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やさしいグリーンカレー #なんちゃって飯 vol.3

最近すっかりごぶさたしていたこのシリーズ。

今夜はそういえばなんちゃって飯かも?!なメニューだったので、忘れないようレシピを書いておこうと思う。

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こどもがいる家庭の定番メニューとしてまず思いつくのが、カレーライスじゃないかな、と思うのだけれど、我が家の食卓にはあまり登場しない。うちの娘は幼い頃からカレーがあまり好きじゃなかった。

保育園に通う頃はそれでも、スーパーへ買い物に行くとおまけ目当てに、アンパンマンやプリキュアのレトルトカレーを買わされた。レトルトのものを食べるくらいなら!と、娘の好きそうな具材でカレーを作っても、なぜだかさっぱり食べない。

小学生になってからは、毎月給食にカレーが出ることもあり、家でまで食べたくない!と拒否され、我が家の食卓にカレーがのぼることはほとんどなくなった。

ところが、ある時アジアンレストランで親が頼んでいたグリーンカレーになぜか興味を示し、食べてみたい!というのでちょこっと味見させたらそこからドハマりした。なんでやねん。もともと、2歳くらいからパクチーが大好きという変わった子なので、エスニックとは相性がいいのかも。

というわけで、普通のカレーには見向きもしない娘も、グリーンカレーなら大歓迎。これなら月に何度でも!食べたいそうだ(笑)

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とはいえ、グリーンカレーペーストで市販されているのは本場タイ製のものが多いし、どのメーカーのを選んでも大抵、かなり辛い。いろいろチャレンジしたが、レシピ通りに作ってしまうとどうにもこうにも辛すぎてほとんど食べられない。

実はタイ料理は予想外に砂糖を使う。甘味、辛味、酸味が好きなタイ人は、現地に行くと必ずどんな料理も、卓上に置かれた調味料セットの砂糖やナンプラーを使って、自分好みの味に仕上げて食べている。そしてグリーンカレーやレッドカレーといった辛い料理にも、実は砂糖が結構入っている。甘味と辛味のバランスが旨さの決め手なのだ。

最初はマイルドにしたい時はペーストをかなり減らして、甘味を増すためにココナッツミルクを倍量ほど使い、砂糖もたくさん入れていた。しかし、ココナッツミルクはなかなか高いし、できれば砂糖をあまり使いたくないなと思って、どうにかできないか考えた結果、コンデンスミルクを入れるというオリジナルの裏技を編み出した。

ヒントになったのはアジアつながりで、ベトナムコーヒー。

たっぷりコンデンスミルクを入れて飲むベトナムコーヒーは、コクがあってとても美味しい。ふと思いついてグリーンカレーに入れてみたら、砂糖もココナッツミルクも使わず、甘味とコクをプラスできるのだという大発見をした。グッジョブ、わたし!

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やさしいグリーンカレー

★材料★(2人分)

●お好みの肉(鶏もも肉、豚バラ肉など)

今日は鶏ガラスープに40分ほど投入しておいた手羽先と手羽元を使った。ホロホロになって煮込む必要がないので、瞬殺飯にもピッタリ!

●お好みの野菜(玉ねぎ、ナス、じゃがいも、大根などがおすすめ)

カレールーを温めている間に人参、じゃがいも、紅大根をティファールのスチーマーで蒸しておいた。そうすると、煮込み時間5分程度でもう出来上がり!

●グリーンカレーの素(Roi Thaiシリーズ/カルディ) 1/2パック

メーカーはどこのでもOK。タイ製でペーストのものは、かなり辛い。ペーストの場合はココナッツミルクなどでのばして使うが、カルディのパック入りカレーシリーズはそのまま鍋にあけて温めるだけなので楽!

●鶏ガラスープ 400ml

●牛乳 200ml (ココナッツミルクならなお本格的に)

●コンデンスミルク 大さじ1~2

●ナンプラー 大さじ1

カレールーを半量しか使っていない分、鶏スープを足している。当然味が薄くなるため、コンデンスミルクで甘味を足し、ナンプラーでしっかり味付けする。調味料類は味見しながらよきところで加減して。

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★つくりかた★

1.グリーンカレーの素を鍋にあけて温める。

カルディのものは、1パック全部使えば普通に大人向けの味に。結構辛い!こどもも食べられるマイルドバージョンにしたければ半パックだけ使い、鶏ガラスープなど水分を足して温める。

2.煮立ったら肉・野菜を入れてしばらく煮込む。

うちはすでに煮込み済の手羽を使ったのでそのまま投入。普通の鶏肉の場合は適当な大きさにカットし、ニンニクで軽く炒めてから入れると風味がアップ。豚バラなどの薄切り肉ならそのまま入れて、すぐ火が通るので時短に。

3.具材に火が通ったら仕上げに牛乳を入れ、コンデンスミルク・ナンプラーを入れて3分ほど煮込む。

コスパ重視で牛乳にしているけど、ココナッツミルクならさらに本格的に。コンデンスミルクとナンプラーは味を見ながら調整して。グリーンカレーの素がどうにも辛い場合は、ひたすらマイルドになるまでスープや牛乳で薄め、コンデンスミルクとナンプラーをエンドレス投入(笑)

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★本日のMVP★

煮込み手羽。

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鶏ガラたった半羽分と、手羽先・手羽元2本ずつで鍋いっぱいのガラスープができて、さらに手羽は瞬殺カレーへ華麗なる変身。優秀すぎ!!そのまま土鍋ごと保存で、明日は鍋かな♪


★なんちゃってポイント★

コンデンスミルクさまさま。ポピュラーな森永のチューブのとか、常備してると何かと便利。うちは鳥取、大山のがお気に入り。

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★瞬殺ポイント★

野菜はルーを温めながら、同時に蒸しておくと煮込み時間大幅短縮。

我が家はティファールのスチーマーを愛用。皮ごと蒸してそのまま投入!

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夏ならナス、オクラなども相性良し。

基本的に根菜類はなんでも合う。蓮根や里芋などもおすすめ。

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タイカレーはとにかく時短!しかも手抜き感なし!!働くママの味方めし。

盛り付ける時に、ご飯を小さめのカップにぎゅうっと詰め込み、ポコンと平皿にあけて周りにカレーを注いだら、ほうらなんだかお洒落!

映え系。意識高い系。カフェ風。知らんけど。

しかもこれ、ご飯に染み込んですぐビシャビシャになりがちなタイカレーには最適な盛り方やと思うねん。いや、知らんけど。

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カルディのこのシリーズ、かなり種類も豊富なのでぜひお試しあれ。

マッサマンカレーとかはもともとマイルドなので、同じ要領で作ればたぶんこどもでも大丈夫!

そして今リンク見て驚いたけど、シリーズの中でもグリーンカレーが一番辛いんやん!そら半パックでいいはずやわー!

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タイ料理は意外と難しくない。ナンプラーと砂糖と辛味入れときゃ、それなりになる。なんちゃってで十分。そしてカルディは神。

こどもも食べられるエスニック料理に興味がある方は、こちらもぜひ。


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