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わたしのこと

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わたし、を見せるのが一番苦手な私。少しずつ、ぽつぽつと、語っていこう。リハビリみたいな気持ちで。
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#エッセイ

よばれや通信/川は流れて

ご無沙汰しています。よばれや女将のヒトミです。 わたしはとっても元気です。 実生活が怒涛すぎて、noteの方に全然寄れてません。 ここのところ、予想もしてなかったほど、どんどんといろんなところへよばれすぎて、自分でもちょっと意味の分からない感じになってきました。 ーーーーー たとえばある日は、友人のアーティストによる河原の演じ舞。 同じ場所で何度かやっていて、この日はわたしとコラボした2回目。 たまたま予定が合ったから、ということではじめましての人たちが、それぞれ楽器

おかあさんのわたしとただのわたしと

noteでことばを綴りはじめて今月で2年目に入った。 はじめたばかりのなにも分からない頃は、とりあえずnote運営のおすすめを参考にたくさんのひとのnoteを読みまくった。 憧れのnoterさんの投稿を追いかけて、このひとスキ!ってなにも考えず衝動のままにコメントして、思いがけず温かい返事がもらえて舞い上がったり、自分の投稿にスキがだんだんついていくのがとにかく楽しかった。 そのうちみんながコメント欄だけじゃなくてもっと密にやりとりしているらしいTwitterにも手を出

上京ノスタルジー

このところ少しずつ以前の“日常“を取り戻しつつある、街の景色。 5月も半ばを過ぎた頃、夫の住む街に用ができて、家族揃ってひっそりと移動してきた。 5年前までみんなで住んでいた、トウキョウに近いこの街に。 ーーーーー わたしがはじめてこの街に来て、ビックリしたこと。 水道水の塩素、すごい。 食器を洗って伏せておくためのカゴにびっしりと白い跡がつくのを見て、トウキョウってコワイ、と思った。 そんなわたしが上京してはじめて見つけた仕事は、家庭用ウォーターサーバーの営業

三宮そごうでオッサンと殴り合いをした19歳の夏

事件は突然に短気は損気、とはよく言ったもので。 衝撃の事件が数々起こるわたしの人生でも群を抜いてイカレたエピソードが、三宮そごうで見知らぬオッサンと殴り合いのケンカをしたこと。 19歳、まだまだ青い、世間知らずのペーペーでした。 せやけどまさか、白昼堂々、百貨店でオッサンに殴られるとは。 他人に本気で殴られるなんて、生まれてはじめて。 そらそやろね。 フツーの19歳女子ではありえん体験でしょ。 この世をば…時は90年代後半、小室ファミリー全盛期のころ。 御多分

あなたとつながりたい

note投稿がすっかり滞っているこの頃。 皆さんの投稿になかなか追いつけないながらも、ひっそりと読ませてもらってます。 いま一番大切にしたいものを優先していたら、ネットの世界にはあんまりいられなくなってしまって。 わたし、やっぱりオフライン人間なんだって気づいちゃった。 手の届く範囲で、自分にできることをやりたいから。 オンラインでつながってあれこれやるのとかは、得意なひとに任せよう。 日々の生活をわたしらしく営むこと、自分の心の燈火を絶やさないこと、大切なひとた

わたしの好きなもの

わたしの敬愛する坂爪圭吾氏の本がついに発売となった。 行けるはずのなかった出版記念ライブにも、なんとも不思議な幸運が重なって参加することができた。 ご本人から手渡しで受け取った本を、わがままを言ってこの日にしかできなかったスペシャルな仕様にしていただき、わたしにとってとても大切な宝物になった。 けれど、正直言ってこの本をはじめて開いた時、これまで慣れ親しんできたはずの彼のことばが、あれ?なんだか全然入ってこないなぁ、と思った。 元のブログ『いばや通信』とはずいぶん違う

言葉にいったい何の意味がある ~満月の夕~

今年もまた、この日がやってきた。 3.11 やわらかな緑の芝生の丘で、裸足になって、風と太陽と、そして雨にうたれながら、空と木々と唄と踊りに囲まれて、うららかな一日を過ごした。 なぜだか時計は一度も見なかった。 14:46 いつだったか正確にはわからないけれど、突然の雨に降られて大きな木々の下で雨宿りをしたのが、ちょうどその頃だったような気がする。 時はいつでも静かに流れる。すべての生きている人々を包んで。 鎮魂や祈りや喜びや悲しみ、たくさんの気持ちが天へのぼ

シエスタのある毎日

シエスタって素敵な響きだと思いませんか。 わたしにはいつも、午睡が必要で。 昼だろうが夕方だろうが、眠くなったら5分でも必ず昼寝をするようにしています。 ーーーーー もう何年も前のこと、いわゆるお洒落なセレクトショップで働いていました。 オーナーがいて、わたしと他にアルバイトの子が数人。 平日のシフトはひとりきり。 落ち着いた裏路地にある立地のせいか、お客様がそんなに頻繁には来ない店でした。 お昼を外へ買いに行く時は、店のドアに貼り紙をして走って行き、戻ってき

できないわたしも見捨てない

やろうと決めた毎日投稿が、昨日途切れた。 書こうと思いつつ、そのまま寝落ちしてしまったからだ。 たった半月でわたしの連続投稿は終わった。 雨が降ったのを言い訳に、朝活も2日続けてできなかった。 目覚ましを止めて寝てしまう癖がなかなか抜けない。 いやー、やっぱり予想を裏切らずダメなわたし。 でも今朝、気合いを入れ直してなんとかいつもより早く起きて、外へ走りに出た。 空気が澄んで気持ちが良い。 あの日みたいに美しい朝日は見れなかったけど、明けゆく空を見て心が落ち着

わたしのお気に入り☆1/26 銅製玉子焼鍋

週末のこと。 ようやく調子を取り戻してきた身体をゆっくりほぐそうと、お気に入りのスーパー銭湯へ行くことに決めていた。たまに母子で朝からお風呂に浸かりにいき、一日中まったりと過ごすのがわたしたちの極上の休日なのだ。 朝起きて、車中で食べるための朝食を準備する。 お気に入りの近所のパン屋さんの食パンと、冷蔵庫をのぞいたらタイミング良く農家さんから届いたばかりの卵に、コストコで手に入れたクラテッロ(生ハム)があった。 よし、今日はサンドイッチにしよう。 1/26(日) 本

昇日

令和2年1月25日。 今日は旧暦の元日。 大晦日にあたる昨日、わたしにとっての大きな転機が訪れた。 この投稿をしてから、本気でやろうと決めて、グダグダになりながら吐くように自分の気持ちを顕わにしてみた。 ずっと逃げてきたこと、避けてきたこと、目を向けないようにしていたこと、に向き合って、自分の一番苦手なことをやることに、決めた。 それはまさに、人生の棚下ろしだった。 古いわたしを滅して、新しいわたしをはじめる。 そうして決めて腹の底から本当の気持ちを晒してみたら

わたしのお気に入り☆1/19 ランカスターのシナモンティー

昨夜からなんとなく寒気がして身体がだるく、どうやら風邪気味のような感じ。 とにかく一日中生姜を摂りまくっている。 どこへも行かず、本を読んでお茶ばかり飲んで、昼寝をたっぷりして、家のことはなにもしない一日だった。 料理する元気がなくて今日は書こうと思っていた鶏のあれこれもおあずけ、なので、今日はサクッとこれだけ紹介。 1/19(日) 本日の一品 シナモンティー(Lanka Star) 実はこれ、かなりのレアもの。 出逢いは、友人から少量をおすそ分けでいただいたの

満月の夕

ズゴゴゴゴ… … ズガッ!ズガガガガッ!! なんの音!? 当時流行っていたパイプ製のロフトベッドで寝ていた私は、地の底から突き上げてくるような轟音に思わず跳ね起きた。 ガッタガタガタガタ… ダメだ!このままベッドごと崩れて落ちる! と本気で思った。 1995年1月17日午前5時46分。 それは突然、私の住む街にやってきた。 なんとか激しい揺れに耐えたベッドを抜け出し、あわてて薄暗い外に飛び出した。 空が白みはじめた頃、目の前に広がる光景に私は思わず息を飲

わたしのお気に入り☆1/16 とっておきのココア

昨日の時点では普段使っている塩たちについて書こうと思っていたのだけれど、今日の午後とある珈琲店で絶品カフェモカを飲んだことがきっかけで、そうだ、あのココアについて書きたい!と気分が急転回したので、そっちにすることにした。 TOP画像はそのカフェモカ。ココアちゃうけど(笑) 1/16(木) 本日の一品 ココアパウダー(EL CEIBO) その辺でなかなか見かけない商品だと思う。 わたしがこれを知ったのは一昨年のこと。行きつけのオーガニックショップの店頭で、外国人のおじ