません。僕は、上図の(赤い)車の向きの移動です。

仕事が終われば、人は自分の家に帰ります。ゆえに、退勤時も同じ光景が見られます。

日が落ちて、バイクで家に帰るとき、大量の(青い)車が都市部から家に帰るので、道は混んでいます。車のライトも点灯しているので、今度はナイトパレードです。


退勤ラッシュ

■これから引っ越しを検討されている方へ

わざわざラッシュを避けるためだけに、引っ越しをするのも考えものですが、これら引越しを検討しているという方は、次の3つの位置に着目してみてください。

  • 引っ越し先の位置

  • 住宅地の位置(人がたくさん住んでいる場所)

  • 都市部の位置(たくさんの人が仕事を行う場所)

この3つの位置関係を視野に物件を選ぶ方が得策だと思います。単に、家と職場の間の直線距離だけを あてにすると、通勤ラッシュに巻き込まれるリスクがあります。通勤ラッシュに巻き込まれるか否かは位置関係が、ポイントなのです。

家賃や内装も、物件を選ぶ基準となります。しかし、毎日2回行う移動、すなわち通勤と退勤にかける時間を少なくするという視点で物件を選ぶことは、自分の時間を生み出すことにつながります。


実際に運転した方がいいと思う。

「どの道路をどの時間帯に通ると、通勤ラッシュに巻き込まれるか」という問いの答えを頭の中で予想をしていても、思わぬ誤算があるものです(トラックの交通量が異常に多い時間帯があることなど予想だにしなかった)。

実際に道路を走り、車の流れを目で見てから、物件を選びましょう。新しい家に住むには莫大な費用がかかるので、下調べを念入りにしたうえで決断したいものです。

■通勤は嫌いじゃない

散々「通勤時間を短くする術」を書きましたが、僕は通勤は嫌いじゃない。

音楽を聴きながら、バイクにまたがる毎日。骨伝導イヤホンだから周りの音も聞こえます。何よりバイクの運転は楽しいです。

朝日を浴び、風を肌で感じるのが気持ちいい。

もし車通勤なら音楽やラジオをゆっくり聴けると思う。

もし電車通勤なら本を読めると思う。

僕は「早く帰る教師術」にフォーカスして記事を書いていますが、通勤時間が短いことだけが正義というわけではありませんね。

個人的には「極力短い時間で通勤を済ませ、生みだした時間を仕事にあてたい」という思いはあります。

ゆくゆくは通勤時間をずらせなくなるでしょう。「子どもを保育園に預けてから出勤する」という状況になると保育園の開園時間に合わせて、通勤時間を変えることになるからです。

どんな未来を歩もうとも、「今できる”早く帰る教師術”は、ないかな?」と考えて、実践するのは楽しいです。


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