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【読書感想】 変な家 雨穴

読書メーターで皆さん読まれていて、設計やっている身としては気になり、手に取った一冊。

おかしな間取り紹介かと思っていたら、ホラーやミステリー要素もあり、ゾワッとする読後感でした。


あらすじ


謎の空間、二重の扉、窓のない子供部屋。

間取りの謎をたどった先に見た、真実とは!?

オカルト専門のフリーライターとして活動している雨穴氏。

知人から持ちかけられた、ある家の間取りには不可解な点が多く…


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ネタバレ感想!です!!!

表紙の間取りが疑惑の家です。

冒頭でこの間取りを見たとき、

●子供部屋の場所が変だなぁ

●2階の寝室からじゃないとシャワー室行けないのかぁ

ぐらいしか思わなかった私。

設計やってる人かよ!?ってツッコミ受けそうですね。ハハハ!

でも、作中に出てくる設計士の栗原さんは真剣に間取り図を読み解き、この間取りに潜む裏事情を言い当てていました。さすが!ミステリー好きはすごい!

左手供養なんて、そんな風習はにわかに信じられないですね。

代々続く家系には、こんな陰鬱な習わしや風習がたくさんあるのかもしれないと、学んだ気分です。


でも、こんな設計やれって言われたらなんか嫌だなぁ。

審査機関に出したら、なんで子供部屋が無窓なのか?とか、納戸って表記じゃないのか、とか詰められそう。そしたら、泣いちゃうかも。←

あと、台所の裏にある謎のスペース、PSかと思っていたら通り抜け穴だったという!

階段の踏面と比較すると30センチぐらいしかないのに、人が入れるんだなぁーとか。

なるほどー、と唸らされた一冊でした^ ^

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