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私の胎盤の思い出(無料記事)

下の子を産んだ時に胎盤を見せてくれた看護師さんがいた。

でも看護師さんとは何だか初対面の時はビクビク(゜゜;)ギグギグして変な雰囲気だった。「神経質」とでも“申し送り”があったのだろうか。私が「ミッションは何ですか」と聞いて”私のこなす事”を聞いてちゃっちゃっとお互いで終わらせた。看護師さんはほっとしたというか( ゚д゚)ハッ!と我に返った様子だった。ちゃんと私と話して私を分かってくださったんだなと私も安心した。10日余りの入院中、10年以上前の最初の子を産んだときから気になっていた“胎盤”の話をしてみた。それから何日か経ってその看護師さんが夜勤の時に、私の念願の“私の胎盤”を持って来てくださった。嬉しかった。赤黒くてでも艶々(つやつや)した自分の胎盤を初めて見た。かなりの貧血持ちの私の中にあったこの胎盤で十月十日(とつきとおか)の間、”愛する可愛い我が子”を育てたんだと感動した。自分で自分に「本当に“私”よく頑張った」と胎盤を撫でた。

産まれて間もない乳児を傍らにバースデーケーキを囲むように、看護師さんとふたりで私から出てきた胎盤を午前2時頃の薄暗い病室で見つめた。「持って帰りますか?」と聴かれて「見ているだけで満足です」と丁重にお断りした。食べる人もいるらしいと話しながら、食べ方や味等を考察しあったりした。

………

あれから数年が経ちました。
あの時の我が子の誕生日がもうすぐ。
すくすく育っている。
目に入れたい…

私の胎盤を見せてくださった看護師さん、ちゃんと私と話して向き合ってくださってありがとうございました。お陰さまで、産後の“”超激痛で辛い入院生活“”が素敵に輝いて思い出せます。
お仕事頑張ってください🍀
きっとたくさんの方が救われていると思います。
ありがとう😆💕✨


※最近の多忙な医療現場では“胎盤をみたい”という希望も叶えてもらうのは難しいかもしれません。私の看護師さんへの感謝を込めて投稿しました。






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