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授業ナッジ

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行動経済学を学んだ私が、授業への転用を提案をするシリーズ。「人間は不合理な生き物であるという認識を出発点とし、一種の恵みへと変換する」視点で理論から実践まで幅広く紹介します。
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記事一覧

授業ナッジ(自由進度)への不安を考える【行動経済学×学校教育】

授業ナッジへの不安 授業ナッジは「1つの観と5つの手立て」で構成されます。 基本的に、勉…

授業を受けない子がいなくなるベイビーステップ【行動経済学×学校教育】

授業を受けない子、なんとかしたい授業を受けない子には、いろいろなパターンがあると思います…

授業ナッジ①一斉授業をやめたワケ【行動経済学×学校教育】

「授業」のナッジについて、細かな仕組みやマインドを書きたいという欲を抑えながら、全5話で…

授業ナッジ②授業を受けなかった生徒が変わる「3つの力」【行動経済学×学校教育】

授業ナッジ第2話になります。第1話はこちらになります↓ なぜ学校で勉強をするの?このよう…

授業ナッジ③4月の子ども(オリエンテーション・板書の実際)【行動経済学×学校教育…

本記事は、授業ナッジ第3話になります。 前回の記事(第2話)⇩ 授業のオリエンテーション …

授業ナッジ④5月の子ども(ワークシート)【行動経済学×学校教育】

本記事は、授業ナッジ第4話になります。 前回の記事(第3話)⇩ ワークシートの構成 めあ…

授業ナッジ⑤6月の様子(単元計画表)【行動経済学×学校教育】

本記事は、授業ナッジ第5話になります。 前回の記事(第4話)⇩ 6月の授業の様子6月上旬頃には、板書に示してある3つの力(下記画像)が生徒に浸透した結果、生徒の授業態度に大きな変容が見られました。 課題の内容や評価基準について、教師に尋ねる生徒はほとんどいなくなり、教師に尋ねる生徒がいると「計画表(下記画像)に書いてあるよ」と即座に声をかけたり、丁寧に説明をしたりする仲間が現れました。寮で次回のワークシートの「予習」をしたり、授業前に仲間と課題についての考えを交流したり、

授業ナッジ⑥7月の様子(3種類の振り返り)【行動経済学×学校教育】

本記事は、授業ナッジ第6話になります。 前回の記事(第5話)⇩ 授業の「振り返り」が建前…