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20201006

あふれるものと孤独

2年ぶりに実家に帰ってきた、成田空港に到着して検査、1時間も待たずに陰性とわかりそのままその日はホテルへ、翌日に両親が迎えにきてくれて帰宅、両親とは去年パリで合ったものの実家はすごくひさしぶりで、ふだんヨーロッパのサイズのアパートにいたせいか実家が小さくこじんまりしていていいなと思った

久々の両親はうれしそう、でわたしも嬉しい、だけどなんとなく母がとても疲れているようにみえる、持病のこと、さらに感染を気をつけながらの生活、父も難しい性格(母によれば)だし、その父と2人きりでのひきこもりの毎日はしんどかっただろう、夏に電話で話していたらふと母が、そろそろ1回帰ってきてなんか手伝って〜、といったのでずっと気になっていて、帰り時だなと思っていたが、まさにそんな感じ、いろいろ家のことをやったり母と話したりたっぷりしようと思っている

母は昔はもう少しのんきな性格だったようなきがするけど、すっかり硬い表情になっていた、そして子ふたりが出て行き夫婦だけの生活になると女は物を買い溜め込む、とどこかで聞いたけどまさに母がそうなっていた、きれいに片付けてはあるけどものすごい量のもの、これはわたしたち子供が母をほっとらかしたせいかもしれないと反省した、人は孤独感を物で埋めますよねきっと、そんなに簡単じゃないけど、ちょっとずついらないものを整理していくのがわたしの仕事になった

わたしはヨーロッパ生活を始めてからスーツケース1個とかばん1個くらいの荷物に抑えて暮らしている(それでもいろいろ買ったり捨てたりしているけど)ものを持たない生活の良さ、そして不便さも知っているわたしはこの実家を片付けるのに適役なんじゃないかなあ

捨てたり人にあげたりするのって気持ちいいし、なにより空間に余裕があるのがわたしは好き、だけど母はどうだろう、物の置き場所や整頓てこだわりがあるから家族といえどずけずけ入りすぎないように、と自分に注意する、でも相当楽しんでいる





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