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私は まだ、夜を乗りこなせそうにないな。

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エモい。 - 文章に思う -

『 言葉 』は、音符に… そして『 文章 』は、楽譜のようだ。 最近よく耳にする、いわゆる『 エモい 』音楽を好む私は、文章にも『 エモさ 』を求める傾向にあるように思う。 私にとって、文字を綴ることは、一瞬の刹那を言語化して留めておくことであり、カメラで、瞬間を焼き付けることに比喩できるであろう。 どんな言葉で、どんな表現を用いるかによって、楽譜の仕上がりは格段に違いがでる。 言葉に命を吹き込まれた それは、互いが助長しながら重なり合い、まるで、交響曲のような美し

    • 白線ゲーム。

      子供の頃 道路の白い部分を安全地帯に見立てて、その上だけを渡るという遊びをしていた。 うっかり 黒いアスファルトの部分を踏んでしまえば、谷底に落ちるとか、死んでしまう等のマイルールを決めて… なんとしても白線から落ちないように、自分にプレッシャーを与えたりするのだ。 しかし、まだ幼い小さい足では そうそう踏み外すことはなく、目を瞑っても歩けそうだった。 久しぶりの飲み会。 高校卒業以来に再会した すっかり大人になった昔の友人達は、順当に結婚したり、子供を儲けたりして…

      • アナザーワールド。

        「 アナザーワールドって知ってる? 」 隣同士のブランコに腰掛けて ぐんと大きく漕ぎながら、彼女は、突拍子もないボールを投げてきた。 「 アナザーワールド? 」 「 そう。現実の世界から離れた、もう一つの世界。 例えばさ… 今 いるこの世界と全く同じ世界があって、その世界にも自分がいたとしたら… 」 「 そんな、夢みたいな話… 」 さっきより高くなった 彼女の背中を見ながら、私は思わず苦笑いをした。 非現実的ではあるが、相変わらず個性的でユニークな発想をする。 「 じゃあ

        • なにもない僕に、色をつけてくれたのは みんなだよ。

          物心ついた時から、文字に携わる職業に就くことが夢でした。 あわよくば、物書きになりたいとさえ思っていました。 でも、なにもしないまま 諦めました。 数年後… もう一度、言葉と向き合う きっかけをくれて、背中を押してくれた人がいます。 その人がツイートしていた 言葉。 『 なにもない僕に、 色をつけてくれたのは みんなだよ 』 為人を、全て知っているわけではないけど… らしい、あったかくて素敵な考え方だと思いました。 私が、記事の画像をモノク

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          『 赤い蝋燭と人魚 』 絵本のすすめ。

          4 月 23 日、子ども読書の日。 幼い頃より、本に囲まれて生活してきた。 多感な時期こそ足は遠のいていたが、図書室や図書館に通い、それなりの本を読み漁ってきたと思う。 そして、私の本好きの原点は 絵本であり、未だ大好きである。 そんな中、好きな一冊を問われたら 小川 未明 著 『 赤い蝋燭と人魚 』 を挙げるだろう。 小川 未明は、小説家・児童文学作家。 「 日本のアンデルセン 」「 日本児童文学の父 」と呼ばれ、浜田広介・坪田譲治と並んで「 児童文学界

          『 赤い蝋燭と人魚 』 絵本のすすめ。

          聞き飽きたラブソングを 僕に歌わせないで。

          羊文学『 くだらない 』の 歌詞の一節。 レーベルに、恋愛ソングを作るよう言われて… それが癪に触り 出来た言葉だそう。 言葉を綴ったり、絵を描いたり、音楽を作ったり… いわゆる 表現者や創作者は、自分だけの世界観があり、それ故の孤独や葛藤、自己を模索する気持ちが強いと思っている。 訳知顔で語るのは烏滸がましいが、例に漏れず私も そう。 これまでも、「 解って欲しい 」と「 どうせ 解らないだろう 」を、まるで平均台の それのように、両手を広げてバランスを取りながら歩

          聞き飽きたラブソングを 僕に歌わせないで。

          カメラと、それに触れた昆虫の話。

          常々… 私にとって、文字を綴ることは、一瞬の刹那を言語化して留めておくことであり、カメラで、瞬間を焼き付けることに比喩できるであろう。 と、考えている。 下手の物好きで、永遠に趣味の範疇を超えることはないのだが… 文章を書くことに加えて、写真を撮ったりして、それ相当数のカメラも所持している。 そして そんな私が好む被写体が、昆虫や食べ物。 特に、昆虫はいい。 目当てのものを見付けた私は、気配を殺し息を殺しながら、差し足で近付く。 だが、彼らは こちらの心情など知る由も

          カメラと、それに触れた昆虫の話。

          『 智恵子抄 』に、思う。

          『 智恵子抄 』( 高村光太郎 著 )に 智恵子は東京には空がないと言ふ という 有名な一節がある。 ほんとうの空がみたいといふ。 私は驚いて空を見る。 桜若葉の間に在るのは、 切っても切れない むかしなじみのきれいな空だ。 と、続くのだが… これは、精神分裂症、今でいうところの統合失調症 を患った、妻・智恵子の狭窄し 閉じられようとする心を示し、それを捉えた 高村光太郎の悲しみを示したものだ。 不安定な智恵子の傍で、献身的に

          『 智恵子抄 』に、思う。

          桜 散る頃に。

          『 桜 』を連想する曲といえば… なにを思い浮かべるだろうか。 年代に拠り多少の相違はあっても、最も一般的なもので、森山直太朗の桜( 独唱 )というところか。 一方、マイノリティを好み偏屈な私は… クリープハイプの栞と答える。 indigo la End のチューリップも、いい。 ( 思い切り、チューリップといっているけどw ) ちなみに、indigo la End は お気に入りリストを作るくらい好きで… えのぴょん( 川谷絵音 )が好きだが、ここでは割愛しておく。

          桜 散る頃に。

          ど こ か で。

          X が まだ、Twitter だった頃… 偶然目に止まった一つの文章に、私は瞬間で恋をした。 とりわけ、何が というわけではない。 感覚的なもの。 『 檸檬 』という名で綴られた そのツイートは、日常の 何も無い一コマを切り抜いただけなのだが… そこに確かに在る、幸せを見つける手探りのやり方や、人生を豊かにする ' おまけ ' が詰まっていた。 X は、字数制限があるから よいのだ。 140 文字という限られた中で、読み手の頭の中に、言葉で絵を描いて、情景を魅せてくれ

          ど こ か で。

          Letter。

          人に優しい あなたが… これからはどうか、自分にも優しくできますように。

          暫くは。

          付き合わされる人には、申し訳ないと… 二割くらいは思ってます。 ホークスファンになってくれて、うれしいよ。 呼出音まで、完璧。

          暫くは。

          ホークス愛を語るから聞いてて。

          ホークスが好きだ。 「 俄 」と言われようが、「 潜り 」と言われようが… ホークスが 好き。 昨日も 不意に話題に上がった為、これ見よがしに欠伸をされる中、お構いなしに長々と語ってしまった。 難しい野球のルールなんかは、全て把握しきれていないかもしれない。 でも、ユニフォームは三枚持ってるし、メガホンも三つ持ってるし、松田宣浩( 元 )選手のタオル持ってるし、大きく『 鷹 』とプリントされた使い道に困る T シャツを部屋着ローテにしているし、プロスピはするし、『 K

          ホークス愛を語るから聞いてて。

          ばらの花。

          くるりは、「 ばらの花 」で 『 雨降りの朝で今日も会えないや 』 と歌った。 私は、この台詞が好きで… そして 土砂降りの雨に、土砂降りの雨を、 これまでずっと 言い訳にしてきた。 思い返せば、いつも雨降りだったな。 きっと…沢山の躓きをして、沢山 遠回りをしてきたね。 だけど その間も、ポジティブなふりをしている「 君 」( 私 )に対して、「 僕 」( あなた )は いつだって、肯定の相づち( 頷き )をし続けてくれた。 沸き上がる感情を否定せずに、「 僕 」

          ばらの花。

          恋愛観。

          大人になると なぜ、『 遊ぶ 』の選択肢が… ご飯を食べるか、お酒を飲むか、買い物に行くかになるんだろう。 私は、いくつになっても恋愛観が中学生で止まっているので... 家でゴロ寝しながら、コーラとポテチ片手に徹夜でゲーム対戦したり、パン屋さんでパンを買い込んで 大食い対決したり、せっかくの休日に明らかな B 級映画を観て「 クソだな 」って品評会したり、びっくりするくらいダサい T シャツを お互いの為に買って一緒にコンビニ行ったり、毎年の記念日には 必死で修得したマジッ

          恋愛観。

          バグ。

          嫌なことほど 忘れられなくて 楽しいことは 色褪せていくのって 人間の脳のバグでも大きなものだよね。 いっそ… みんな消えてくれたら いいのに…