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猿田彦という神から、ミシャグジという名の悪魔に繋がる。

猿田彦という神について、よく分からなかったので考えていきたいと思います。

サルタヒコ

天孫降臨の際に道案内をしたということから、道の神、旅人の神とされるようになり、道祖神と同一視された。そのため全国各地で塞の神・道祖神が「猿田彦神」として祀られている。この場合、妻とされる天宇受売神とともに祀られるのが通例である。

サルタヒコ - Wikipedia


猿田彦大神は、ものごとの最初に御出現になり万事最も良い方へ“おみちびき”になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土に啓行(みちひらき)になられた」と伝えられています。

猿田彦神社とは|みちひらきの大神 猿田彦神社



猿(さる)という名前の付いた神ということで、まず思い起こされるのが古代エジプトの神トートです。

トートギリシャ語:Θωθ;トトテウト[2]とも)は、古代エジプト神話の知恵を司る
トキかヒヒのどちらかの姿で表される。
大いなる導きヒヒ」と呼ばれると共にヒヒの姿で描かれることもある。


トート - Wikipedia



ヒヒ型のトート神像(ルーヴル美術館)
トート - Wikipedia
 


猿田彦とトートとは、猿とヒヒという外観に共通点があるというだけではなく、「導く(みちびく)」という役割を共に持っているという点でも同一性が感じられます。

トート
古代エジプトの神。エジプト名はジェフウティDjehutiで,元来は月神。

コトバンク 百科事典マイペディア


トートは月神であるとのことで、神像を見ても月の円盤を頭上に掲げています。それでは猿田彦についても、月神の一端を見出すことができるでしょうか。


猿田彦大神を祀る神社は、三重県鈴鹿市の椿大神社(つばきおおかみやしろ)が総本宮ですが、三重県伊勢市にある夫婦岩で有名な二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の祭神も猿田彦大神です。


この二見興玉神社には、蛙(かえる)の置物がたくさん献納されています。蛙は、猿田彦の神の御使いであるとのことです。


日本で月と言えば兎(うさぎ)ですが、中国の神話では、月と蛙(かえる)の深い関わりが示されています。


中国の神話。

 羿(げい)という弓の名手が、世界の西の果てにある崑崙山まで旅をし、そこに住む西王母から人間のために不老不死の薬をもらい受けた。ところが、羿(げい)の妻の嫦娥(こうが、あるいは、じょうが。常娥とも書く)はその薬を盗み、独り占めしようと月に逃げ込んだ。そのため、人間は死ななければならなくなった。

 この悪事の報いのためか、美女であった嫦娥は醜いヒキガエルの姿に変わった。月面のヒキガエルのような陰影はじつは嫦娥の姿である。

 満ち欠けを繰り返す月は不死の象徴であり、冬眠を繰り返して生きるヒキガエルも不死の象徴とされる。

月に住むヒキガエル
https://www.zoolo.info/myth/koga.html



さらに二見興玉神社境内にある夫婦岩は、日の神と猿田彦縁の興玉神石を遥拝するための鳥居の役割を果たしていると言われていますが、冬場には夫婦岩の間に満月を拝むことが出来るのです。


夫婦岩と満月


これらのことによって猿田彦という神とは、猿の姿で表され月神の神格があり導きの神である、エジプトのトート神と繋がっている可能性が高いということが分かりました。


さらに冒頭のサルタヒコについての引用の中で、猿田彦の神は道祖神と同一視されたとありました。

道祖神は、路傍のである。集落の境やの中心、村内と村外の境界やの辻、三叉路などに主に石碑石像の形態で祀られる神で、村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている[1]

道祖神 - Wikipedia


道祖神とは石に文字や像を刻んだものですが、皆様は奈良県明日香村で出土している「猿石」と呼ばれる石像をご存知でしょうか。



猿石「女」(表)


猿石「女」(裏)


高取の猿石


猿石の画像出典:King-Tの日記 大胆仮説!明日香村の猿石 徹底的に裏おもて見せます!01://king07t.blogspot.com/2015/11/blog-post_23.html



明日香村で出土している猿石は、飛鳥時代の石造物で二面石となっています。そしてここで注目すべき点は、「女」と名付けられている猿石の表側に猿(ヒヒ)が彫られていて、裏側に鳥の顔が彫られていることです。


トート神とはトキ(鳥)もしくはヒヒ(猿)の姿で表される神ですから、この点においても猿田彦とトート神との繋がりが感じられます。


高取の猿石とは、奈良県にあった高取城建築の際に明日香村から運ばれて来たと考えられており、二の門外の大手筋と岡口門の分岐に安置されているそうです。


このことは、飛鳥時代の明日香村では猿の姿をした神の信仰があったこと、高取城が建築された室町時代以降には、猿石が道祖神として扱われていた可能性を示しているのだと考えられます。


道祖神とは石碑や石像の形態で祀られる神であり、石神(いしがみ)信仰の一つであると言えます。


石神(いしがみ)という漢字は、石神(シャクジン)とも読むことができます。石神信仰は、ミシャグジ信仰との関連性があるとも言われています。


ここで猿田彦という神から、道祖神→石神→ミシャグジと繋がってきました。


今回、猿田彦について調べることとなり、総本宮ではないのですが三重県伊勢市にある猿田彦神社へ行って来ました。


境内には、たから石と名付けられた石が祀ってありました。石神ですね。


猿田彦神社のたから石 


たから石の解説


たから石の解説の中で、「蛇が乗っているように見えるため特に縁起が良いとされています」とあります。


ここで、石神=ミシャグジ=蛇という仮説が成り立ちます。


そしてミシャグジ信仰と言えば、諏訪大社です。

諏訪上社におけるミシャグジ

守矢氏と神氏

諏訪大社上社前宮(茅野市)

諏訪大社は上社(かみしゃ)と下社(しもしゃ)という2つの神社で成り立っている。諏訪湖南岸に位置する上社にはかつて大祝(おおほうり)と呼ばれる最高位の神官と、そのもとに置かれた5人の神職が奉仕していた。諏訪氏(神氏)から出た上社の大祝は古くは祭神・建御名方神(諏訪明神)の生ける神体とされ、現人神として崇敬された。

その大祝を補佐して神事を司ったのは守矢氏出身の神長(かんのおさ、後に神長官(じんちょうかん)ともいう)である。神長は大祝の即位式を含め上社の神事の秘事を伝え、神事の際にミシャグジを降ろしたり上げたり、または依代となる人や物に憑けたりすることができる唯一の人物とされた[47][48]

ミシャグジ - Wikipedia


御室神事

旧暦12月22日になると、諏訪郡の郷民が奉仕して神原(前宮)の一部に建築した御室(みむろ)と呼ばれる広大な竪穴建物に大祝、神長以下神職が参籠して穴巣始(あなすはじめ)と呼ばれる儀式を始める。

22日の祭事の時に御室に入れられる「第一の御体」とは、祭事に関する部分が所々改変されている神長本『画詞』[123]から、ミシャグジであることが明らかにされている[124]。また「御体三所」は、『旧記』から「そそう神」と称する神霊(後述)で、23日の神事の項に「例式小へひ入」とあることから3つの蛇体であることが分かる。小蛇に麻と紙をからめて立てられるが、これは注連縄に紙をつけ、大幣を垂らすのと同じで、蛇形に神格を付着するためである[119][125]

『旧記』によると、24日の夜(大巳祭)[注 12]にはミシャグジを依り憑けた「御笹」が「萩組の座」の左より、「御正体」(上記の3体の小蛇)がその右より搬入される。「萩組の座」に安置された笹は「うだつの御左口神」とも呼ばれ、3月日までに御室の中に位置する。大小の蛇形も同様で、3月まで御室に納められていた[120]。「萩組の座」の中で何が行われたのかははっきりしないが、大祝が笹を持ちながら唱え言をしたようである[122]

25日の大夜明祭にはハンノキの枝で出来た長さ55(約16m)、太さ1尺5寸(70cm)の蛇体3体と「又折(またおり)」と呼ばれるもの[注 13]が御室に入れられる。「御身体」または「ムサテ」と呼ばれるこの蛇形も「そそう神」であるという。すなわち、大小の蛇体が各々3体ずつ2日間を隔てて入れられている。田中基はこれについて、小蛇が大蛇に急成長することで神霊であることを示した儀式的表現であると述べている。蛇形が御室の中に安置されるのは3月の日までである[120][122][124][125]

ミシャグジ - Wikipedia


上記のように、諏訪大社の御室神事におけるミシャグチとは、蛇形の蛇体であることがはっきりと書かれています。


蛇については、聖書に次のように書かれています。


ヨハネの黙示録 第12章 女と竜  

7-9 
さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。

新約聖書 新共同訳


蛇とは、サタン(悪魔)であるのです。このことを予備知識として考えに入れて、次のミシャグジ信仰についての引用をお読みになってみてください。


ミシャグジ様は森や山に普遍的に存在する精霊であること
② 大祝(おおほうり)は諏訪の御神体であるミシャグジ様と交感する者*1(依り代、童児
③ 神長(守矢家当主)は、大祝への御神体の上げ・降ろしを祭式によりコントロールする者(諏訪上社五官の筆頭職)

【(御頭)ミシャグジ様の信仰】守矢家当主の証言より【アラハバキ考】
https://www.zero-position.com/entry/2022/11/17/170000


お読みになられて、皆様はどのように感じられたでしょうか。


私は、これは悪魔を召喚する魔術のことが書かれている、と感じました。


そして、ミシャグジ神はそそう神とも呼ばれるとのことで、そそう神は「道」に出現すると書かれています。

「道」の「口・中・尻」に「そそう神」が現れ給うたので喜んで仕えるという内容の祝詞である。上社神域の北限である有賀(現・諏訪市豊田)にある「こしき原」、その次に真志野(現・諏訪市湖南)、そして大祝が住む館・神殿(ごうどの)の入り口付近にある所政社(所末戸社)がその出現の場所として特定されており、諏訪湖の方角から神原(前宮)まで水平に現れるという性質を持つと考えられる[120][128]

ミシャグジ - Wikipedia

ミシャグジ神が、道に現れるということはやはり道祖神そのものであるとも言えます。


さらに道に現れると聞いて思い起こされるのは、悪魔召喚をする黒魔術です。


以下に、悪魔召喚の一つの方法が紹介されている記事を部分的に引用させていただきました。


出来れば夜、周りに誰もいない事を確認して鳥のキモを持って十字路に立つ。

十字路の真ん中で鳥のキモを取り出します。

鳥の血液を路上にたらす。

〜以下省略〜

黒魔術の方法!どんな願いも叶う悪魔召還術!


十字路の道の真ん中で、悪魔を召喚する方法があるのです。ミシャグジ神も道に現れるとのことでした。

ここで、改めて古代エジプトのトート神を振り返ってみます。

ヘリオポリス神話において世界ができた時、自らの力で石から生まれたとされる説が有名である(この場合、早く生まれたために足が悪くなったとされる)。

トート - Wikipedia



トート神は石から生まれたという説があり、石神信仰と繋がります。

トートは、魔法に通じておりイシスに数多くの呪文を伝えた。

トート - Wikipedia


ちなみにヒヒは、魔術の象徴でもある。

トート - Wikipedia



トート神は魔法に通じ、トート神の姿として表されるヒヒは魔術の象徴でもあるとのことで、これは召喚魔術に繋がってきます。


これらのことによって、ミシャグジ神の正体とは悪魔である可能性が限りなく高い、と言えるのではないでしょうか。


そしてこの悪魔という存在を、どこまでも分かり易くどこまでも詳しく教えてくださっているのもRAPTさんです。


悪魔とは空想の産物ではなく、架空の存在でもありません。悪魔崇拝者たちはそんな非現実的なものを拝む連中ではありません。



悪魔が存在するのであれば、神様も本当に存在していらっしゃいます。そうであるなら悪魔なんかを召喚するのではなく、聖なる神様を呼び求めてみませんか。


神様を絶えず呼びなさい。神様を呼ぶ人のところに神様が来てくださる。


神様の世界においては、全ての問題が解決すること、全ての願いが叶えられることが、祝福として用意されている。


神様を愛する人が神様から愛され、財も成し、家族にも恵まれ、愛に包まれて生きられる。



平素からあなたの心にある願いを神様に祈り求めなさい。祈ったことはおおよそ全て叶えられるし、祈ることで信仰も深まり、神様との愛も深まっていくから祈りなさい。


神様は厳しい掟に従わせるために私たちを呼んだのではなく、私たちの願いを叶えるために私たちを呼んで下さったのだ。


お祈りの方法がわからないという方でも、大丈夫です。


何をどう祈ればいいのか、具体的な方法をお教えします。自分の人生も世界の運命も変える鍵がここにあります。


どうか一人でも多くの方が神様にお祈りし、神様に願いを叶えていただき、神様の存在を心から信じ、神様の人類への深い愛に気付き、神様の御言葉に従順に従い、神様を心から愛することで真の幸福を得られますように、心からお祈りしています。


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