捨てる才能

毎年冬になるとニットやコートについた毛玉が気になる。
取っては出来てを繰り返す。

どんなに高価な衣類でもこればかりは仕方ない。
ただそんなことを繰り返していると、気持ちが沈む。
高かったからと言って捨てられないモノ達。

ある日もういいよというように捨ててみると、次に買う事にためらいが出る。無くてもいいんじゃないかと。今年も衣替えの時に何点か捨ててみたが、それでもまだ衣類はある。

コートなんてちょっとスーパーに行くのに重宝するタイプを合わせても5点くらいは確実にある。秋用の薄いコートやジャケットを合わせるとどれくらいになるだろう。アウターだけで私のクローゼットは窮屈だ。

なんだかうんざりしてきた。
1年に数回しか出番がない洋服達。
箪笥にひしめき合う洋服達。

バーゲンになると「とりあえず行こう」と思ってしまう。
見るだけと言い聞かせても、人がわんさか漁ってるのを見ると何故か購買意欲がでる。
たまに掘り出し物に当たると嬉しくて行ってしまう。
ただその2割はなくてもいいものが〆る。

歳を重ねると似合わなくなるものが多いと感じる。
可愛いもの、ひらひらしたもの、流行りのもの。
似合わない。
電車で明らかに去年流行ったコートを着てる人をみると、買わなくてよかったと思う。

「10着しかもたない」などはできないが、任期を終えたものをいつまでも囲っていては駄目だ。
新しい自分に似合うものを、1つ1つ探す旅に出たい。


#断捨離 #大掃除 #捨てる #毛玉

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